いや、既に押し「ゴム」じゃなくなってますが。

 土曜のみん森参戦が流れたので、勢いで押しゴムを改修してみました。
 結論的なのから説明してしまうと、次の写真の、中央にあるのが先日こさえた押しゴム……ゴムじゃないので「押しパーツ」としましょう、その下のが今回作った新しい押しパーツです。ついでに、左にあるのは純正押しゴムの代わりにする用に調達したゴムチューブで、実は網戸の網押さえ用ゴム3.5Φです。

PA0_0003.JPG

 で、押しパーツの何が違うかというと、旧はただのプラの平板、新はスピンシート(BB弾にホップアップ回転を与える接触ゴム部分の事)側に銃身軸方向に平行な山谷を刻んだ事です。
 狙いは、BB弾に対し、押しパーツの山二点とバレル下端一点の三点で抑える事でチャンバ内の位置の安定性を高める事。
 LayLaxの「HOPテンショナーブリッジタイプ」という製品がありますがこれと狙いは同じです。というか構造的には全く同じ、違いはあちらはキチンと金型を使ったゴム製品、こちらは適当なプラ板を使ったヤスリ加工品、と言う事でしょうか。
 「電気くらげ」なんかも狙い自体はほぼ同様だと思いますが、チャンバ内でのBB弾の保持を三点化する事で保持位置のバラツキを押さえようという理屈ですね。

 実際の加工ですが、手元にあった適当なプラ板(100均の小物入れの仕切り、厚さ約1mm)を二枚重ねて瞬着で接着、これを四角断面の棒ヤスリでひたすらヤスって溝を掘り、これを基準に幅4mm、長さ5mmの押しパーツを切り出すという、書いてしまえば単純な作業です。
 ですが、何しろ相手が小さいので、2~3ストローク削っては様子を見、また2~3ストローク削っては様子を見の繰り返し。納得いく形状まで3個ダメにしてます。大きめ、長めに切り出してからヤスリで調整していくのが一番良かったです。
 このままではちょっと厚みもありすぎると思われるので、裏面をフラットにヤスって、厚みを約1.5mm程にまでしました。これは、前回の押しパーツ(赤い部分は同じプラ材)がそのままではホップが足りなかったので、もう少し厚めにした方が良いだろうけど、二倍はないだろうというアバウトな判断です。

 仕上がりの形状がこんな感じ。

Gホップ改良押しパーツ.png

 上から、全体形状、銃口側予定、チャンバ側予定。加工精度の低い方をチャンバ側に持ってくる事にしました。これは、加工精度の低い方が全体に谷が広いのと山が低いためです。山の頂点距離は可能な限り修正してます(そのせいで山が低くなった)。

 これを、前述の網戸ゴムを半分より少し薄めに切ったゴムを介してアームで押すように設置します。

PA0_0002.JPG

 実際のホップ状態の比較写真がこちら。

20180618_ホップ比較.png

 左が旧押しパーツ、右が新押しパーツで、左は前回試射時のホップ設定で、バレル取り出し時に確認したところ3/4程ホップダイヤルを締め込んでました。右は0ホップです。写真の設定を間違えているので余り比較にならないのですが、略同等の突出になっている、と見て良いかと思います。

 とりあえずこの状態で組み直して、弾詰まりなく撃てる事は確認しました。
 二山の押しパーツがどれほど効果あるのか全く未知数ですが(押しパーツと弾の間に0.5mm強のゴムが二枚あるし、スピンシート自体の取り付け誤差もあるし、これら誤差がどこまで積み重なるか、あるいは丸め込まれるか未知数)、早く試射して確認してみたいです。

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コメント 2

これ以上ありません。

Nazgul

Nazgul

こういうのをチャレンジしましたが、自作は諦めました。
いくつも切り出して、材料なのか、作ってる物なのか途中で分からなく
なって。買ったほうが良いと(笑)
エレベーターHOPは上手くいったのですけど。
鋭角なのが今までの物と違いますね。どんぴしゃというものより
圧が稼げそうで結果が楽しみですね。

二式大型七面鳥

二式大型七面鳥

>Nazgul様
こんばんは。
お返事に代えて、次の日記を投稿しましたので、よろしければご覧下さい。
それにしても、老眼にキツイ作業でありました(笑)

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