レビューした装備

総合評価

3点(普通)

※ご注意:以下は電動ユニットを取り払い、ガスブローバック化したものです。
現在の私のメインウェポンです。
数年前に陸自装備なんだからこのTOPの電動MINIMIを格安で買わないかと知人に持ちかけられ、購入。アングスのピストンシリンダーセットに換装されていたが、実射性能は当時のマルイ電動ガンと比べると少し見劣りがし、そのまま荷物の奥底で眠っていました。
TOPの名誉のために言うと、今だとあまり気にならないレベルの差でした。
ハイサイクル化などのアドバンテージを求めるとカスタム費用がかさむし、それに挑戦しようとしていた元所有者の知人の苦労も見ているので、とりあえず完動する室内観賞用モデルガンと考えていました。
その後、安全機構を組み込んだ新開発ユニットのBV銃をメインにしたため、いよいよ出番はなくなっていました。
今年はじめに、ふと目にしたA&KのMINIMIをガスブローバックにしたというHPをみて、GCOMPNAYに連絡し、TOPでもできるかと問い合わせしました。すると可能との返事。金額は結構かかりましたが、何とか工面しました。しかし、TOP製はA&K製と微妙に寸法が違い、新規設計し直しなどでなかなか完成せず、2ヶ月後に一旦送ってきたものも動作不良で再調整をお願いしました。
送ってきたものを見ると細部の造りは思ったよりも良く、ブローバックエンジンもトリガーメカも見慣れたWE-TECHのものと同様なので、なんとか連続して動作さえすれば以降の調整・メンテナンスは可能だと判断。期待が高まりました。
再調整されて送られてきましたが、まだ作動はぎこちなく、一つ一つ原因を解決していくうちに愛着も湧いてきます。
何といってもうまく作動した時の、コッキングハンドルを「ジャキッ!」と引いてトリガーを絞ったときに、けたたましい発射音が軽快に奏でるメロディーと、手の中で震える機体は病みつきになってしまいます。
おりしも「ブラックホークダウン」に遅まきながらはまりだした頃で、トゥオンブリー特技下士官がネルソン特技下士官の耳元で撃って、ネルソンの耳が一時的に不自由になったシーンがありましたが、同様に隣にいた仲間があまりにうるさくて文句を言われたことが有ります。

見た目や質感について

3点(普通)

外装はTOP製のままなので、ちょっと見には違いはわかりません。元がアサヒというだけあって、多少変わっていますが昔アサヒ製ミニミを持っていた時の感動がよみがえります。スチールブルーのフレームもサビには弱そうですが、塗油しておけば美しいままです。元はアサヒでもTOPでも高級機種だったので、金属が多用されており質感は高めですが、フィードカバーが樹脂製なのは残念でした。

初速や集弾性について

3点(普通)

ガスブロなので誤差を考慮して80m/secくらいになっています。マガジン内タンクに調整不能で固定されたレギュレータがあり、吐出圧は一定になるようになっていますが、寒くなるとつらいので、外装タンクを接続して撃つことになります。
ほぼガス缶一本丸ごと入る大容量タンクなので、夏ならリキッドチャージのみで戦えました。集弾はA&Kタイプに変更されるため、HOP調整も可能で良好でしたが、振動もあるため、電動には少し及ばないくらいですが、電動ガンのバレルやHOPパッキンが使えるため、換装すれば性能は上がると思われます。
とりあえずアウターに比してインナーバレルの外径が小さいため、シリコンテープで固定度を上げると性能は向上しました。
HOPが強すぎたので、抑えのクッションを変更して普通に使えるようになりました。

剛性について

3点(普通)

TOP製の方がフレームの鉄板の肉厚が厚く、A&Kよりも剛性が高いと言われましたが、比較したことが無いので何とも言えません。でも、TOP製では使用上でほとんど不安はありません。ハンドガード部にフロントグリップパネルを取り付ける鉄板部分が溶接されているため、TOP用だと言われて購入したレイルアダプターが使えなかったのは残念です。他のは溶接されていないから使えるのかは不明。このアダプターはA&Kなら使えるようなので、TOP製というのが間違いかもしれません。
キャリングハンドルを持って走っても剛性の不安はありません。

持ち運びやすさ(重さについて)

3点(普通)

電動メカボックスは取り除かれていますが、金属製ブロックのインナーフレームとWEのSCAR用を大型化したようなボルトが入っているので、元とあまり重さは変わらないと思います。
確かに重いでしょうけど、比較するとA&KのM60よりは軽快に扱えます。私にとっては小銃と同じような感覚で扱えます(マガジンが邪魔ですけど)。まさに他の仲間とともに前進しながら攻撃できます。コラプシブルストックとパラトルーパタイプのショートアウターバレルなら、スタンダードのM4よりも小さくなって扱いやすいです。MKⅡタイプのキャリングハンドルもありますが、MKⅠタイプの方がとっさの移動時には使いやすく、MINIMIを持ってるという感じがして好みです。

取り回しの良さ(全長について)

3点(普通)

前述の通り短縮化も外装の交換で簡単に可能であり、レールハンドガードに変えれば各種装備が装着でき、まさに少し重めの小銃感覚で使えます。MINIMIの宿命ともいうべきボックスマガジンの脱落は、マガジンにポリカーボネート用の特殊粘着テープでタイトアップしてほぼ解決しました。
A&Kの1500連小型ボックスマガジンなら立射で構えてもマガジンが邪魔になりません。
(この場合には外装タンクが必要)
WE-TECHの30連ガスマガジンも夏場は十分使えますが、すぐに弾切れし、マガジン交換に手間取るので、緊急用として使用することになります。

カスタムについて

3点(普通)

メンテナンス性は、上々です。
機関部は、ストックをピン2本抜いて外し、トリガーブロックの前方のピンを抜いてトリガーブロックを分離、本体横のネジ2本を抜いてインナーフレームを上からガポリと外し、インナーフレーム横のネジ3本を外せば、ボルトやメインスプリングが取り出せます。
もちろんバレルはリリースレバーを少し回せば、そのままスルリと前方に抜けます。

外装は、ノーマルのTOP製MKⅠに下記のものを組み合わせれば、自由な組み合わせで着せ替えができますので、俺ミニミ使用にするのも楽しいです。TOP製としていろいろ出ていたから揃えるのも楽でした。
・MKⅡタイプアウターバレル
・パラトルーパタイプショートアウターバレル
・SPWタイプアッパーレイルハンドガード
・MKⅡタイプハンドガード
・TOP用3面レールハンドガード(前述のA&K用と思われるものとは別物)
 ※使えるけどバイポッドが前にしかたためなくなる
・SPWもどきハンドガードパネル(ABS板で自作)
・レイル用斜め左下へのフロントグリップ
・レール付き金属製フィードカバー
・MKⅡタイプストック
・コラプシブルストック(別名金魚のしっぽ)
・ELCANタイプスコープ(ノーブランド品)その他20mmレイル用各種サイト等

内部はボルトの後退量調整や、コッキングハンドルの強制リターンスプリングの追加、マガジンキャッチと給弾装置のクリアランス調整、内部ノズル調整、ダストカバーのボルトコッキング用ピンとの干渉調整等、2カ月以上をかけて調整し、現在はとても快調です。
先日ゲーム使用時にボルトが戻らなくなったのは、内部ハンマーのベアリングが回転不良となっていたためで、ピンの一か所が削れていましたが、向きを変えて応急処置。いずれ交換が必要です。

ゲームでの使用感

3点(普通)

パパパパパ・・・と乾いた大きな連射音、重い本体なのでWEのM4等のような強い反動は有りませんが、それでもボルトの前後動で来るリコイル。夏などはリキッドチャージでも数十から百発くらいは一気に連射が可能で、一旦指切りしてまた連射が可能でした。ただ、1000発以上を撃とうとすると、暑いときでなければ、間に休みを入れないときついです。
外部タンクで使用すれば流量が増えるので、連射サイクルやリコイル度もアップし、感動の嵐です。
外部タンク用メインとしてブローバックエンジンを調整したので、リキッドチャージでは少し性能が落ちますが、構造上、圧力が上がると、弾丸発射用よりもブローバック側にガスが回り、パワーは一定値以上は上がらず、連射サイクルの上昇にガスは使われます。
それでも圧力が上がっていくと、パワーは一定値以上には上がらず、むしろ下がっていくことになります。
(約6気圧で85m/sec前後、7気圧では75m/sec前後)
威力が上限値近い電動銃には遠距離ではかないませんが、隠れながら射程までにじり寄っていき、一気に制圧という使い方です。
音による威嚇効果も絶大です。

現在の生産分ではA&Kへの組み込みはやっておらず、機構もクローズドボルトではなく実銃のようにオープンボルトから発射する方式になったとのことですが、実射性能や耐久性などこれでも十分に満足できます。

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コメント 5

これ以上ありません。

K.BOU

K.BOU

そういえばTOPがMINIMIのガスブローバックの限定予約して、完売してましたが、いつ市場に出てくるのだろう。
因みに自分はTOPのMINIMI249自衛隊バージョンとM60E3持ってますが、蛇腹システムは壊れてしまったら修復きかないので、とっておきにしかゲームに投入してません。

ばび

ばび

これいいですね!!
金額も結構なものですが、あこがれるなー。

TIIDA77

TIIDA77

K.BOU様
TOPは最初エスコート系のブローバックエンジンで製作予定しててすぐ終了したようです。(実売数台?)
私のでうまく行ったのでGCOMPANYが、TOPと契約して限定20台くらいで製作したのが今年のもので、私と同じクローズドボルトVerだったはずです。
完売ということで、私以外初期のA&K直売分も含めてすでに50~60台は出ているはずなのですが、私以外なかなかフィールドで見かけないので寂しい限りです。先日の虎の門で他の人が参加するという話だったのですが発見できませんでした。

ばび様
金額はかなり高額でしたので、もしどうしようもなかったら。。。と不安はありました。WE-TECHの機関部に慣れていたので、多少の不具合は自分でなんとかなるだろうと思わなければ決意しなかったと思います。実際、その事前知識は調整に役立ちました。ガスブローバックの長モノが初めての人にはどうかと思いますが、調整がうまくいけば素晴らしいものになります。

あるてっち

あるてっち

こんにちは!

こ、これはスゴイですね・・・MINIMIのガスブロ・・・
てっきり電動のものをメインにされているのかと思ってましたw
TIIDAさんのガスブロに対するこだわりようはほんとにスゴイと思います!
これは一度撃ってみたい!

TIIDA77

TIIDA77

あるてっち様
どもです。
電動銃の多弾数マガジンみたいにゼンマイキコキコ巻きますが、
今の季節、撃ってるとなかなか爽快ですよ~。
音がうるさいのですぐ気付いてくれます。
先日使ったら給弾パイプの取付不具合でまた給弾不良が出たのが悩みです。

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