メインアーム: CQB-R ブラックモデル
M4が黒ではない事を塗装で再現する
実銃M4箱出し画像…じゃなくて、塗装して箱に入れただけです。
海外の動画などでAR15やM4の射撃やクリーニングを良く見ます。各部分をアップで見る事でわかるのですが、黒一色ではないんですよね。黒に見える部分が黒では無かったりするんです。
出来る限り観察して再現塗装を施しました。
これが元の状態です。
黒いですよねぇ。エアソフトガンは素材の種類が限られているので色分けにも限界があります。実銃は金属だけでも何種類も使用しますから、各部分で色が変わっちゃうんです。
S&Tのスポーツラインはナイロン樹脂製です。表面がザラザラしているので処理するのですが、パーティングラインを削っても磨いても毛羽立ちが凄くて苦労しました。
ヒケやパーティングラインの処理だけではなくて、表面のザラザラを磨くのですが、何をやっても毛羽立ちます。プライマーサーフェイサーに黒を混ぜたものを塗りながらの地道な作業でした。
表面が滑らかになった頃には刻印?が消えていました。凸の印刷でした。セレクター文字の刻印以外は消えます。最初からそのつもりなので構いません。
ハンドガードのレイルの処理が一番大変でした。ヒケが凄いので処理が地獄でした。一々毛羽立つからです。
何とか表面処理を終えて塗装に入ります。
ハンドガードは茶系の黒で塗装しました。
刻印に白を入れるのは好きじゃないのですが、実物が入れてあるので従います。少しグレーを混ぜたタミヤエナメルです。
前半分はパーカライジング処理のようですので、パーカ色を自作して塗装します。ザラザラ感を強めにガッサガサにしてあります。茶色系のパーカライジングです。
デルタリング内の薄いバネはチャンバーの熱で焼かれて錆びている表現を施しています。
デルタリング裏側にガスケットが3枚入っていました。商品の個体ごとに調整して組み立てているようですね。自分のは3枚でした。
ライフルのフルオート射撃は物凄い熱量なのだと思います。ガサガサのバレルとバネの錆がパワフルさを感じさせます。バイクのマフラーやエキパイ部分みたいでカッコいいですよね。
この動画のbasic coltがお手本です。
各部の色の違いを参考にしています。
チョコレート色のフロント部分とハンドガードの半艶感
最初からこの色分けのエアソフトガンが欲しいところです。ま、塗り終わったから良いんですけど。
コストがかかるから値段が上がっちゃいますしね。
レシーバーは上下で色を変えました。
上が赤系で下はブルーです。赤系の黒が正解らしいのですが、ある動画で見かけたツートーンのレシーバーがカッコ良かったので色を変えてみました。
ここまで表面を磨くのは大変でした。無刻印になりましたが…
マットで滑らかな表面に見えますが、元々はザラザラのナイロン樹脂でした。本当に大変でした。
バッファーチューブとリングが一体成型でしたので、リングはマスキングして色を変えました。グレーのパーカ色を作って塗装しています。あ、バッファーチューブも塗装してます。
チッピング塗装で銀色を出したい所です。出来れば樹脂製のレシーバーに施して金属感を表現したいです。無暗にやると嘘っぽくなりますので、良く考えてじっくりと攻めていきます。
この後のエイジング塗装は楽しみでもありますが、新品箱出し状態のM4も良い物ですねぇ。
結論
黒だと思っていたM4には黒いパーツは一つもありませんでした。
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コメント 4
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佐藤剛。
僕もリアルに塗装するの、すごく好きですが、スポーツラインでも刻印消えるまで磨くって、凄いですね!(途中で俺なら挫折しちゃうからtaka G.Iさんの集中力は素晴らしい)
エイジングでなく、箱出しを表現したこの記事、参考にします(*^^*)
taka G.I.
さとうつよしさん
本当の意味でのリアルな塗装は、下地処理で合ったり実物の色を観察して再現する事だと思ってます。銀色のチッピングや迷彩塗装はその次に行うものだと考えてます。
今回のテーマは「日常の中のM4」なので、自宅に保管して週末にケースに入れて射撃に行く自分のライフルなら大切に扱うと思います。エイジング塗装に進みますが、どうしちゃったの?っていうくらい地味な塗装になると思います。
Nazgul
実銃感凄く出てますね!
私も先日金属以外のところに初めて手を出しました。後の祭りなのですが
ナイロンって化粧みたいに下地作らないと剥がれていくという事を
後から聞いて。このストックはゲームに投入しない事を決めました(泣)
ただ鉄のM-Lokレイル感は出たので気に入ってます。
taka G.I.
Nazgulさん
良い色が出てますねぇ。質感が素晴らしいですね。
ナイロンは粘りがあって強くて良いのですが、表面処理での毛羽立ちが凄くて大変です。自分の場合は毛羽立った後にプライマーを食い込ませたので、多少は塗膜強度が上がったように感じますが、実際にフィールドで使ってみないとわかりません。
軽量なナイロン樹脂の塗装コントロールを極めて色々と楽しみたいですね。