「サバイバルゲームのチームを作ろう!」
「サバイバルゲームのチームに入ろう!」
誰もが一度や二度ならず考えたり、あるいは実際に行ったり。

もし、これからチームを設立/加入するのならば
こういうことがあるんだよ、という備忘録のようなもの。

1.何でチームを設立/加入したいのか

 もちろん同じ趣味を持つもの同士で和気藹々と楽しめれば
それはとても有意義な一日になる。
だけど、それだってお互いの主張ばかり並べていたら
あっという間に険悪な空気になってしまう。
 自分が楽しむことと同じ位にメンバーに楽しんでもらえるよう配慮する。
これを忘れると本当に「何でチームなんかにいるんだろう」となる。

2.チームを設立/加入するにあたって

 たとえばそれが学校の同級生だったり、
職場の仲間だったり、コスプレの方向性や装備縛りといった
なんらかの共通点があって初めて「仲間意識」ができるものだと
自分は思っている。
 スナイパーメインのチームに一人だけLMGガナーがいて
「狙撃なんてできねーし!」と主張し続けていたとしたら、
もうその時点でチームとしては機能せず、仮に機能していたとしても
ギクシャクした人間関係になってしまうのだろう。
ある程度の主義、主張はあれどもそのチームの風紀にあった
ドレスコードやハウスルールがあるはず。

3.金銭と時間の負担

 メンバー全員が会場付近の住居だったりすれば問題は無いけど
実際には大なり小なり遠近の差があるわけで、
そうなると会場へ赴く時間や交通費がかさんでくる。
毎回散々時間をかけて遠地から来るメンバーが場所取りのために早起きして
地元メンバーが遅刻直前なんてのはもっての外。
 また、公共交通手段しかないメンバーを乗り合いでサポートするドライバー(兼メンバー)に
道中の運転や個人に対しての注文といった行為も
わだかまりの原因になる。
自力で会場の往復が困難なメンバーは
それ相応の配慮(パシリをしろという意味ではない)をするべきではなかろうか。
金銭で解決させるわけではないけど、
逆の立場で誰かを送迎する為に寄り道分の負担が増えるのなら
せめてガス代(場合によっては高速代)の折半などでバランスを取るということだって考えられる。
 常に楽をするメンバーと負荷を強いられるメンバーがいるのであれば
やはり不和の原因になってしまう。

4.リーダー気質とサブリーダー気質

 これからチームを作ろうとするのなら、
その集まりの中で誰が音頭を取るのが巧いかを見極めないといけない。
いわゆるカリスマ性──「あいつの言うことならしょうがないか」
と言わせるだけの人徳があれば多少の不共は抑えられる。
 また、自らリーダーになろうとするならば
「一切の負担と負荷を抱えても眉一つ動かさず受け容れるだけの我慢」を強いられる。
それがメンバーの参加費不足(あってはならないのだが)の立替であったり
先に述べたドライバーとしての負担であったり。
それらの覚悟ができないのであれば自ら立候補するのは避けたほうが良い。
第一条件の「楽しむ・楽しんでもらう」が成立しなくなるからだ。
 もっとも、その程度で崩壊する程度の絆なら
最初からチーム設立などせず、どこかのチームに所属してしまった方が良い。
それほどまでにチームリーダーは面倒な上に責任が重い。
決して「チーム内の最大権力者」では無いことを徹底してほしい。
 サブリーダーとは比較的人数の集まってきたチームの細やかな意見を拾う役でもあり
大まかな計画をリーダーと立てつつ、メンバーに周知させる役目でもある。
基本的にはリーダーと業務は同じで「縁の下」であることが多いが
こちらは最終的な責任(万一事故が発生した時など)を負わなくても良い分
いくらか気が軽い。
もっとも、そのリソースを一般メンバーへの配慮に費やすのだけども。
サブリーダーはおおよそ10名以上いるチームで自然発生するポジションなので
そこまで細かく考える必要は無いかもしれない。

5.負担

 チームでの運営には少なからず金銭が動く。
メンバーが好き勝手に定例会に行くでもなければ話は別だけど、
参加するサバゲの選定やその日取りなどを決めていくのであれば
リーダーは参加希望者に対し適切な情報を提供しなければいけない。
 会場のエントリーで時間短縮(効率化)の為に参加費の一括納入や
参加者の交通費調整、共用品があるならそれの整理・整備・保管。
大所帯になるとメカに強いメンバーが故障した銃を会場内で応急処置したりするが
そこに費やした部品代の払い考慮すると良い。
HPを保有しているのならその運営費。チームタグがあるならその制作費。
全員が自力で会場まで往復し、速やかな手続きと故障の修復を行い、
場合によっては通信機器なども全員が私物を保有しているの無い限りは
全くカネのかからないチーム運営は無いと思う。
 会費を取らないチームが圧倒的に多い中、やはりどこかで誰かが
何かの分を負担しているのだと思っておいて間違いではないはず。

6.ノーマナー

 楽しいチーム単位での参加を繰り返していくと
どうしても「なあなあ」になる所が出てくる。
「悪いんだけど今月ピンチだから参加費立て替えてもらえる?」とか
「ちょっと都合がつかなくなったから寄り道して○○サンを拾っていって」とか。
最初は申し訳ないという気持ちがあっても、二度三度と繰り返すうちにお互い麻痺してきて
「ああ、またか」になってしまう。
 そうなるともはやメンバーとは名ばかりの「ただの参加者同士」になってしまい
「何でコイツと同じ席でカレー食ってんだろう、自分」となってしまう。
それは楽しいことだろうか?
もちろん最初に泣きを入れてきた方が圧倒的に悪いのだけど、
それを受け容れてしまった方にも非が無いわけではない。
 そういう無用のトラブルを防ぐためにも、大小かかわらずリーダーなりメンバー全員に周知させ
ゲーム後の打ち上げで議題に上げなければいけない。
「楽しい打ち上げの席でそーゆうのはどうかと思う」と言う人ほどルーズな傾向がある。
得てしてそういう人は遠からず何かしらのトラブルを起こす。

7.より良いチームの為に

「おはようございます」「ありがとうございます」「おつかれさまでした」
「大丈夫だ、問題ない」「ヒットー!」「もっと痛みをくれ!」
 挨拶はお互いが気持ち良く接するための最低限のツール。
お金もかからないし時間もかからない。
これがあるか無いかでその後が全然違ってくるので
いつもは引っ込み思案な人もサバゲの日くらいははっちゃけよう。
はっちゃけ過ぎて顰蹙を買わない程度に。
「○○メイン」「××推奨」といった特色のあるチームは
自分の趣味や装備と合わない場合がある。
自身の財布に余裕があるなら話は別だけど、
「そこのメンバーから借りれば良いや」といった安易な考えならば
いっそ参加しないほうが良い。

8.結局のところ何が言いたいのか

自己中心的になること無かれ。
自分以外の人が絡む以上は不快な思いをさせてはいけない。
義務を果たした上での権利を主張せよ。
それができないなら部屋で空き缶でも撃っていなさい。

──先日、古くからの参加者で後輩の一人を
不名誉除隊扱いにしました。
彼は非常に能力のあるチームメンバーでしたが、
どうにも人間的にだらしがなく改善の余地無しと判断し
先の処分を下すこととなったのです。
 彼は普通免許(自動車免許)を保有しておらず、またその免許を取る気が無いのですが
道中のドライバーにあれこれと注文をつけたり運転にケチをつけたりと苦情が多く、
わざわざ寄り道して貰っても礼も言わず当たり前のように助手席でふんぞり返るとのこと。
ここしばらくは自分が彼の面倒をみるかたちだってのですが、
目に余る態度と会場内での協調性の無さを「個人の個性」と言い張り
最後まで頑なに改めませんでした。
 自分としてはチームリーダーである以上、
彼の態度を改められなかったという落ち度と
それまで他メンバーにかけてしまった迷惑の分を考えると
「本当にこれでよかったのか」と思うところです。
 自らの交通手段が無い以上、彼は今後サバゲ会場に赴くことが困難になり
サバゲが好きだと言っていたその楽しみを奪ってしまったと取れもします。
現に彼の言い分は「じゃあ俺は次からどうやってサバゲに行けと言うのか」と問われましたが
「そうなってしまった原因はお前にあるのだから、改められるまでは連れて行けない」
と返すのみでした。

今一度「チームというものは何ぞや」と振り返り
乱雑ながらもここに書き留めておき、
不特定多数の皆様からどのようなご意見をいただけるのかと思うのです。

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コメント 1

これ以上ありません。

だい

だい

初めまして、市川さんの選んだ選択は間違いではないと思いますよ
リーダーとして正しい決断をしたと私は思います。
車を出してくれる方は好意で出して下さっているはずです
私も出す方なんで気持ちは解りますよ
結論、お金使わないんだから気ぐらい使いましょう
って事なんですよね
通り道の駅まで行くとか、率先して搬入搬出手伝うとか
考えたら沢山あります
市川さんもあまり気になさらないでサバイバルゲーム楽しんで下さい。

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