迷える子羊のために　ＧＢＢ　Ｍ６０分解方法（１）

2013年2月4日

はい、迷いまくっている子羊本人でございます。
ようやく入手して浮かれまくったガスブローバック　Ｍ６０ＬＭＧでございますが、
調整しようにもいきなりの難問が。。。
それが「分解方法はどうするの？」です。
ガスブロは部品の組み合わせがパズルのようなもの。
見えてるネジはずしゃ何とかなるでしょ、と言うレベルではありません。
代替がきくわけでもないのであまり無茶もできず、
エンジンユニットはずすまでに１週間悩みました。
んで、現存するＧＢＢＭ６０が何十台かわかりませんが、
いきなり入手できたラッキーな人は同じように悩むのでは、
ということで、備忘録もかねて分解方法を大公開いたします。
慣れれば全工程を３分でできるほどお手軽でした。
※この機種も含めて、カスタマイズにより部品構成も代わっている場合があります。
　すべての固体が完全に同じでない場合がありますからご注意ください。

１．バレル／ガスシステムグループの取り外し
　　M60といえばレバーをまわせばガチャコンとバレルが外れます、と言うのが売り。
　　でも、補強のためか、下のほうからプラスネジがねじ込まれていました。

　　こいつを外します。
　　完全に取り去る必要はなく、干渉がなくなる５ｍｍほど緩めます。

　　そしてプランジャーを左から押しながらバレルロッキングレバーを９０度回転。
　　バレル／ガスシステムグループが前方に抜けます。

２．トリガーハウジンググループ取り外し
　　これはエンジン取り外すのに必須ではないのですが、よほど器用な人でなければ、
　　やったほうが以降の作業が格段にやりやすいです。

　　グリップ後方の六角ネジをはずします。
　　組み立て時にはぐらつかない程度でよいので、閉めすぎないこと。

　　とてもリアルなリーフスプリングを後方から２０度くらい回転させて持ち上げ、
　　外します。
　　するとトリガーハウジング前方のピンが左側に抜け落ち、
　　トリガーハウジンググループがごそっと取れます。

　　このように抜けた穴に軽くティッシュでも詰め込んで、
　　本体内に入り込まないようにします。
　　これも必須ではありませんが、イライラしたくない人にはお勧めです。

３．ショルダーガンストック取り外し
　　フィードカバーを開けて、

　　ここの六角ネジを外します。組み立て時には閉めすぎる必要はありません。
　　このときに、間違ってもこの近く前方にある、
　　エアスイッチ部固定用の六角ネジは外さないこと。
　　私のにはナットが下でネジを受けてましたが、
　　ナットが無くてもフレームにネジ山が切ってあったので、ナットは付けていません。
　　これでショルダーガンストックが後ろに抜けてきます。
　　ちなみに、指の長い人や器用な人は、

　　この部分のピンを両側から押せば、バットプレート部が、
　　下から上に回転するようにして外せますので、それでも可。
　　でも普通はショルダーガンストックグループ全体を外したほうが絶対に楽。

　　エアスイッチ部につながっている、ワンタッチコネクターでつながっている
　　エアホースを外します。
　　エアホースを扱う人には常識ですが、この手のコネクターを取り外す際には、
　　ホースが刺さっている周りの樹脂性リングを押し込みながらホースを抜きます。

４．バッファーヨーク取り外し
　　オリジナルにはありませんが、ＧＢＢ　Ｍ６０のカスタムでよく見るのが、
　　このバッファーヨークと呼ばれる部品の追加。
　　モデルガンマニアとしては、部品構成が実銃に近づくような気がするので、
　　私も似たようなのを、ＡＢＳ樹脂ですが、自作しました。
　　形や装着方法のイメージが近いのでそう呼ばれることが多いのですが、
　　働きは実銃とは異なります。（詳細は「調整編」にて後述）

　　たいそうなものではなく、こんな逆Ｕ字構造の部品を上から組み込んでいるので、
　　ドライビングスプリングを前方に圧縮して、上方向に抜き出します。

５．エアスイッチ部の取り外し
　　ここは最初は最も悩む部分でしょう。
　　後方のエアスイッチ部からＬ字フレームで、トリガーバーが内蔵されつつ、
　　トリガーグループのところまで伸びています。

　　前方が、このトリガーハウジンググループ後方のネジが入っていた部分の、
　　本体内に入り込んでいるロック部で、Ｌ字フレーム前端とかみ合っています。
　　かみ合いは、Ｌ字フレームに前のほうが小さい雪だるま型の穴があり、
　　大きい穴によってロック部にはまり込み、そのまま後方に引かれることで、
　　小さい穴がロック部にかみ合って抜けなくなってます。
　　文字にするとややこしいですが、実際はとても単純です。
さてこのはずし方は。。。続く