ある日のこと、相変わらず電動ガンを買ってはバラしてカスタムしてをしてる自分のもとに、友人からカスタムしてほしいとの依頼を受けました。

「何を?」と聞くと、電コンのスコーピオンだと。

しかしここで問題、私自身電コンをバラしたことどころか触ったことないような人間でした。なのでとりあえず引き受けましたが二点だけ強調。

・そこそこにパーツ代がかかること
・望んでる効果を表すことができるとは限らんこと

それでも構わんとのことだったので、それならばと手をつけました。

◎お品書き◎

・PDI製 182mm 01インナーバレル
・PDI製 SCR 0.7J(スプリング)
・PDI製 パルソナイトシリンダー
・PDI製 ピストンヘッド8
・PDI製 スプリングガイド
・LAYLAX製 ダンパーシリンダーヘッドクロス
・LAYLAX製 シリンダーヘッド用デュアルダンパークロス

以上。

カスタムの依頼内容は、コンパクトで使い易いが、ノーマルのままだと初速が低くいまいち飛ばないから避けられる。いらない子になってしまうからどうにかしてくれとのこと。

一応参考までに、電コンの中では出来のいいMP7A1でもノーマル初速は72m/sほど、しかしサイクルは秒間18発と中々にいいものです。

これらを考慮し考えたのが、多少のサイクル低下とメカボ負担には目を瞑り、全体のパーツ強化とリポ化で初速飛距離を賄うことでした。

まずはネットにて先人達の分解録を見て構造を学び、その後メカボが閉まらねーだのパーツ小せえだの文句を言いながら無事に完成。

結果としてはノンポップで初速92m/s 適正ホップでも初速84m/sとまずまずな結果を得られました。心配してたサイクルも低下もリポの力で秒間16発とそこまで落ちず。

今回のカスタムで面白いなと思いましたのは、電コンは内部機関が小さくできてるためか、ホップの抵抗で思いっきり初速が下がること。普通のライフルサイズ電動ガンではまずそんなことないですからね。

そんなこんなで、引き渡しの日。友人からは『手間賃どうする?』との連絡が来ており、「お気持ちでいいよ」と曖昧な返事にしてました。
当日、パーツ代を頂くとそこにはまぁまぁな額が。

どうやら友人曰く、自分でもできないしショップでも手をつけてくれなかったからありがたかったと。

この件で、普段ショップのカスタム代って中々するなと思っていた気持ちが改まったと同時に、なんかガンスミスみたいなことになったなと驚いてました。

後日、スコーピオンは実戦投入され、心配してた耐久性も難無く存分に性能を発揮してくれたそうです。

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コメント 2

これ以上ありません。

gale

gale

新着から失礼しますー

>存分に性能を発揮してくれたそうです。
最初からカッチリと目標を決めて組める人でないと、その後経験を積んだりして新しい見方ができるようになると…
あの時こうできたら…
こうすれば…
あれを入れておけば…
という無念さに襲われるので、気を付けて下さいw(そこから実感や新たな発見も少なからず産まれますが…)

コンパクト電動なので上限や幅も限られますし、恐らく↑の様な事にはあまりならないと思いますけれど…

ふーが

ふーが

galeさんコメントありがとうございます!

確かにそのような事態は起きそうですね...

コンパクトだと現状そこまで伸びしろが見いだせないですが、いずれは技術的発展で新たなカスタムの方向が見いだせるかもしれないですから、今では考えられない性能を持つコンパクトを目にしてしまったときは想像できません。

今回は試作機として一つ諦めて、今後自分でも所有することがありましたらさらに一層趣味としてのカスタム沼を進んでいきたいと思います(笑)

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