リコイルと実用性の両立。万能なガスマシンガン

レビューした装備

MP7A1

東京マルイ

総合評価

5点（とても良い）

見た目や質感について

3点（普通）

マルイのプラスチック質感に過度な期待を抱いてはいけません。KSCの方が樹脂っぽいですね。

初速や集弾性について

4点（良い）

0.25で80～85、夏場になれば90近く出ることも。
加熱しすぎるとハンマーがバルブを叩けなくなるようですが、普通に使う分には問題ありません。
集弾性能は電動ガンも真っ青、40mくらい先までズバッと一直線。下手な電動よりもこちらの方がよく当たる、と言ってもよいぐらい。
ただし、初速が次世代電動ガンよりも低いこともあり、遠い敵には弾を避けられてしまう。確実に仕留められる距離は30m前後だと思われます。

剛性について

3点（普通）

チャージングハンドルが本当に心配。真っ直ぐ引かないと曲がりそう。
取り扱いは慎重に。それ以外は、すっきりまとまっているので不安要素も少ないです。

持ち運びやすさ（重さについて）

5点（とても良い）

2キロあまり、電動MP7（1.5キロ）より少し重いくらい。
ある程度の重さはあれど、重量バランスが良いのでマガジンを抜いた状態で机の上に立たせることも可能。重心がズレておらず、如何に使いやすさに重点を置いているかが分かる。長時間構えていても疲れない重さです。
問題はマガジン。400グラムあまりですが、こちらを5本携帯すれば2キロを超えてしまいます。沢山持ちたければ、自分の体重を落としましょう。

取り回しの良さ（全長について）

5点（とても良い）

コンパクトに構えることが可能で、CQBエリアでもインドアでも突っかかることは殆ど無い。
クリアリングをしながら周りを見回し、会敵した瞬間に叩き込み、また移動。これが出来るか出来ないかで明暗が分かれます。
野外においても、バリケードから小さく構えて狙い撃つことが可能。汎用性は著しく高いですよ。

カスタムについて

3点（普通）

箱出しでの完成度が非常に高すぎて、弄る個所が見当たりません。
バレル延長しようものなら、夏場での初速オーバーという壁に突き当たってしまいます。素早いサイティングのため、T-１ドットサイトを用意するぐらいでしょう。それだけで十分です。
マガジンは最低3～4本別途で用意し、ポーチも揃えておきましょう。マガジンチェンジの技術を磨けば、カスタム電動ガンのユーザーなど敵ではない・・・と信じたいです(｀・ω・´)

ゲームでの使用感

5点（とても良い）

最高です。リコイルが心地いい！40発めで気持ちよくホールドオープンするあの感動は、なかなか味わえません。ガスのM4とは違う感動です。
VFCのMP7も撃ってみましたが、あれがリアルサイズなのですね。
最後まで撃ちきれない場面があるVFCと違い、マルイは何の問題もなくフルオートで撃ちきれます。
フルオートは弾幕が必要になった際の最終手段。リコイルがあるのですから、セミオートで確実に狙うようにしましょう。30m以内の敵を3発以内で仕留められれば及第点でしょうか。
先制攻撃で仕留めるには、フィールドの形状を頭に入れたうえで敵味方の展開を予測し、最善の潜伏ポジションを確保する必要があります。
最前線まで向かい弾数に任せてばら撒く、という方法は通用しません。初めのスタートダッシュで趨勢が決まりますが、私はここでも電動使用時と比べ10m手前のバリケードで止まるようにしております。じっと身を潜め、捕捉と同時に仕留めるように心がける、そんな戦法です。
ガスMP7で縛りを付けた状況のなか立ち回りを研究できますので、電動ガンを使用すれば更なる戦果が期待できるでしょう。
MP7を使う皆様がどんな使い方をしているか、気になるところであります。