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マルイ製はとっくの昔に絶版で、ボロボロの中古品しか手に入らない状況下、海外メーカーのJG(Jing Gong)がマルイの丸パクリ品ともいえる形で発売してきた。
外側だけでも状態の良いものが手に入れば、内部パーツはマルイ製に全とっかえという手も使える。

JG製はマルイ製同様外装のほとんどが樹脂。

しかし、G3系の電動ガンでよく言われる『首回りの弱さ』が感じられない。

色々いじくってみた結果、どうやらトロピカルタイプハンドガードがきしむ首回りを外側からがっちり固定しているためだということが分かった。
SG-1のハンドガードがレシーバー部に対してただかぶせるだけになってるのに対して、A3のハンドガードはフロントサイトとレシーバー部の間にガッチリとはまり込むように装着され、銃身が歪む余地がほとんどない。
マルイ製もA3は首回りのガタがなかったのだろうか? 今となっては確認のしようがない…

箱出し状態で空撃ちさせると、ギアノイズがやや気になるものの、結構快調に動く。
しかし、いざマガジンに弾を入れて撃とうとしても弾が出ない。
銃口からは空気が強く吐き出されるし、HOPも最低位置に設定されているのに弾が出ない。
いったんレシーバー部を上下にバラし、メカボの動きだけを確認してみると、タペットプレートが動いていない。
というかタペットプレートの前とメカボの間にプラスチックの塊が挟まっている。
どうやらこいつのせいでタペットプレートが前進せずに、弾がチャンバーに装填されなかったようだ。

ここまで確認した段階で前回DSKの定例会に参加した日の当日の午前1時。
今からメカボばらしたら眠れないってことで、仕方なく他のG3からロアレシーバーだけ持ってきてポン付け。これを持って定例会に参加してきた。

サバゲ後の月曜日は土曜出社の代休で休みを取り、
JG製メカボから異物を取り除いてやろうと朝っぱらから銃の分解を開始。
どうせバラすなら、と思ってメカボの中身を洗浄。やたらと汚らしい茶色いグリスがちょこっとついていたので洗剤と歯ブラシと綿棒で丁寧に洗い落とす。すべてのギアにシムが噛ませてある割にギアノイズが大きかったので、シム調整もやることに。
樹脂製のベアリングはメカボ側に固定されていなかったのでこれは瞬着で固定。
ちなみに自分はベアリングだけは金属製を使わない。
強度の高いベアリングを使うと、ピストンやギアに大きな力がかかった時、真っ先にギアの歯が壊れる。
一方樹脂製ベアリングを使うと強い力がかかった時、先にベアリングが壊れる。
樹脂製ベアリングとギアの値段を比べれば、どっちが良いかは一目瞭然。

出来上がってみると、ノイズも小さく初速は90m/s前後、HOPを適正位置に調整すると、すっぽ抜けや極端な弾道変化などもなくかなりいい感じに仕上がった。
樹脂製で長さの割に信じられないくらい軽いということもあり、サバゲで使いやすい銃になったと思う。

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コメント 2

これ以上ありません。

市川 真夜

市川 真夜

JG製品は他の海外系電動ガンメーカー製品と比べると
コストパフォーマンスが良い傾向が強く感じますね。
M4系列然り、SIG系列然り。
G3A3の絶版繋がりではJG製SIG550もかなり好印象でした。
‥メカボ分解調整必須ですが(苦笑)。

プップヒェン

プップヒェン

>市川 真夜さん
最近の中華ガンは意外とそのままでも使えるのがありますけど、
今回のJG製に関しては昔ながら(笑)の中華製メカボでした。

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