ネットを見たり、パーツを見てると色んな情報がある。
そこでチューニングの意味や飛距離について考察してみた。

サイクルアップは規制がないので早くするほど良いでしょう。
(人間の心理を逆手にとって電子制御で超速と低速を
適混ぜて不規則にしたら面白いかも、あとはトリガーに引き量で
調整出来るとか、実銃のリアリティー全くないけど、笑)

集弾性は高いほどユーザーの満足感を得ますね。
ただしサバゲではそんなに神経質な集弾は不要ですね。
人間は大きさがそれなりにありますから。
むしろ少し散る方が連射で当てやすいという考えもあります。

問題は飛距離です。
飛距離の規制はないけど、
パワーは法律で上限が決まってます。
規制がなければパワーで飛距離を稼げば良いでしょう。
(勿論、そんな環境だとサバゲやるのが嫌になりますが)

ギリギリチューン、流速、各種ホップ系とあります。
考察してみます。

その前に大事な事があります。
まず、空気抵抗は速度の二乗に比例します。
弾が早いからね。
で計算すると距離の指数関数的に弾速は落ちます。
つまりちょっと初速が早くてもそんなに飛距離に影響しません。
それから同じエネルギーで打ち出すと重量弾の方が高いエネルギーを
長い距離維持しますが、重力の影響で弾は落ちるので、
ある程度の重量からはあまり飛距離は伸びません。
勿論強いホップをかけて揚力を稼げるので飛距離は延びますが。
ただし重量弾は使えないフィールドも多いので0.25とか0.28までにしときましょう。
更に、同じ重量、初速、同じホップで打ち出された弾は同じ距離しか飛びません。
ここに疑問がある人は以下読まないほうが良いです。
外力無しに弾の運動が変わったら、ニュートンの運動方程式を
越えた運動で、ノーベル賞もらえます。これ冗談抜きです。

1.ギリギリチューン
 規制のギリギリまでパワーを出して飛距離を稼ぐ方法。
 有効性はあと一歩届くか届かないかの距離での撃ち合いに勝てます。
 ところが、冷静にサバゲ中のことを考えると、
 両者到達距離数m差のシチュエーションそんなにありますか?
 それも撃ち合い。
 あんまりないでしょ?そもそもちょっと上向ければ誤差のうち。
 連射すれば狙いも適当で良いし。そんなに離れてたら避けられるし。
 最大の問題点は、弾速計が校正をされていないこと。
 厳密に0.98j出してフィールドに持ち込んでも、
 初速チェックで引っ掛かっても文句言えない。
 そもそも弾の誤差はどうしますか?
 
 そうするとこのチューニングの意味は、
 初速のばらつきを小さくして、マージンのあるパワーで、
 長距離の撃ち合いでも同じような飛距離に沢山着弾させるチューン
 を目指したら良いのではないかと。

2.流速チューン
 爆音が楽しい、これなら感性の話なので特にコメント無しです(笑)
 飛距離に関しては、重量弾にホップをかけてしかも初速が高いので、良く飛ぶ。
 これは流速チューンではホップをかけるほど初速が上がるからです。
 問題点は、適性ホップで上限パワーでokでは無いことです。
 最大パワーで上限パワーである必要性があります。
 そうすると、自分の使用する弾の適性ホップがなるべく最大ホップになるように
 方向性を持っていくのが良さそうです。
 あとはギリギリチューンと同じくバラツキを無くしいく方向性です。

3.各種ホップ系
 色々ありますが、ホップをかけることによる初速低下を減らして
 適性ホップでの初速を稼いだり、重量弾にも適性ホップを掛けれるようにする。
 これが基本ですね。
 チューニングの方向性としてはクリーンだと思います。
 問題点として多くの場合、ホップ調整がシビアです。
 ホップなんてゲーム中にずれることもあるし、
 弾の誤差もあります。
 今後の方向性として、弾のバラツキが吸収出来る、調整が緩やか、
 こういう方向性が良いのではないかと。
 手っ取り早いのはチャンバーのアームの構造を工夫してピーキーさを
 吸収すると良いのではないかと思います。
 (弾固定すれば適性ホップなんてそんなに変わりませんから)

総括すると、バラツキを減らす、ホップ調整のシビアさを減らす、
ホップによる初速変動を減らすなど機械としての高精度動作を目指すべきかなと。
極論ですが機械としての安定性は弾が固定なら固定ホップが一番ですから。

では良いチューニングライフを。
くれぐれも初速オーバーには気をつけて。

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コメント 5

これ以上ありません。

キクリン

キクリン

新着より拝見させていただきました

まさにチン太さんの書かれた内容はカスタムを考える上で
最も大事な基本的なことですね(>_<)
ホントその通りだと思いますよ!
良く考えれば分かることなんですがね~
これをちゃんと理解してる方はとても少ないのでは?
私の周りを見てもネットの不確かな情報、適当なこと書く雑誌などに踊らされてる人がとても多いと思います。
電動ガンチューニングの基本であって全てって感じのこのような素晴らしい記事を書いて頂けてとても嬉しく思います。

そんな僕の総括としては結局のところ下手にいじるならノーマルで良いと僕は思いますね(決してノーマルが一番高性能というわけではありません。コスパやリスクを考慮するとって感じです)
これからカスタムに挑戦するような方は、いじって変化を楽しむ!これも趣味の一部としてとらえるのなら、いろいろやってみると良いと思いますね(^^)/
長文失礼しました!

チン太

チン太

ローサイクルさん>どうも、どうも
         私もエンジニアなのでわかります。
思わず突っ込みたくなりますよね(笑)

単純に道具として相手に一発でも先に当てるという観点で行くと、
ハイサイでばら蒔けばうまい下手関係なくなって良いと言えませんかね?
楽しさとかは別の話としてです。
耐久性の問題はおっしゃる通りあります。

初速は速いが正解ですね。失礼しました。

エネルギーは同じ到達地点に届けるエネルギーを計算すると
重要弾の方が高いエネルギーを届けられるので、
そういうつもりで書きましたが、分かりにくくてすいません。

校正はいずれ規制が更にうるさくなれば表面化してくるかなぁと。
曖昧なのとどっちが良いかはわかりませんが(笑)

キクリンさん>どうもです。変な情報が出回ってて嫌だなって思いまして、筆を取りました。
マルイならノーマルで十分と私も思ってます。
粗悪中華が多いので私は修理に近いカスタムですが(笑)

チン太

チン太

ローサイクルさん>確かにハイサイクル化するとセミのレスポンス良いですよね。
        最初の数発を外したら敵が隠れるのは確かにそうですね。
        精度の良いマルイをハイサイにすると同じところに数発いくんで、
        確かに効果は薄いですね。
        そうすると射撃距離にあわせて適度に散るチューンか、
        手元で散らすのも有効ですねぇ。
        まっ、道具は使いようですから(笑)

キクリン

キクリン

チン太さん、ローサイクルさん、連コメ失礼します

お二人とも同じ考えだったらすみません。
僕は
『これぞ最強!』
ってカスタムは存在しない』と考えてます

射手がいての銃なんで、その人の使い方に合ったカスタムが一番良いと思います。飛距離を重視するのか、サイクルはどのくらいがとか、大きさや、重さ、グリップ形状、セレクターの位置や形状なども含め
どれが使いやすいかは人それぞれ

僕が最近好きは精度はマルイなみ、サイクルは秒20後半~30位で0.28の適正ホップで0.9J前後の銃が何でもこなせて好きですね♪
ハイサイは凸った時に弾幕を張れたりするんで良いと思ってます(^^)当てるというよりは威嚇ですね

チン太

チン太

キクリンさん>うぉっ!強力ですね。
俺は秒10発半ばで0.25の0.8j位なんで、その数値にビビります(笑)
アタッカーさんは突っ込んで連射されますからハイサイは便利ですよね。
0.28でその銃のアタッカーとはやりあいたくないです(笑)
ってか最強ですよそれ(笑)

私はディフェンダーというか遊撃手志向なんで
銃の性能はそんなに高くないんですよ。
そのかわり索敵重視で、見つけたら相手よりも先に撃ち込むので、
いつも同じ銃でサイトを見なくても撃ち込みたい場所に弾が届くの重視です。
遠距離での集弾性とバラツキ低減がメインです。
もとが粗悪な中華なんで大事です(笑)

やっぱり使い手の好みですよね。
チューニングって調律って意味ですしね。
量産品は万人向けのセッティングなので、
それを調節するのも(パワーアップさせなくても)チューニングだと思います。

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