自作用ＤＣファン比較

2012年10月10日

ファンゴーグルを自作するにあたって苦慮するポイントはファンをどうするかですよね。

そこで秋葉原の秋月電子で購入できる25mm角のＤＣファンを比較してみました。
東京と大阪は電車ですぐに電気街に行けるのはいいですね（´｀）

＊全て定格５Ｖで動作保障するＤＣファンです。１２Ｖも比較しようと思いましたが、
電動ガン用バッテリーをソースに使うのは馬鹿らしいので除外してあります。
もっと小径ＤＣファンがありますが、お高いですので除外に……

お金あるなら素直に純正ＥＳＳファンゴーグル買えばいいんです。

まずはシコー製のＤＣファン、どちらもブラシレスモータです。

こちらは上が定格電流0.05A、下が定格電流0.21Aになっています。
基本知識として定格電流が高ければそれだけ回転数が高くなると考えていいです。

＊正確にはＤＣモータ別に回転数（rpm）がありますので、参考程度に。
定格電圧をオーバーしても動作しますが、寿命が縮みます。逆に低いと、動作しない
可能性をはらんできます。ポイントはどれだけ下げても動作するのか、ですね。

こちらのＤＣファンの特徴は金属製の羽を使っている点です。
羽が重い分、0.05Aは3V（乾電池2本）では動作しませんでした。
2.4V（エネループ2本）はもちろん動作しません(エネループは1本1.3Vでるようですが）
こちらのＤＣファンを使用するなら4.5V（乾電池3本）を
電源にしなければならないでしょう。
0.21AのＤＣファンはエネループ2本でも動作しました。

駆動音はどちらも静かですね。つけっぱなしにしても気にならないレベルです。
ゴーグルを取り外すと電源を入れているのを忘れるくらいです。
もちろん排気能力は推して知るべしですけどね。曇らないのでそれで良しなんです。

ただこのＤＣファンはコイルが丸見え、はんだモロ出しなので耐候性はどうなんでしょう。
ホットボンドなんかで絶縁したほうがよさそうで、さらに導線に負荷がかかると抜けそうで、怖いですね。コレ。

お次はこちら
ＮＩＤＥＣ（日本電産）製のＤＣファンです。
＊ゴーグルに取り付けているのでネットから引用です。

秋月電子では0.05Aの取り扱いのみでした。

シコー製と違い樹脂製の羽で、3Vでも動作しました。エネループも使えるようです。
ただエネループを使うとメガネっ子は曇るでしょうね。3V動作推奨です。
4.5Vになると少々動作音が気になります。その分梅雨の時期でも曇らないでしょう。

作りもなかなかよくコイルは保護されており、はんだは見えるものの、
導線を引っ張ってもはんだ付けされているところまで、力が伝わりにくくなっています。

さて長くなりましたが、まとめとして

動作音は

シコー製0.21A4.5V>シコー製0.05A4.5V>>ＮＩＤＥＣ製0.05A3V
といった感じです。

作りから見てもＮＩＤＥＣ製一択でしょうね。

ちなみに全てNiMH8.4Vで動作しましたが、うるさすぎです。
隠密性から実用的ではないでしょうね。

中学レベルの工作技術・知識で作れますので、
気に入ったファンゴーグルがない方は自作されてはどうでしょうか～！

ここまで読んでくれた方お疲れ様でした。
要望があればyoutubeにでも動作音を動画で上げようかと思います。

おまけ
眼鏡っ子の味方ボレーX500です（´｀）
ＮＩＤＥＣのＤＣファンを取り付け、半分ほど隠れています……
曇らなければよかろうなのだァ！
配線はこのようにまとめています。

今月サバゲデビューしましたが曇りませんでした～
独りと書いてドイツ連邦軍（風！？）で参戦しております……

今月の21日にデザスト川越の定例会に行く予定ですので、
背中に若葉マーク付けているヤツを見かけましたら、ソロで参戦しますので
お声掛けしてくださいまし！

※10/20　追記
肝心の使用レポが抜けていました。
NIDEC製は3Vで動作しますが、基本的に冬場でメガネなし、多汗でないであれば快適です。
正直、音がしているのか分からないくらいの弱風ですので（それでも一定の効果はあります）4.5V動作で安定です。
単四3本でしたらかさばらないですし、電池ボックスに収めたサイズ的には9mmマガジンと同等の幅で長さは半分以下と考えてもらっていいです。
100円均一で単四アルカリ6本が売っている時代ですので、よほどのコダワリがない場合は4.5Vで動作させてください。