ショットガンは男のロマン

レビューした装備

M870 タクティカル

東京マルイ

総合評価

4点（良い）

見た目や質感について

5点（とても良い）

特に気になる点も無く個人的には満足。
　
タクティカルモデルの為、ストック及びフォアエンドは樹脂製。マウントレールも搭載。
ウッドストックモデルもマルイから販売されているが、アレも樹脂製のストックとフォアエンドに木目調の塗装がしてあるものだったハズ。
木製にこだわる場合はサードパーティ製のコンバージョンキットが必要になるかと。

初速や集弾性について

4点（良い）

初めて実戦投入したのは夏場のインドアフィールドだったが、90m/s以上出て驚いたのを今でも覚えている。所有している方々と話をした所、M870は個体差が激しい模様。
購入する際はショップに出向いて、買う前に試射させてもらい初速を確認した方が良いかと思われる。
　
HOP調整が出来ない為、家屋の小窓から撃ってくる敵を狙う等の精密射撃には不向き。
しかし複数の弾がまとまって敵に飛んでいく為、15m程の距離のマンターゲット相手なら面白い様にHITが取れる。

剛性について

4点（良い）

マガジンチューブを軸にフォアエンドがグラつく感じ。フォアエンドが可動部である以上構造上仕方ない気も……実銃でもそうなのかな？
他はストックからマズルまで軋み等も無く、しっかりした作りになっている。

持ち運びやすさ（重さについて）

4点（良い）

重量約2.7kg。
重量に関しては電動アサルトライフルと同程度であり、普段長物持ってる人は特に問題にはならないかと。
着脱式のガスタンクは固定ストック内に収納される為、前後どちらかに重量が偏っているという事もない。

取り回しの良さ（全長について）

2点（悪い）

全長約95cm。
かなり全長が長い。VSR-10Gspecのサイレンサー非装着時と同程度。
昨今のアサルトライフルだとストック長を調整できるものが主流になっているが、M870タクティカルは固定ストックモデルの為、調整も出来ない。ゲーム中も何度かマズルをぶつけそうになった。取り回しは良いとは言えない。
密集した障害物の多いフィールドで使用する場合は愛でカバーを。
また、ストックを肩に当ててしっかりと構えた際、若干フォアエンドまでが遠くポンプアクションがし辛く感じた。

カスタムについて

4点（良い）

M870タクティカルが発売されて結構な時間が経過した為、公式・サードパーティ問わず数々のカスタムパーツが出ており、手軽に外装カスタムが楽しめる。
アイアンサイトが低い位置にある為、ハイマウントタイプのドットサイトを付けるとサイティングがしやすい。
前述した取り回しを改善する為、マガジンキャップ付近までアウターバレルを切る人も多い。ショップでショートバレル加工を受けている所もあるので自分でやるのは不安な人は預けてみるのもいいかもしれない。

ゲームでの使用感

5点（とても良い）

ガスガンオンリーのゲームやセミオートオンリーのゲームに投入した結果……軽快なポンプアクションが超楽しい。ここまで面白いとは思わなかった。
パワーソースがガスである為、ポンプアクションが非常に軽く、一日中使っていても腕が疲れない。
ポンプの軽さを生かした高レートでのラピッドファイアはエアコキショットガンにはない強み。ブッシュや障害物に隠れた相手にプレッシャーを与え続けることが出来る。　
ショットシェル型マガジンの装弾数が30発の為トリガー5回から10回で弾切れを起こすのは悩み所だが、使い終わったシェルを抜いて新しいシェルを装填する際の緊張感は他では味わえないものだった。
シェル型マガジンが小型軽量である為、いくつ携行しても嵩張らず行動を阻害しないのも大きなメリットかもしれない。
また、休憩時間にガスを補給しながらゲームに参加していたが、ゲーム中にガスが切れるという事は皆無だった。