ガスブローバックや,リボルバーに使うガスは
皆さん御存知の通り代替フロンの
“HFC134a”こと1,1,1,2-テトラフルオロエタン(CH2FCF3)
”HFC152a”こと1,1-ジフルオロエタン(CHF2-CH3)
なのですが,コノ違いって?と思ったので調べて見ました

そこで両方のMSDS(製品安全データシート)を検索!

沸点・融点・発火点
134a:-26.18℃,-101℃,データ無し
152a:-25℃,-117℃,454℃以上
どちらも似たような感じなのですね
きっと134aも似たような温度に発火点があるのでしょう

パワーに関わるところの『蒸気圧』
134a:0.666 MPa (6.79 kgf/cm2abs) (25 ℃)
152a:0.60Mpa(6.1kgf/cm2abs)(25℃)
コレも似たような値ですが
若干152aの方が低いのですね

では,どちらを使えばよりエコかというのを見ると・・・
オゾン破壊係数はどちらも0ですので
『地球温暖化係数』を見ます
134a:1,300
152a:140
驚くほど違いが有ります!!コレにはビックリです!!

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コメント 2

これ以上ありません。

mosupapa

mosupapa

HFC134aは不燃性です。
HFC152aは可燃性です。
良く似た性質で、オゾン層を侵食しない代替フロンな為、いろいろな所で用いられています。
HFC152aはHFC134aと比較し、同じ量の液化ガスでも気化した時の体積が多くなるようなので、若干のパワーダウンと引き換えに燃費の向上が望めるという話です。
ただし、ゴムパーツ等に対し若干の侵食性があるので、パッキン等が痛む可能性もあるようです。
とはいえ、記述の通り温暖化係数に10倍の開きがあるため、昨今ではHFC152aを使用するものが増えています。
代表的なものはエアダスター等ですね。
しかし、

温暖化係数が低い→分解されやすい→物質として不安定→可燃性

といったようなジレンマがどうしてもあります。
実際、最近話題になっている事故としては、エアダスターでシュレッダー掃除をして発火炎上という事故が多く、それに対する警告が消費者庁より出されるという事態にもなっています。

可燃性であるということを除けば、HFC134aに比べ地球への害は少ないようですし、HFC152aのほうがコストも安い(エアダスター用のノズルをいじくれば価格は実際ほぼ半額)ですし、ゴムパーツ侵食に関しても今のところ「壊れた!」という報告は皆無と言っていい状態です。
可燃性なので管理に気を付けて使えば、HFC152aの方がいいかもしれませんね。

のぶ

のぶ

134aは不燃でしたか・・・それでデータ無しだったのですね

400℃を越える熱が加わる事は普通に使っている分には無さそうですし
152aの方が良いのかもしれませんね

パワーダウン・・・喜んで!
ヤバイ数字を叩き出す事も出来ちゃうコマッタチャンを
買っちゃった私としては,152aが有難い!

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