マルイ電動ガン　バージョン2メカボックス　故障例その１解説付き

2012年6月21日

電動ガンの故障といえば　　玉が出ない、動かないがある　そうなると修理するしかないとあきらめがつくが

今回は動いている　玉も出る　　　が、なんか変なんだよについて考えてみる

昨日の定例会で偶然その症状にマルイMC51がなったので　お知らせします
　
先に原因を話すと　逆転防止ラッチのバネ折れでラッチが機能しない症状
このとき銃は玉はでます　ですがフル、セミ共にトリガーを放した時にメカボックスの作動音の余韻がのこる
フルで撃った時　トリガーオフしたら最後の一発の玉に勢いが無い
こうなっらたラッチの不具合をにらみましょう。（ただしこの症状はいじくりまくってる銃にありがち。箱出しで使ってる分には、めったに起こらない）

でわ　逆転ラッチの仕事について考えてみよう
文字通り　逆回転させないためのストッパーです。だがモーターの配線を逆にしない限り
逆回りなんてしないのでは？　と思うのが妥当

だけどメカボックスないでは逆回転しようとする瞬間がある　それがセミ、フルで撃ってトリガーを放した瞬間に起こる

画像で見てみよう

ピストンとセクターギアに注目してほしい
ピストンが後方に行ききった時を後死点とし　（画像右方面がフロント側
ピストンが前方に行ききった時を前死点とする

電動ガンのピストンは常に前死点で待機してるわけではない

このように半分くらい引いた状態でキープしている　
これは初弾のレスポンスに関係してくる

トリガーオンした時に前死点から　後視点にピストンを動かす仕事量より
あらかじめピストンを引いておいて　瞬時にエアーを押し出せられるようにしている
＊ただしこれは純正の時にしっかり働く　電圧のＵＰ、バネのUP、ギア比の変更をするとこの動作に多少のばらつきがでたり、セミで2発でてしまったりする

極たまに　セミで撃った時「今のレスポンスなに！？」ってぐらいの時があると思う
それはこれよりさらに後ろでピストンが待機していたからである

ピストンは常にバネで前へ圧がかかっていて、半分ピストンを引いた状態で止めているのが逆転防止ラッチである

メカボックスにはこの様についている

始めの3枚の画像で見るとセクターギアは反時計回りに動く。
そしてピストンは半分以上引いた状態で止まる
もしここに逆転ラッチがなかったら　半分引いた状態で止まらずにピストンは前視点までもどってしまう　
そしてセクターギアを時計回りに動かそうとする

たとえば、止まっている車に２０km/hでバイクで突っ込むのと
こちらに20km/hで向かってくる車にバイクで20km/hで突っ込むのとでは衝撃が違う様に
逆転ラッチが効いてない状態でトリガーオフ後、セクターは時計回りに動かされる、
そのときにまたトリガーオンをしてセクターギアに反時計回りの力を与えると　正面衝突！
モーター、ギア、ピストン等負荷がかかり故障につながる

なので　この様な症状になったら撃つのはやめて修理しよう。
カスタムではなく修理なので　自分でチャレンジをお勧めします

折れた逆転ラッチのバネ

右が折れた方（モディファイのラッチ

正常なのと比較
ラッチ側に引っかかる返しが折れている

このとき折れた破片が二次災害にならないように　分解時に必ず破片を取り除こう
なので　メカボックス内を全バラシをして確認をお勧め

ちなみに　ライラクス　死す手間で強化ラッチが出ているが　あまり意味はない
カスタムしているから保険として　強化と歌っているパーツ入れたのだが　かけてしまった
バネに関しては　両方折れてしまった　

これからカスタムにチャレンジする方に
ネジの閉めすぎに注意しましょう　たしかに振動でゆるみがちで、つい力が入ってしまう
なのでネジロックがお勧め　そのときつけすぎにも注意　3mm径のネジならゴマ粒くらいでも十分効きます　それとネジロック剤でも永久ロックタイプもあるのでそれは使わない様に
メスが樹脂でプラ溶解の恐れがあるが、付け過ぎなければ　そこまで気になるほどではない

故障例で以前　バレルから砂が入ってシリンダー内に　砂粒5個くらい入っているだけで
玉は出るけど　威力にばらつきがあったり　作動音が鈍かったりした　保管持ち運びにはカバーをつけて置きましょう
バレル内に目で見えるくらいのホコリ　一粒着いてただけで集弾が乱れたこともあった

破損の多い細かいパーツは在庫しておいた方がいい　今回は　在庫があったので交換して組み立てだけで　済んだ　　だけど後1台　G3SASの組み立てが残っている・・・・