お気軽電動ガンとして
レビューした装備
総合評価
映画『ブラックホークダウン』や、『HEAT』のファンなら納得の本銃。
しかし、拡張性では同じ従来型電動ガンのM933に劣り、射撃性能では次世代電動ガンに大きく水を開けられた中途半端な印象。そんなこのガンの魅力を、”小さいガン好き”な私なりに。
■ちょうどいいサイズ
電動ガンとしてはかなり軽量なガンで、長さもほどほどでちょうどいい。室内でふりまわすのも快適。
重さもほどよく軽量。ほどよくというのは軽すぎないという点で。あんまり軽いと、狙うときに銃がふらつく印象があるのだ。
長さもほどよく短くていい。
この手の機械はあまりに小さいと肝心の性能が極端なこと(カスタムガン除く)になるけども、M733は長モノ電動ガンらしい性能を維持できている。
個人的には、ガンがどっちを向いているかが直感的にわかりやすい長さだと思う。もちろん個人差があるところだが、グリップも細からず太からず、ストックは調整式なので言わずもがな。要はぴったり感があるという事。これってけっこう大事だと思う。
これなら女性ユーザーや初心者にもいいんじゃないかと思うくらいのガンだけど、アイアンサイトで素早く狙うのはけっこう男性向き、かつ慣れが要る作業だと思うので、だいたいは光学機器がポン付けできる、同系列のM933を薦めてしまうのだけど。
ちなみに、前後サイトはフルで調整可能で、長モノらしい狙いの正確さも発揮できることも付記しておく。
注:
キャリングハンドル上にダットサイト等を載せない体での話。
でも、フェイスガードをする場合、あの高さのマウントが意外に使いやすいことあったりとか
■AR15用マガジンの汎用性
当たり前だけどもM16用マガジンを使用するガンなので、マガジンの共通機種が多い。ガンを買い換えてもマガジンは資産として活かせることが多くなるし、貸し借りも融通がしやすい。
また、その対応マガジンの種類が豊富。
樹脂製の軽いもの、金属のもの、多弾のもの、エルゴノミカルなデザインのもの。
くわえて、M16系マガジンを使うガンだと、マガジンポーチやチェストリグなどの運用装備に困らない。望みの装備が高価な実物しかなかったーなんてことにもならないし、その実物も対応装備が実に多いのだ。
■お値段のちょうど良さ
安ければ2万円を切ってるというお手ごろプライス。
海外製のチープ電動ガンが安く買える今、2万円が安いかどうかは意見が分かれそうだけど、お手軽でアフターも安心な国産メーカー製電動ガンがこの値段なのは最高だ。
■その後の拡張性
拡張性でM933に劣る、と記してはいるが、東京マルイのM16系電動ガンはそれ自体がある種規格のようになっていて(コピー元なのだ)、海外の多くの電動M16/M4系と互換性が高い。これは、中身が心配な海外製ガンと「ニコイチ」できる、ということ。
あとでもっと小さくしたいだの、スナイパーライフルのようにしたいだのと言ってもどうにでもなるだけの対応パーツの豊富さがある。
金と手間さえかければその後は自在で、もしオーナーがそこまでするなら、M933という比較対象の話は必要ない。市場に星の数ほどあるパーツを使って、自分仕様なガンにできる。
これは、ユーザーのレベルや要望にしたがって成長可能な道具である、といこと。実際、「最初はM733だった」電動M4を持っている人は少なくないはずなのだ。
■総評
ほどよい値段とサイズ感で、その後の世界の広がりもある、「ちょうどいい感のある買い物」というのがこのガンの魅力だと思う。要はビギナーの最初の1丁向け。性能から使い勝手からとにかくちょうどいいコンパクトさなのだ。
そんなこんなで、私がビギナーに勧めるガンのひとつに入っている。
私はと言うと、サバゲー再開にあたり、グレーと黒のツートンの、「東京マルイ製M16」が懐かしくて今回購入。三角のフロントサイトがいかにもで、ミリタリーのアイコン的ビジュアルであることも魅力だと思っている。
見た目や質感について
つや消しの処理が高級感演出。最近のものは亜鉛合金パーツの処理がよくなっている。国産のクオリティ。
初速や集弾性について
射程距離的に次世代や流速と渡り合える性能はない。が、箱出し電動ガンとして標準。
剛性について
ガタきしみいっさいないが、スリングワークを多用する、派手にぶつける、頻繁に分解を繰り返すなどするとぐらつきが出る。(このガンで不具合が出るまでの扱いをすれば、メタルレシーバーのアッパーだってただで済まないと思うが)比較すればメタルのほうが耐久性は高い。
持ち運びやすさ(重さについて)
軽量コンパクト。ただしキャリングケースは幅のあるものを選びたい。
取り回しの良さ(全長について)
サブマシンガンには劣るがライフルほど鈍重ではない。
カスタムについて
対応パーツは山ほどあるのでベースガンとして◎。
ゲームでの使用感
ダットサイトのポン付けができないのでサイティングがしにくい。が、着弾を目で追いながら、またはアイアンの使用に慣れれば、軽量さ、コンパクトとあいまって軽快な立ち回りが可能。ファイアパワーはどうにでもなるし素性のいいガン。
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