塗装インプレ - トビカ マットブラック

2013年10月1日

【　トビカ マットブラック　インプレ　】

愛用のグロックのマグキャッチがシルバーで気に入らなかったので
黒くしたい！と長いこと思っていたのですが、
このたび重い腰を上げて塗装に踏み切りました。

タイトルの通り、使った塗料は「トビカ マットブラック」。
ネットで検索する限りでは、「金属への食いつきは抜群」との評判。
説明文でも、用途は金属全般を「染める」と謳っているくらい。

「ほんとかぁ？wwwていうか金属への塗装って市販品だと
誰がどう頑張ってもペリッペリになるんだろ？www」
と思っていたのですが、手ごろなのがなかったので購入。

【対象】
塗装したのはKM企画のステンレスマグキャッチ。
地のステンレスの銀丸出しなので、長いこと
スライドに合わせて黒にしたかったんだよなぁー。

【色見】
上の写真をみたとおり。
真っ黒、ではなく真っ黒の上からクリアを吹いたような
若干グレーがかった黒。M4のパーカーよりも黒い感じのパーカー。
ドギツくなく落ち着いた黒。
ちなみにスプリングが収まるところの銀色の箇所は、
塗装するときにピンセットで持っていたため塗れていない場所です。
作動痕ではありません。
　
【塗膜厚】
塗料の粒子の細かさがすごく小さいらしく、驚くほどの膜厚。
ごく薄。薄すぎる。ヤバいくらいの薄さ。
よほどのアツ塗りをしない限りは刻印とか絶対埋まらない。
仕上げの粗さも地のヒケも丸わかりｗｗｗ
300番以上の目の粗さで細かい足をつけてやれば、
ヤスリでできた凹凸にまで入り込みます。
試す限りでは、600番の粗さでも下地の凹凸が確認できました。
これを応用すればヘアライン仕上げ風とかにできるかもしれません。

【塗装強度】
一言で表すと驚愕。
予想以上を越えて、完全に予想外の強度。
なにこれアルマイト？それとも黒染めしたん？て言うくらい落ちない。

ちょっと細かく試した結果を書きたいので試したことを箇条書きに（写真はないｗ）

■前提
　・ハンドソープでざっと洗ったあと、パーツクリーナーで脱脂。
　・乾燥機などは使わず（つか持ってないｗ）常温、部屋で放置。

■乾燥時間1日
　説明書通りの完全乾燥時間。
　・爪で超ひっかく→割とあっけなく剥がれる。
　・パーツクリーナを超ぶっかける→若干粘るが3秒も当ててると塗装がはがれる
　・パークリをちょっと掛けてティッシュで磨く→塗装剥げる。　

■乾燥時間2日。
　推奨の2倍の乾燥
　・爪で超超超ひっかく→ビクともしないッ！
　・プラスチックで超ひっかく→無傷ッ！！！

■余談
　・600番のペーパーで足を付けたものと、全く何もしてない
　　脱脂しただけのものの2種類試したのですが、結果は全く同じ。
　・脱脂してないステンレス（ピンセット）は、1日でも2日でも
　　定着せず、軽く爪でひっかく分には問題ないものの
　　アルコールティッシュで強くこする・超引っ掻くなどすると
　　さすがに塗料は剥離。
　・焼付をすると塗膜が強くなるとの噂を聞いたので
　　乾燥二日目のものをライターであぶったあと、爪でひっかく
　　→乾燥一日よりは強いが、やはり剥がれる。　
　・乾燥二日目をピンセットでひっかく→さすがに剥がれる。

あまりの衝撃に思わず長文でインプレを書いてしまいました。

やったことといえば主に脱脂だけですが、脅威の密着力。
ぶっちゃけ、金属ってだけで塗装対象外扱いしてたのですがやってみるもんですね。
ていうか、市販のスプレー缶の塗装でここまでできるとは思ってなかった。
塗装の奥の深さに驚くばかり。

そのうちコーティングも極めたいなぁ・・・
ジルコニアクリスタルも実験してみよかな。

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