GW の後半、徹底的に煮詰めた試作機を持ち出し、千葉県内のフィールド施設QUEEN 様へお邪魔しました。

訪問の目的は、定例ゲームへの参加が6割と野外実射テストが4割でした。

今回テストに採用した試作機は、安定した射撃を確認した個体に対し、およそギア1回転分だけサイクルを向上させたものになります。

野外での実射テストの結果は以下の通りです。

■試作機(Gen.2)
セミ 飛距離:50+M ※レンジ奥ネット着弾につき、最長距離は不明
フル飛距離 :約30M ※縦方向に様々な放物線を描く弾道
サイクル:62~63RPS
初速:0.2g 10発平均 93m/s

結果の通り、フルオートによる弾道は酷いものでした。
セッティングの見直しに数日掛けたこともあり、正直心が折れそうでした。
この手の研究は、ポジティブな思考が大切だと思いますので、テスト結果で良かった点を挙げる事にします。

①排気量の少なさにも関わらず、セミオートの射程が大きく伸びた
→弾に対し、効果的に回転を与えることが出来てそうですね。
②放射状に拡散していた弾道が、縦方向に拡散していた
→横方向の拡散は、概ね解決できたと判断して良いのかもしれませんね。
③モータ清掃が必要となる目安が把握できた
→整流子・ブラシ間の接触不良を経験しました。概ね8000発に1回のペースで清掃をした方が良いかも知れません。

今後の課題についてですが、縦方向の拡散原因を探っていこうと思います。
いま分かっている範囲ですが。。。
タペット開放タイミング差異…変化なし
スプリング線径差異…変化なし
ノズル口径・形状…変化なし
多種HOPパッキン…変化なし
バレル長…変化なし

駆動内容でみるとギア1回転分の問題ですが、この1回転分の不具合を補正するのは気が遠くなるほど大変そうですね。

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コメント 3

これ以上ありません。

gale

gale

新着から失礼しますー

吸排気のタイミングやノズル位置に問題が無いとなると…
ホップパッキンの突起が正常に戻る前に次弾が上がってきてしまってるという説はどうでしょうか?
そうなるとパッキンはソフトでも押しゴムを固めにする等も一つの手として…だいぶ空想ですが;w

けんけん

けんけん

gale 様

コメント頂きありがとう御座います。
今更ながら、毎々御世話になりっぱなしで恐縮です。
備忘録ノートのつもりが、単なる相談ノートのようになってしまいました。

パッキンの件につきまして、以前(過去ノートより)複数のHOPパッキンを試す旨の内容を投稿させて頂きました。

その中で、高硬度なパッキンを【長掛け面押し】で候補に挙げテストした次第なのですが、はやり症状は変わらず…でした。

…と言いつつも、パッキン加工の詰めが甘いという観点は見過ごせないので、もう一度見直すことにしてみます。

毎回的確な助言を頂き、本当に助かります。

以下は素朴な疑問なのですが、
Youtubeに投稿されている海外ユーザ様の個体は、4セルLIPO/65RPS でも飛んでいますよね。
HOPパッキンについても特に目立った記述はありませんし…。
失礼かつ本当に勝手な妄想なのですが……力押し前提の高圧エアでないと、弾を飛ばせない(正常に装填できない)という整理もあったりするんでしょうか…。

gale

gale

国内では試そうにも不可能なので空想の続きですが;
高初速でないとちゃんと飛ばないというのも、現状本当に縦だけに弾道が影響している場合は、吸気による負圧の影響を弾に受けていないと見て良いのではないでしょうか?
(もしくは高初速故にハードパッキンで力技という事も有り得なくもないですが…)

とにかく影響を受けていたら間違いなく弾の衝突が起こるか、もしそうでもなくても弾道がもっと暴れだすと思いますし…
試された中に「バレル長…変化なし」との事ですから、どこまで短い物を使われたか分かりませんが、もし100mm台で影響していればやはり縦だけに弾道の変化が及ぶのも、超絶弾やバレルの精度が良く、バレル内~出口までの弾道が寸分狂わず綺麗に出ていないと説明が付かないと思います

私が思い付く程度では
・ホップ周りの異常
・フルオート時のノズル高速前進によるBB弾保持位置のズレ
・吸排気に問題
の順で優先確認?位しか思い付く節がありませんが;

思い通りになかなかいかないカスタムに全身が疲れ果てる気持ちは少なからず分かるので、めげずに頑張って下さい!

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