燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らん
こんにちは、ひとりです。
先日、勤め先で大幅な組織改編と人事異動がありました。
個人的には、全く理解に苦しむ行為です。
私の様な小物に、偉い人の考えを理解しろ、という方が難しいのかもしれませんが。
さて、先日申し上げた通り、カートリッジボックスのご紹介です。
同時に2点ほど、小物もご紹介します。
ジタンは大きさ比較用。紅い豚御用達です。
18世紀の終わりに採用されたタイプのカートリッジボックスです。
本体はなめし革、スリングはもみ革で出来ています。
擲弾兵仕様なので、中央に真鍮製の擲弾バッヂを装着してあります。
非常に解り難いですが、スリングには、バヨネットフロッグが付いています。
通称、フュージリアースリング、と呼ばれるものです。
冠は、二重になっていて、雨の侵入を防ぐ工夫がなされています。
中の受け皿は杉材です。
ささくれ立っていて、非常に痛いです。
一緒に注文していた、剣吊りスリングです。
左側の太い方にはブリケットカトラスを、右側の細い方には銃剣を挿します。
このスリングを装備したのは、擲弾兵、選抜歩兵、猟兵、カラビニエの4兵種です。
つまり、接近戦用のカトラスを携行していた兵種ですね。
一般銃兵(戦列歩兵)は、先のフュージリアースリングだけでした。
銃剣及び銃剣鞘です。
銃剣本体はDENIX製、鞘はカナダのショップから購入したレプリカです。
非常に安っぽく、荒いではありますが、雰囲気作りには十二分の効果を発揮してくれるでしょう。
次回は、現在注文中の、DENIX製ブリケットカトラスをご紹介したいと思います。
もしかしたら、選抜歩兵用1812型ハビットベストの方が、先に到着するかもしれません。
その際は、そちらを先にご紹介致します。
ご質問等は、コメント欄、メッセージにどうぞ!
では ノシ
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コメント 2
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へたどく
日記作成お疲れ様です。
剣吊り、まじまじと見たのは初めてですが、こんな形状だったんですね。
かねて銃剣もしくは剣を吊るものと認識してはおりましたが、まさか両方同時に吊るケースがあろうとは知りませんでした……勉強になりました。
今日は結構なものを見せて頂きまして、有難う御座いました。
戦列ひとり
へたどく様、今晩は。
ご慧眼に叶ったようで、大変嬉しい限りです!
これからもご参考になる様、一層の励たいと思います。
このタイプの剣吊りは、プロイセン近衛兵やオーストリア擲弾兵なども使用していた様です。
フランス以外の戦列歩兵は、ご指摘の通り、銃剣専用のスリングだったようですね。