タニコバ　ＶＰ－７０(M)　修復！

2012年8月2日

以前、つっきゃげさんの日記を見てやろうと思ってた、
VP-70の弱点を、マルイのガスブロ用のパーツ使って修理、
と言うのをやって見ました。

つっきゃげさんの日記に詳細はあるので、おおまかに。
タニコバＶＰ－７０の最大の弱点はピストンカップだと思います。
いろいろな情報を見てもここが崩壊してしまって作動不能、というのをよく見ます。
系統が似ているのか、ＫＳＣのＳＰＰでも同じピストンカップが崩壊しました。
ＫＳＣは専用形状でしたが、部品をすぐに取り寄せられたので
あまり問題なかったのですが、タニコバはどうも敷居が高く感じられます。
Web受付とかで、もう少しメンテパーツなどの注文しやすくしてほしいと思うのは私だけ？
さて数千発撃ったＳＰＰは良いとしても、ＶＰは300発とは撃ってなかったはず。
マルイ用ならすぐ手に入るのでラッキー、と思ってましたが、なかなかショップに行けず、
試せませんでした。
昨日、奥方の買い物に付き合うついでに某店に駆け込み、980円でカスタムパーツＧＥＴ。
メーカーとかは家で子供達が襲来してくるので、すぐに包装捨てちゃったので
わからなくなりましたが、白いジュラコン製みたいな板状で、
真ん中にＯリングのゴムがはいってました。
中央のくぼみをピストン軸にはめて付けようとすると、軸がわずかに太く、入りません。
鋼鉄製のマイナスドライバーの先で丹念に削って径を広げ、
さらに取り付けネジ用の穴をピンバイスで開け、装着完了。
ちょっと厚さが違うかもしれないけど後戻りはできません。
試射します。
ポショッ！　ギリギリ動くような感じで、2~3発の間なさけない動作しかしませんでした。
「やっちまったか！？」と思いましたが、
さらに続けて撃つと一発ごとに調子が上がります。
10発目くらいには「パン！」という甲高い音とともに、ビシッ！と反動が来ます。
「おぉ、良いじゃん！」と、ストック付けてセミ＆3バーストも問題ありません。
季節のせいか、「こいつ、こんなに良かったっけ？」というくらい快調作動です。
カスタムパーツのせいですかね?
でも、3発残っているのに、いきなりマガジンから弾が送られなくなりました。
幾度か外してみても弾はマガジン上端まで上がりきって残ってます。
スライドの動きは良くて、手動でスライド引いて弾を送ってやると、
その弾は撃ててもそれ以降は続きません。
マガジン側で引っかかっているのではなく、
スライド内のノズルの動きに問題が有るようです。
で、思い出しました。以前もこんなことが有って、
イヤになってほったらかしていたことを。
しょうがないなと思いつつ、試射開始直後の動きの悪さが気になります。
恐らく原因は、カスタムピストンカップのくぼみの不足でしょう。
窪みが浅く、ほんの僅かにピストン側の軸の根元との間に隙間ができます。
本来はこの軸の根元の平面が支えになって、ピストンカップを垂直に保つのです。
0.5ｍｍも無いような隙間ですが、
このためにピストンカップが斜めになったりしたのでしょう。
ピストンカップ側の窪みを深くすると突き抜けてしまうので、考えます。
解決策はジャンクパーツのバルブ用の細いスプリングを一巻分持ってきて、
ピストンの軸周りにおいてあげます。
これが支えになって、無事にピストンカップの保持が垂直で確実になりました。
以降はとても快調にビシビシ動いてくれます。
初速は79ｍ前後で安定してます。
3点バーストでは後半落ちるはずなのに、何故か逆に上がって81ｍくらいでした。
ちょっと楽しいマシンピストルの復活です。
音が甲高いのが家の中では困りものです。
送弾不良がまた起きないか不安ですが。。。