PDI Wホールドチャンバーパッキンについて (1)
使用弾数が6万発を超えたので色々書こうと思います。
その前に、Wホールドパッキンがどのような物か知らない人はあまりいないと
思いますが説明させて頂きます。
・マルイ等の標準型HOPパッキンとの違い
大きな違いは2つでHOPパッキン外円の縁と中間にリブがある。
BB弾を押すリブに切れ目がある。
こちらの2つになります。
(写真は左がマルイ右がPDIです)
なぜBB弾を押すリブがこのような形状をしているかと言いますと...
上図は標準的なHOP UPがかかっているときの状態の断面図になります。
理想的な状態では
上図赤丸のバレル内面の底面、HOPパッキンのリブの頂点の2点でBB弾を
支持ししています。BB弾が前進する時にHOPパッキンの摩擦により緑色
の矢印のように縦回転が与えられ、弾に揚力が発生し飛距離を伸ばします。
この状態であれば弾道は真っ直ぐ伸びることになります。
しかし、現実ではそうは行きません。
BB弾の外形とインナーバレルの内径には差があります。
上図の水色の部分のようにHOPがかかっていても左右に空間があります。
BB弾の質(真円度)やノズルのがたつき、チャンバーの精度などにより
上図のようにBB弾が左右の空いている空間にずれると言う状況が発生します。
これによりHOPの縦回転に偏りが生じ結果として弾道が左右にぶれます。
これが特にフルオート時に弾道がバラける要因となります。
下図はPDIのWホールドチャンバーパッキンになります。
HOPがかかった状態では上図のようにバレル底面、溝付きリブの2点の合計
3点でBB弾を支持します。
これによりBB弾がバレル内部で3点支持され左右にずれなくなります。
よってHOP UPの縦回転の向きが均一化されるためノズルやチャンバー
精度などが弾道に与える影響を大幅に軽減することができます。
とリブの切れ目にはこのような機能があります。
パッキン外円部にあるリブはチャンバーとパッキンの気密をとるための
物です。
ここまでですととても機能的で高性能なパッキンに聞こえますがネット
での評判を見てみると....
・初速が落ちる
・気密が悪い
・取り付けづらい
・耐久性が心配
・取り付けたらリブの山が左右で大きさが違う
・弾道が一定方向に偏った
などなどあまり評判が良いとは言いがたい感じでした。
本当にそうだろうか?
と思い上記現象について検証考察を行いました。
(2)へつづく ・ω・)ノ
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