メインアーム: H&K USP
タボール トリガー改善
2月ごろに整備したタボールですが、実際使ってみると不具合が目立ちました。特に頻発するのが、整備前から前から気になっていたトリガーロックです。
ちょっと早めにセミを使ったり、セレクターを変えたりするタイミングでロックがかかります。というかトリガーが無反応になります。
正直メインとして使うのは怖いので、他の銃をつかっていた感じです。
が、PDWのハイサイクル化も一段落したので、本格的に改修にとりかかる事にしました。
このタボールは「中長距離でセミオートメインで使う」という運用をしたいなーと思ってます。PDWがハイサイクルですし。
なので目的は3つです。
・とにかくセミロックの頻度を落とす。これがメイン。
・サイクルは落ちてもいいが、スプリングは強いのを引けるようにハイトルクにしたい。将来プチ流速(?)とか試したいので。
・トリガーを奥まで引かないと反応しないのをなんとかしたい。セミでの連射速度を上げたい。
なんで、
・トリガーカムやスイッチの物理的調整 (画像みたいな厚みの調整)
・ハイトルクギア(32:1)の導入
・FET導入
この3つがメインで、部品はなるべく使いまわしを想定してました。
ハイトルクギアは以前セールで1000円で買っていたUFCの32:1があるので、あとはまあ削ったり盛ったりでなんとかなるでしょ、と思ってました。
先週まではね。
が、
作業中にモーターにビスが吸い込まれる \(^o^)/オワタ
どう頑張ってもギアノイズが消えない (軸受がたぶん駄目)
ハイトルクギアには専用のピストンが必要 (知らんかった。。。)
前に自作したコンデンサや整流ダイオードを使用したFETをつけるとバッテリーが異常発熱 (やばかった)
etcのトラブルがあり、1日1回帰宅前にパーツ屋で部品を買っては調整する日々でした。
結局、モーターはEG1000に交換、FETはIRLB3813PBFに抵抗2つつけただけの手抜き仕様で妥協、軸受はZCの8mmベアリングに変更、ピストンはACE1のハーフティース追加購入。。。
など、トリガーとあんまり関係ないところで労力と金を使いました。
※ついでに配線を変えたり、ヒューズをつけたりもしました。
肝心なトリガー周りは、スイッチをオムロンのVX-54-1A3に変更。
※同じサイズのV-15-1A5も試しましたが、これだとスイッチを押す力が強く必要で、タボールの場合はフルオートが止まらなくなります。VX-54-1A3なら大丈夫でした。
で、トリガーカムの厚みを増したのと、セクターギアとの干渉とかの影響で、スイッチとセクターギアの間にあるトリガースイッチボックス(画像の左側のやつ)もまた削ったり盛ったりしました。。。
こいつがトリガーカムやセレクターカムと接触してスイッチを押したり、フル/セミを切り替えたりしてくれるパーツです。
これの調整が試行錯誤の連続でまた時間がかかりましたが、やっているうちに「こいつが今までの不具合の元凶だな」と判明しました。
これとトリガーカムの接触具合、トリガーカムの上にある小さいスプリングの戻りの強さ、セクターギアの下にあるセレクターカムのかみ合わせのバランス、セクターギアとのスレがない、ベストな状態にならんといかんのだと。
※もちろん、基本はデフォルトの状態で問題ないはずですが、個体差なのか前の整備のせいなのか、自分の銃はバランスがおかしい状態になったのでしょう。
で、このパーツをメインに試行錯誤を繰り返した結果。
セクターギアとの干渉はなくなり、セレクターとのかみ合わせも問題なくなったものの、トリガーを思い切り最後まで引くとスプリングの力だけではトリガーカムが元の位置に戻らなくなる駄目状態になりました。/(^o^)\
が、トリガーカムの厚みを増しているので、そもそも最後まで引かなくてもスイッチは入る(正確には開放される)状態です。
なら、物理的にトリガーを最後まで引けないようにしてしまえ!!
という事でメカボックスの外側のトリガーアームにアルミ板を差し込んでみました。(画像は調整中のもので、この状態からさらに0.6mmほどアルミ板を追加)
この発想にたどり着けたかが、今回の分岐点だと思います。これを行った結果、トリガーが無反応になる事はなくなりました。長かった。。。
作業の結果、セーフティをかけた状態(1mmほどトリガーは動く)では反応せず、セミ使用時は画像の指の位置で発射される状態です。
引きしろが大幅に短くなり、FETも付いているので使用感は以前とまったく別物になりました。200発ほどセミを連続で撃ってみたり、セレクター切り替えなども試しましたが、セミロックも未発生。
初速とサイクルはこんな感じです。ハイトルクギアを使っているのでサイクルは落ちていますが、許容範囲です。
EG1000も使用しているので以前の机モーターとの比較はできませんが、スプリングもSHSのM150を引く事ができてます。(前はSHSのM100も引けなかった)
ぶっちゃけ、トリガーの引きしろを短くするだけならトリガー連結部の棒の長さをイモネジで調整すればなんとかなるっぽいですが。。。当初の目的を全て達成できたので満足です。長文にお付き合い頂き有難うございました。
このコンテンツの公開範囲 インターネット全体
コメントを受け付ける範囲 サバゲーるメンバーまで
スポンサーリンク
コメント 0
コメントはまだありません。
コメントするには、ログインまたはメンバー登録(無料)が必要です。
スポンサーリンク
活動中のチーム
活動中のチームはまだありません。