結局、ギアが噛みこんだ理由がわかりません。

1つ言えるのは、ピストンのラックギアの高さを落としたことで、接触面が減り、削れ易くなったこと。

新品のピストンを使って、動きを確かめているうちに、セクターギアとの干渉は、殆どなさそうに思えてきました。

寸法を測るのも、正確には無理そう。
何とか、メカボを閉じた状態で、干渉危険部位を目視できれば・・・

NCM_0189.JPG

と、言うわけで、メカボに穴を開けました。
メカボを閉じた後に、横からライトで照らして、この穴から覗いてみます。

NCM_0192.JPG

まずは、これだけで、メカボを閉じてみます。

覗いてみると、やはり、当たっていないようです。
さすがに、ピンホールカメラは持っていないので、写真はありません。

横の四角穴から、ピストンを後退させて、ノズルを下にしてみると、ピストンは下に落ちて行きます。
(Oリングは入っていません)

やはり、干渉はなさそうです。
そうすると、なぜ、購入時のピストンで、スプリングのリリースが効かなかったのか、理由がわかりません。

色々推察しますと、純正ピストンではないので、レールがずれやすく、ピストンが回転してしまうようです。
組むときに、きちんとレールに嵌れば、外れることはなさそうですが・・・

これが判らずに、色々と別のことを推測してしまったようです。

そこで、レールにちゃんと嵌ったかどうかが判るようにと、

NCM_0190.JPG

写真では、見にくいですが、メカボ右側の、レールとシリンダーの間に、穴を開けました。

ここから、精密ドライバーや、六角レンチなどを突っ込んで、ピストンの溝に合わせながら、メカボを閉じることにします。

閉めた後も、ドライバーを動かしてやれば、溝の上下を確認できます。

本当に、正しく組めていれば、噛みこみは起きなかったのか?
辻褄が合わないことが多すぎて、判りません。
複数の原因で、複数の事象が起きているように思えます。

昨日書いたように、セクターギアの2枚目の歯を落とす位しか考え付かないのですが、この手はとっておく事にします。

ラックギアの方は、当たりそうな不安があるところを面取りしましたが、今回は、山の高さはそのままで、組みました。

メカボだけでの動作は、問題なく、ディレイヤーを削ったことによる、給弾不良の心配がありますが、この後、確かめます。

問題なければ、5/5のyaNexで、7.4Vのバッテリーを使って参戦します。
半日、正常なら、11.1Vに換えてみて、確かめます。

今のところ、次の不具合を待つしかないようです。

NCM_0191.JPG

ついでに。

組む前に、気密チェックをしたら、どこかから、エア漏れしています。
水没させてみると、シリンダーヘッドの下側から漏れていました。

以前から、シールテープを巻いて、Oリングの補助をしていたのですが、どうやら、合わせ面のバリがシリンダー内面に当たり、Oリングが充分に当たっていなかったようです。

このバリを削り取り、ついでに反対側のバリも削り、Oリングだけで組んだところ、漏れは止まりました。

見逃しがちですが、気付いて良かったです。

NCM_0197.JPG

もう1つ、ついでに。

LIPOの過放電を防ぐために、低電圧時の保護ブザーを使うことにしました。

チン太さんのように、FET回路に組み込んだ方がスマートですが、既成のFET回路を使っているので、組みなおすのは、新しく作るより面倒です。

これは、バランスコネクターに取り付けると、セル毎に電圧監視をしてくれて、3.3V以上あれば、緑のLEDが、それ以下になると、赤のLEDが点き、さらには、けたたましいブザーが鳴り響きます。

下手な防犯ブザーより煩いので、ブザーは取り外します。

これの良い所は、2セルでも、3セルでも、なんなら、4セルでも使えること。

今回のFAMASのように、電圧の違うバッテリーを使っても大丈夫です。

他の銃に使おうと買ったのですが、意外とスペースがなくて、部品箱で寝てもらっていました。
FAMASのバッテリースペースは、充分すぎるほど、余裕があります。

さて、それでは、本日の作業に取り掛かりますか。

あれこれと妄想していたら、お昼になっちゃいました。

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コメント 4

これ以上ありません。

グロッキーK

グロッキーK

流し読みなので(笑)マトはずれだったらゴメンナサイ。

ハイサイクルカスタムでは「ピストンの端から1枚目の歯を全カットする」のがお約束です。ピストンの前進がほんのちょっと間に合わない時、ここで空転してくれるのでクラッシュを防げます。

もっとハイサイクルになると、2枚目を2/3、3枚目を 1/3 カットしたりします。ようは、ほんの少しだけピストンが遅れても、ギアの歯と干渉しないようにする訳です。(ギア側をカットしても理屈的には同じ効果が得られる筈ですが、あまり聞きません)

あとは、ギアの力がピストンに完全に・素直に伝わるよう、ピストンが再前進した位置で、ギアの1枚目とピストンの1枚目が綺麗に ”面” で接触するよう、ピストンの長さを調整したりします(ヘッドにワッシャーを咬ませたり、シリンダーヘッドのダンパーを盛ったり)。

DSGみたいな極端なギアを使うときは、この辺りは必須になります。
…とまあ、偉そうなこと書いてますが、僕も比較的最近、DSG を弄くって覚えたんですけどねー(笑

ざくさん

ざくさん

グロッキーKさん

アドバイスありがとうございます。

マルイのピストンのラックギアは、最初から、2枚目が無いんですよ。

それで、セクターギアも、掛かるところが無いわけだから、2枚目は必要ないだろうと。

さらには、3枚目のラックに、当たることも無くなるわけで、それが一番良いんじゃないかな、と思った次第です。

知らないだけかも知れないですが、そんなの聞かないし、グロッキーKさんが言うように、ピストンのラックを削るのが、一般的ですよねぇ

歯を削る時点で、一般的とは言えないかな (;´∀`)

gale

gale

仕事場から失礼しますw

確認済みというか、他の面から見て噛み合わせが大丈夫?なのかと思い
余計なおせっかいかとは思いますが…
ピストンヘッドの緩衝材の磨り減り等は大丈夫でしょうか?

だいぶ古い機種ですし、もしかすると純正のここが劣化して減っており、想定されているよりも奥にピストンが向かい過ぎて
ギア・ピストンクラッシュに繋がることもあったりするようですが…どうでしょうか?
失礼しました

ざくさん

ざくさん

galeさん

お仕事、お疲れ様です。

それも疑ったんですが、無負荷では、問題なさそうなんです。
もしかすると、前進しきったときに、少し前に出ているのかもしれません。
次にばらした時には、その辺りも注意してみます。

ありがとうございました

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