PS90HC がオーバーホールから帰ってきた

2013年9月5日

今年の春に購入した PS90HC。特に大きなトラブルはないのですが、なんかちょ〜っと調子が悪くなっている気がしていました。

考えてみれば、この二ヶ月ほどはほぼ週一でフィールドに通いでした。調整の為の試射まで含めると、箱出しからざっと 3〜6 万発くらいは撃っている計算です。東京マルイの製品マニュアルでは 3 万発でオーバーホールが必要、となっていますね（汗）

折角、メカボックス内部のカスタマイズには手を出していないことですし、東京マルイにオーバーホールに出してみました。

PS90HC で気になっていた点は以下です。

・初速の減少（箱出しから -5m/s 程度）
・数回、前触れも無くトリガが「詰まって」引けなくなる事があった。
・なんとなくメカボックスの動作音が嫌な方向に変わった気が。
・なんとなくサイクルが微妙に低下した気が。

ゆうぱっくで東京マルイに送付したのが 8/25 （送料は約 1000 円）。翌日には東京マルイ着で、それが今日（9/4）手元に戻ってきました。営業日ベースで考えるとなんと 7 日のスピード修理（オーバーホール）！実質でも二週間かかっていませんね。助かります。

荷姿。なんてぴったりな段ボール箱なんだ…。
そりゃメーカーなのだから当然かもしれませんけども（笑）

梱包を解いたところ。P90TR のガワですが、PS90HC です。こちらの箱のほうが発泡スチロールで頑丈そうだったので、これに詰めて送りました。

さて、同梱された明細書を見ると「内部良好につき通常工賃にて行わせて頂きました」「セミスイッチ、カットオフレバー交換、内部洗浄、再グリスアップ、チャンバーパッキン交換」とのこと。これで「調整費」として 4,000円、代引き手数料含む送料が 1,070 円加わって 5,070円となっていました。

早速、試射と初速計測です。ドドドドドドドドドド…うん、明らかに撃ち味が良くなりました。弾速計を持ち出して初速を計測すると、0.20g ノンホップの 20 発平均が、オーバーホール前は 80.07 m/s → 平均 83.84 m/s に回復。ただこの OH 前の数値はチャンバーをシールテープで気密化しているのに対し、OH 後はどノーマルです。気密化すればもう少しだけ差がでるかもしれません。

サイクル測定は 1363rpm / 84.68mps でした。まあこんなものかな。カタログ値より若干低いですが、正直、速すぎても扱いづらいので。 20発/秒を越えていればあまり気になりません。

ついでに、PS90HC のインナーバレルを PDI製の Raven 01+ 320mm の精密ロングバレルにして計測してみます。もちろんチャンバーは気密化済。

よし！予想通り 90m/s 台にのりました。実用ではこれで十二分でしょう（Raven 01+ の場合、強いHOPをかけても殆ど初速が低下していないのが興味深いところ）。

さておき。今回、意外だったのは、初速の低下原因が「スプリングのへたり」ではなかった、ということでした。オーバーホール内容を見る限り、純粋にメカボックス内のグリシング（＋セッティング）の差だった、ということになります。

実は、チャンバーとパッキンは事前に新品を取り寄せて交換→試験を繰り返して、初速低下要因ではないことを確認していましたので、後はスプリングくらいしかないか、と考えていました。

もちろん、メカボックス内のグリシングが大事なことは知識として知っていましたが。実際にこれほど違いがあるとは。勉強になりました。

皆様、オーバーホールは忘れずに（笑）