研究中。。。(その3)
ポンコツサラリーマンです。
念願のハイサイクルチューンが完成目前ということもあり、
寝ても覚めても頭の中で色々シミュレーションしています。
今の課題はモータの発熱と散弾化の2点。両者は背反で生じる問題のため、そのバランス調整がキモになると推測しています。
■モータ発熱問題
現象:約300発程のセミ/フル使用で、モータが加熱し内部のエナメル線がレアショートを起こす。
原因:スプリングレート+ギア比の組合せが余剰な負荷を生み出し、モーター内のエナメル線を加熱させる。次いで加熱の継続に伴い、エナメル線を覆う皮膜の耐熱温度(200℃)を超えレアショートを発生させていると推測。
対策:可能な限りモータの外殻温度を下げるよう加工し、余剰な負荷軽減のためスプリングレートを微調整する。
■散弾化問題
現象:上記問題点の対策結果より、60+RPS の固体では一定値以下のスプリングレートを採用すると銃口付近で弾同士が接触し四散する。
原因:フルオート射撃において、装填→加速→排出のプロセスで各弾のプロセス完了時間に差分が生じているためと推測。
なお、次弾プロセス実行中のピストン後退に伴う先弾吸引が原因ではないかと検討したが、所有しているパーツで検証した結果、ピストン後退前にタペットが稼働を開始しているため本要因は排除とした。
対策:各弾のプロセス時間について、遅延が生じている弾のプロセス完了時間を可能な限り早く(均一)にする。
■対策案の両立化
散弾化問題の対策は給排気系の全パーツが調整対象となり、数あるパーツから最良の組合せを見つけるのは容易ではない。
そのため、最も変更が容易なHOPパッキンならびにスプリングに着目し、発熱問題と平行して対策を進めるよう検討する。
対策案①:HOPパッキンの変更
HOPパッキンのリブ形状および硬度に着目し、装填→加速 までの時間を短縮できるよう調整する。
検証パターンA(マルイ):
リブ形=内側窄み
硬度=50
検証パターンB(A+):
リブ形=内側窄み、円柱
硬度=60、70、80
検証パターンC(MAD BULL):
リブ形=内側窄み
硬度=60
検証パターンD(PDI):
リブ形=内側窄み
硬度=60、70
検証パターンE(A~Dの長掛け):
リブ形=A~Dに準拠
硬度=A~Dに準拠
対策案②:DSG のセクターカット
弱いスプリングを8枚のギアで引いたときと、強いスプリングを6~7枚のギアで引いたときの熱量を観察する。両者の初速が等しく、後者の熱量が低い場合、6~7枚のギアで散弾化問題が解消可能なところまでスプリングレートを引き上げる。
(力業で加速→排出までのプロセス完了時間を短縮する)
覚書のような内容になってしまいましたが、正直少し焦っています。
3ヶ月程前、フィールドで知り合った方が私のハイサイクルに興味を持ち、以降は色々教える運びとなりました。
相手は7歳年上ですが、良き友達&師弟関係です。
彼は今、秒間52発。
3ヶ月間チョットしたアドバイスを教えただけで52発なんです。
私なんて2年以上もやっててこのレベルです。
センスある人ってホントに居るんですね。。。本気で羨ましいです。
イッチョ前に負けん気なるものが少し沸いてきました。
UABの抽選も落選したし、目指すものはこのジャンルくらいです。
量産型でポンコツな私、才能に勝るため「努力」と「根性」で今日も分解&組み立てを繰り返します。
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コメント 2
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gale
新着から失礼しますー
私の知るハイサイ+パッキンについての知識ですと、チャンバー内のみで絞った場合に安定させ易い物は
マルイ純正・SYSTEMA・MSの長かけではない物でしょうか
50発前後までですと長かけ弱ホップでも大丈夫みたいですが、その辺りの検証はした事が無いので不明です…
ちなみに憶測の域は出ませんので話半分で考えて欲しい事ですが…
バレルのホップ窓形状なども考慮すると良いかもしれません
ゴムパッキンの伸び縮みに際して抵抗があるよりも、素材がしなやかに動く方が安定や耐久性の面にも効果が出そうな気はします
既に手を加えていたらすみません…
けんけん
gale 様
お世話になっております。
システマならびにMSの有名所の件ですが、すっかり忘れておりました。
実験の候補に加え、様子を見たいと思います。
また、バレル窓加工の件ですが、早速加工用のバレルを2本発注しました。
独り言ですが…。
HOP周りは数値で図るのが難しく、今までは結果も気持ち次第なことが多かったです。
そのため、当該加工は長らく封印しておりました。
今回はキッチリ目で見て分かりそうなテストになるので、結果が少し楽しみです。
あとですね…。
昨晩出た結果ですが、DSGの2枚落とし(6枚セクタ歯)は難航しそうです。
目安65RPSでセミフル初速見ながらタペットの再加工を実施したところ、初速 85m/s 前後で給弾が2挙動に1発な感じでした。
今後はタペット羽の加工を諦め、引きバネで調整する方向にしようと思っています。
バネと私、どちらが先に折れるか楽しみです。