ピストン打撃音の減音

2014年4月5日

AS-VALはデフォルトでアルミピストンヘッド、アルミシリンダーヘッドでピストン打撃音がちょい大きめです。
緩衝材は貼ってあるんですが、それでもやっぱり打撃音はします。
初速を高めるため、ピストンスピードを稼ぐと尚更です。
無論軽量化ピストンにしたりすれば若干和らぐとは思いますがそれじゃぁ満足出来ないです。

消音ピストンヘッドとしては有名な手法が３種程上がってると思います。（無論他にもあります。）
１、シリンダーヘッドの緩衝材を変更（ソルボセイン等）
２、サイレントピストンヘッドの使用（エレメント製やエンジェル製）
３、エアブレーキピストン化（VSRと同じ原理）
今回選んだのは２のサイレントピストンヘッドです。
消音の度合い的には３＞２≧１ですけど、３はその使用上フルでの使用に制限が幾つかかかってきます。
また、１に関しては安価でそれなりの効果は得られるのですが耐久性の面で却下。何回も開け閉めしてられないですし。

まぁ、建前はこれくらいにして本音としては２を既に所持しているからなんですが・・・

というわけでMP5から引っ張りだしたのはこの３点

ピストン本体：SHS14枚歯フルメタルティースピストン（角取り、接着、レール部研磨済み）
ピストンヘッド：エンジェル サイレントピストンヘッド
シリンダーヘッド：エンジェル サイレントピストンヘッド用シリンダーヘッド
ギア：ZC LEOPARD 18:1平歯ギアwithSHSポリカセクターディレイヤー

本当はピストン本体はLCTのを流用したかったんですが（潤滑性が有る気がします。同じポリカなので表面仕上げの問題でしょうけど）、SHSピストンへの固定が強力すぎて破損が怖いのでこのまま流用。

ギアはセクカ無しのZC製がMP5に組まれていたので変更します。
18:1にすることによりちょっとサイクルが落ちますが、今より弱いスプリングでも十分初速が稼げる＝モーターや各ギアに対する負荷低減＝動作部の鳴き低減を期待してます。
ZC製大好きです。
SHSよりちょっと高い代わりに、非常に綺麗な成型とベベルの８枚ラッチ。セミ後の逆転時間を更に減らせます。SHSは6枚なんで変化は気持ち程度ですがね。
LCT純正やマルイは４枚なので実に倍の差枚数です。
完全に無くしたいならマルイHC、次世代用ベベルとかいいかもです。
セクカ無しのギアに変更することにより、スプリングをSHS M90からデフォのM80相当のスプリングに変更。
セクカ二枚しててもM90だと94出てたからね。なしなら105とかいっちゃいそうですし。

シリンダーヘッドとピストンヘッドはちょっと特殊で、シリンダーヘッドは緩衝材が無い上に、シリンダーヘッド自体の全長が短めです。（ラックギア2枚分くらい？）
ピストンヘッドはシリンダーヘッドの縁ギリギリまで貼り付くような吸盤がついています。
吸盤より後ろは普通のポリカ吸排気ヘッドです。
シリンダーヘッドの構造は、ピストンヘッドの吸盤によるシリンダー容積低下による初速減衰をなくすための構造だと思いますが…違うかもしれません。
※というかシリンダーヘッドを普通の物にするとピストン初期位置が後ろ過ぎます。クラッシュしそうなレベルでした。

まぁいつもどおりちゃちゃっと交換し、計測しましょう。
初速Max 94.6m/s min 93.7m/s Avg 94.2m/s（バトンバイオ0.2g)にて10発計測
気になる動作音ですが、スプリングテンションが下がったためか若干ギア鳴りの高音域が弱まりました。
また、打撃音はスパンッからボスンっ、といった変化でしょうか(説明しづらい部分ですね)

打撃音自体はMP5で実績を出していたので改めて驚くことではないのですが初速が高いですね…M80クラスでもこれとは…
カスタムギアに変更したために発生していたタペット後退時間不足によるフルオート給弾不良はセクターディレイヤーの効果もあってか解消しました。
CYMAのAKさんも同じような事が起こりましたがVer.3系には嫌われてるのかな…
セミオートはきっちり出てたんですがね。

取り敢えずは文句無いですね。

ただやっぱり素人は素人なんでもっとシムを煮詰めたり、モーターを変更したり、ラッチの減音化を出来れば動作音を改善できそうな気がします。
精進しましょう…

追記：MP5時代はサイレンサーが機能をもっていたため10ｍ離れると動作音がちょっと聞こえるかな？クラスだったと記憶しています。
ベベルのラッチ歯数が多ければいいというわけでも無いです。
その分逆転防止ラッチが干渉しまくるのでそこの動作音が目立ちます。

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