エアコキスナイパーライフル（2）　スーパー9

2014年9月19日

その昔、サバゲ用スナイパーライフルとして一世を風靡したスーパー9。
高校生の頃初めて買ったエアガンがタカトクのＳＳ９０００で、
当時の新聞等でその高い威力がオモチャとしてどうなんだと騒がれたこともあります。
他がほんとにオモチャ然とした威力で近くで当たってもケガしない、
というのがほとんどだったので、しょうがないのかなとも思います。
その流れを汲み、スナイパーライフルの標準として君臨したスーパーナイン。
幾度か所持したことはあっても、スナイパー病が覚めると手放してました。
後期においては薬きょう使用の５連発か、棒型のマガジン使用のケースレス・多連発かを選べるようになりました。
当然サバゲ用としてはケースレスの方ですが、薬きょう式の方が雰囲気が出て楽しいと思ってます。
今はクラウンから10歳以下用の低威力エアガンとして販売されています。

画像のストックが茶色の方がクラウン製で少し外観を変えてます。黒い方が昔のスーパー９。
部品の互換性があるのですが、微妙にサイズが変わっているところがあり、部品を混ぜると、
装着が難しかったり、薬きょうがうまくエジェクトされない等の不具合が出ることがあります。
なんでこんなの引っ張り出したかというと、
昔読んだ大藪晴彦氏の名作「凶銃　ウィンチェスターＭ７０」を最近また読みたくなり、
それに合わせていじりたくなったのです。
当然Ｍ７０独特のウィングセフティーは無理なので脳内変換とし、
ボルトを引いて薬きょうが飛び去る様を堪能したくなったのです。

スコープマウントは低い方がカッコイイのですが、部屋撃ち用の近距離用スコープの関係で、
ハイマウントになってしまってます。
小説ではアイアンサイトなのですが、カッコイイサイトが無いので、スコープ搭載にしました。
バレルもクラウン製は細く短くて悲しいので、長さだけはとアウターバレルのみを延長しています。
フロント部分で差し替えできるよう2種類作ったので、もう少し短いのもできます。
ストックも先端とグリップ底を塗装しています。

発射方式はもちろんカートリッジ式。
ケースレスとの切り替えは、今考えてもすごいアイディアだなと思います。

カートリッジにＢＢ弾詰めてマガジンに装填。
マガジン外さなくても、実銃のようにエジェクションポートからも装填できますが、
スコープがあってやりにくくなってます。
小説ではもちろん、エジェクションポートから一発ずつ装填します。

ボルトを引いて戻す時にカートリッジが薬室に装填されます。
画像は便宜上引くときの状態になってます。
ボルトを完全に戻さないと引き金が引けません。
最後まで戻した時に、エジェクターとカートリッジが咬み合う「カチッ」という感触がたまりません。
そして、構えて撃ちます。
スーパー９のカスタムしてないノーマルシリンダーセットでも、撃つと結構力強い衝撃があります。
そのままでもパワーは0.2ｇで80～90ｍほど有ります。
室内6～7ｍなら集弾性も悪くありません。

そしてまたボルトを引いて、

さらに引くとエジェクトします。
この際に薬きょうが飛び出ていくのが最高です。
マガジンが無いとエジェクトされません。
ボルトや薬きょうは今と昔で微妙に寸法が違っているらしく、相性を見る必要があります。
高校生の頃は毎日カートリッジ50発×2並べて撃ってました。
10歳以下用のシリンダーとスプリングのセットなら、小指1本で引けるくらい軽いです。

小説の「ウィンチェスターＭ70」は、版を重ねるごとに訂正を含めて内容が変わったとのことで、
今読むと「あれ、こんなだっけ？」という感じもします。
実は小説の中で一番活躍してるのは、ルガーＰ08の6inモデルだったりします。
私が読んだやつでは、もっと激しくM70が火を噴いていたと思いますが、
記憶の中で増幅されていたのでしょう。

取り敢えず、今更ながらスーパーナインの時代を超えた凄さに驚きました。