黄昏の草原にハンティングライフル。まさに男のロマン！

2010年5月16日

レビューした装備

プロハンター

東京マルイ

総合評価

3点（普通）

今回のホビーショー情報で、最初に「プロハンター」を見たとき、そのコンセプトに驚かされました。今までのマルイ製品は、主にミリタリーやポリス、サバゲーのイメージが中心でしたので、こういった切り口は初めてでもあり、なるほど！と思いましたね。

ハンティングをイメージした派手な外観と、さらに煮詰められた命中精度からは、同社のサバゲー向けスナイパーライフル「VSR10」の最高級バージョンという位置づけになるかもしれません。

高級感のあるメッキやカラーリングが施されていて、書斎に飾るのも良さそうです。鑑賞できて、精密射撃もできるライフルというのはなかなか無いですよね。
是非、木製ストックなどをつけて遊んでみたいエアガンです。

対象ユーザーは？

3点（普通）

プロハンターは、VSR10をベースに、エントリーユーザーから幅広い年齢層(年配の方)にも楽しんでいただけるようにイメージして作ったとのことで、年配の方も楽しめるという点は、これまでには無いコンセプトです。

わざわざ、「ライセンス不要」「銃刀法には触れません」といったPOPがあることからも、銀ダンとはまた逆方向の、新しいユーザーを対象にしていることが伺えます。

黄昏の草原にハンティングライフル。狩猟本能ですよ、男のロマンですよ。
私も子供の頃、憧れましたね。そういう方は「プロハンター」を抱えて夢を見ましょう(笑)

開発で力を入れたところ

3点（普通）

シューティングを純粋に楽しんでいただきたい！という思いで、開発では命中精度の追求に力を入れたそうです。10メートルで2.5cm、20メートルでも10cm以内に集弾します。

スコープを使った、静かなシューティングというのも面白いものです。10m~20m先の狙った点にきれいに着弾していくのは、フルオートで電動ガンを撃ちまくるのとは全く異なる爽快感があります。

撃った感触

3点（普通）

プロハンターは、同社の「VSR10 リアルショック」と同様に、発射時に反動を得られる構造となっています。これは重いピストンが動作することによる反作用を利用したものです。
リアルショックの仕組み (東京マルイ)

そのため、他のコッキング・エアガンには無い「リコイルショック」が得られるようになっています。
息を整えて、静かにシューティングに挑んだときは、結構な衝撃感になり、撃っている感触を充分に楽しめることでしょう。

プロハンターの遊び方

3点（普通）

プロハンターは今までのエアガンほどの無骨さがありませんので、エアガンを知らない方が見ても、その美しさに惹かれるのではないでしょうか。
銃だ！怖いという印象はあまり持たれないと思いますし、家庭で、ご家族とも気軽にシューティングを楽しむ、あるいは競うなども面白いのではないでしょうか。

シンプルにターゲットで点数を競うのも楽しいですが、エアガンを撃っても安全な庭があるなら、例えば数センチ程度の小さな動物の人形をたくさん用意して、10m～20m先の広範囲にバラバラに立て、5分以内にライオンを5頭、鹿を5頭見つけ出して倒すというような、ハンティングゲームも面白そうです。言ってみれば、祭りの屋台にある「射的」の、高精度版ですね。
対戦形式にして、お互いに人形を隠しあったり動かせたりすると、さらに楽しめそうです。いろいろ工夫して楽しんでみてください！