人が造りし怪物

2012年11月14日

レビューした装備

M249 Marine

G&P Laser Product

総合評価

3点（普通）

まず始めに。

恐らく思いつく事はあっても、今回紹介するような代物を実際造る方は極少数であろうと思います。それをやってのけた極めて稀なチューナーの名はmomopapaさんといいます。

次に。

私はマシンガンが大好きです。但し少々嗜好が歪んでまして、80年代のアクションスターがスクリーンの中でで片手でブッ放していたような、何百、何千という敵を殲滅するような代物に憧れを抱いています。極めて曖昧な表現になりますが、マシンガンというものは無敵性の象徴のような存在であって欲しいと思っています。

そんな私が手始めに着手したのはM60。極めて強力にフルチューンが施された本体に、｢弾切れ｣の概念を消し去るような巨大なマガジンを付けたい……それが私が妄想した憧れへの一定の解答であり、数多のショップで相手にされなかった願望でした。まあ、当然でしょう。ですが、今はむしろ感謝してます。結果的にそれがmomopapaさんと出会う切っ掛けになり、ガンに関して初めて100％の満足感を得られる結果になったのですから。その一挺、いや一門に関してはまた別の機会にご紹介させて頂きます。

前置きがかなり長くなりました。

今回レビューさせて頂くのは、縁があって入手する事が出来たG&Pのミニミとなります。
ベースガンはMkⅡですが、私の好みでパラストックに換装され、RASが追加されたレンジャー・バージョンになっています。

但し、中身はG&Pの元の仕様であるバージョン2ユニットではなく、A&Kのフルチューン済みのメカボが搭載されております。

そう、このミニミはキメラなのです。

見た目や質感について

3点（普通）

G&Pのミニミの最大の美点はフルスチールである事です。市販では最高レベルのリアリティを有していると判断します。但し、純正のままではイモネジ固定の為にアウターバレル交換機能がオミットされていたり、バージョン2ユニットを搭載する都合上、グリップ部分が極めて脆弱であったりと残念な箇所も見受けられます。

この一挺に関してはその部分においてもキメラとなっており、A&Kのパーツを流用して一工夫する事で、容易なバレル交換と堅牢に固定されたグリップ部分を実現しています。

初速や集弾性について

3点（普通）

初速は92です。集弾性は特製のチャンバー、20インチのインナーバレルが良い仕事をしており、極めて良好です。サイクルに関しても7.4Vバッテリーで秒23と、フルサイズのインナーバレルを搭載した銃としては充分な数値が出ています。

剛性について

3点（普通）

先に答えてしまってました。フルスチールなので、これ以上望むべくもありません。そもそもフレームの肉厚が他メーカーのミニミとは比較になりません。

持ち運びやすさ（重さについて）

3点（普通）

フルスチールなので当然重たいです。更に、1kg程もあるインゴットのようなメカボを搭載、全金属のパラストックに換装されているので、拍車がかかっています。

ですが、私のM60に比べれば俄然軽いです。肉詰まり感、塊感ではこちらの方が上ですが。

取り回しの良さ（全長について）

3点（普通）

ストックを畳めばコンパクトです。但し、重量は変わらず強烈なフロントヘビーは解消されるわけではないので、取り回しに関しては最悪の部類に入ると思われます。

カスタムについて

3点（普通）

先に答えて一部触れておりましたが、射程重視のmomopapaさんフルチューンです。使われている専用パーツもmomopapaさんが独自開発したものが惜しげもなく投入されています。

ゲームでの使用感

3点（普通）

まだ使用していません。体力との勝負になるのは明白ですが、確実に言えることはどのような結果であっても、銃のせいには出来ないだろうという事。恐らくトイガンのミニミという括りの中で、これ以上の外装のリアリティ、内装の安定性の両立は望めないと思うので。

ともあれ、私の妄想に違うベクトルを与えてくれた一挺に感謝しております。

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