FCUとモーターの耐久性とは?
電動ガン工房 光線銃です(近いうちにまた、HPをリニューアルします。カスタムが忙しかったんですが12月は落ち着いたんで、、、)
HP
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今回はFCUとモーターの耐久性について考察していこうとおもいます。
何故かというとここ二年くらいでFCUとカスタムの詳細な関係とデータが取れてきたのでまとめようかナと、、、、。
またちょうど前にカスタム依頼でUAB選手用の銃のオーバーホールを頼まれたのでこの銃の画像を使って解説していきたいと思います。
画像のメカボはクライタックのM4です。半年前くらいに不知火FCUとロネックスA1+で自分がカスタムしたものです。
初速は95MS、サイクルは7.4Vリポで22~23発程度です。
UAB選手でしかもユーザー様はセミオンリーのみ、総発射数は4万発オーバーです。UABのスタイルはとにかくサプレッション(セミの鬼連射)を多用する戦い方です。
数あるサバゲーマーの中でもセミオンリーで半年で総発射数4万発オーバーでものすごいサプレッションスタイルで使われた銃は滅多にいないです。
ですのでモーターにとってもFCUにとってもこれほど酷使される使い方の人は滅多にいないので良い検証になります。
それでは本題に入ります。オーバーホール前に動作確認しましたが弾道、飛距離、セミの切れ、サイクル、、、等々何の問題もないです。初速は95MS、サイクルは一発減って22発程度です。後は若干のギア鳴りがしました。
まずはメカボを空けます。ダスト、ヘタり等々、ありません(画像参照)
次にモーターを診ていきます。
4mm×5mmのスタンドアップブラシです。銀配合でマルイのブラシよりも固めです。目視で1~2mmしか減ってません。ブラシも確認しましたが綺麗な三日月型で欠けも炭化もありません。これはコミュの変形がないこと、過電流やブラシの異常な温度上昇がなかった証拠になります。何よりもセミでこれだけ撃ったのにブラシがこれしか減ってないのでとてもよい状態だといえます。
次にエンドベルを診ます。
アークの煤の後があります。セミで撃ちまくった証拠ですね!逆にフルオートばかり使う運用方法だとここは黒くなりません。フルばかりだとブラシの減りが早くてコミュに線上の傷が入ります。バラシて絶縁シムやエンドベル軸受けを調べてみましたがダメージなしです。軸受けにはベアリングオイルを射しときました。ローターもうっすらと炭化が進んでいましたがまだ全然使える範囲です。
お次はグリップです。
グリップ内部に赤茶の煤が見えます。これはセミで4万発撃ったのでブラシとコミュから発生するアークの煤ですね。やっぱりものすごい煤の量です。普通にサバゲやっていてもこうはならないですね!
煤をティッシュで吹き取ってみました!
煤を診て見ると粒子の細かいパウダー状の煤で赤茶けた色のものなので理想的なアークの飛びですね!
逆によくないアークの飛びの煤は真っ黒くて粒子が粗いです。これはシム調整の失敗、パーツ、モーターなどのチョイスのミス、11.1V仕様のもに多く、、、。銃もすぐにグリップが熱くなってFCUがクリップ(電量のオーバーフロー)してFCU停止、サプレッションでのセミの不安定化、モーター、FCUもすぐに壊れる現象が起きている銃に見られる(ショップカスタム、個人カスタムの両方のほとんどが無茶なカスタムだと僕は個人的に思います)現象ですね。
、、、ですので煤とモーターの状態でそのカスタムのチューニングが最適か判ります。
多分ですがミニ四駆のモーターを弄った人なら判るかもですね!、、、僕はラジコンカーやヘリで学びました。
次にFCU自体も裸状態で電圧、ノイズ、等々調べましたが問題なしです。配線も微量の抵抗値を示してますので劣化もほとんどないです。
今、手に入るFCUでPICマイコンの性能(低電圧時の動作クロックの安定度&根本的な処理能力)、バッテリ監視のプログラムマッピングの優秀さ、サージ対策、FETの性能、アフター、基盤品質、、、等々を考えると最良のFCUは不知火とタイタンに二つになると思います。
この二つのFCUはトリガーの検知方式が違ったり、値段やアフターがかなり違いますがどっちも良いですね、、。これは実際にかなりの数のカスタム銃にこの二つのFCUを載せてきましたがとても優秀です。後は好みの問題だと思います(値段を考えると不知火が良いです)。
ちょっと話がそれましたので戻します。
今回の不知火はこれだけ酷使されましたが何の問題もなくこれからも使えるとおもいます。後はメカボ洗浄、シム調整、チャンバーのオーバーホール、ゴム類の交換をして終了です。試射もしましたがギアノイズもなく、セミの切れ、弾道、飛距離、すべ良好です。僕は壊れてからオーバーホールするように依頼主にいつも伝えていますが(そのほうがお金を使わないで済みますからね~)やはり拘る人は定期的に自分の銃のを最良の状態で使いたいのでしょうね。僕は基本的に壊れるまで使うので見習わないといけないです、、、サバゲの最中に壊れたらテンション下がりますからw、、、。
モーターとFCU、配線とバッテリー、、、これだけのパーツでも随分と知識と技術で性能と耐久性が随分と変わりますよ~~~!モーターとFCUを使い捨てにしてる人に読んでもらいたいですね~~!、、、それではまた~~~~!!
PS,,,
インドア用の顔面の被弾面積が低いマスクが完成しました!
通称、、、
”UAB勢、絶対SATUGAIするぞマスク”
、、、です!、、、、、、、が、、彼らには結構あっさりとやられます!
腕を磨かねば(実際はあんまり練習していないw)
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コメント 5
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todosan
こんばんわ
いつも大変参考になり勉強になります。
いつかは電子トリガーでいいのかな?
取り付けて納得の一丁作りたいものです。
失礼いたします
でわでわw
追伸
今後のカスタム方向はトリガーレスポンと飛距離ですw
やまぎょ
~~皆無さん~~
初めまして、、、。その症状は自分で組み込んだ人やショップカスタムでも良くある不具合です。組付けの失敗、また、トリガーの静電が基板にいってるのかもしれません。
ジェフトロンは各マクロスイッチのケースがプラで脆いのでカットオフレバーやトリガーのクリアランスが失敗して取り付けられているとスイッチの中の可動片が誤作動を起こします。ちなみにこの症状は電気のプロじゃないと判らないのでショップやアマチュアでは原因の特定はできません(たいていはスイッチのケースを壊します)。
また、二重給弾はFCU替えて治ったとなるとFCUのせいではないです。調整不足です。セクター停止位置をメカニカルに調整する術を知らないとおきます。二重給弾はセクターピンの位置によってタペット停止位置が変わりますがその停止位置の場所によってノズルがBB弾は二発チャンバーに送ってしまう位置が必ずあります(個体による)。FCUはセクターを毎回同じ位置に止めるのが得意なのでその位置に止めてしまう事で起こります。普通のチューナーはモーターブレーキで調整してしまいますが僕の場合はギア、スプリング、タペット形状でモーターブレーキに頼らずにセクター位置を変える技術を持っています。
、、、なんなら自分が直しましょうか?、、、。HP経由でご連絡ください。
やまぎょ
各マクロ→各マイクロ
やまぎょ
~~todosanさん~~
有難うございます。
一回でも電子制御やDSGギアのセミを知ってしまうともう後戻りはできないくらいになりますよ!
昔からトレポン使っていた人は羨ましいですね!セミが気持ち良いので!
やまぎょ
~~ゾンビ伊助様さん~~
伊助さん、もうちょっと突っ込んだ話をすると、FCUの制御部に流れる電流は数ミリアンペアなんですよ、、。カットオフ、トリガースイッチもその数ミリアンペアの電流を感知できるようにデリケートにできてます。銃もメカボやフレームが帯電していてそれを触ってる人間も帯電しています。その帯電をFCUにショートさせないようにしないと帯電の電気が基盤に流れてPICマイコンが誤作動を起こすんですよね!
僕はオーディオアンプを作ってるんで、ここら辺の電気関係はほんのちょっとの電気の悪い流れでもスピーカーの音にのってしまう(SN比)んで解かるんですよ~~!
メカボはもともとFCUを組み込めるように設計されていないんで組み込む人の技術が無いと故障、暴走、誤作動の原因になってしまうんですよ~~!