PSG-1 7mmG-HOP改修結果その2
7mmG-HOP改修結果の速報については前回日記で報告した通りですが、ではそもそもどのような改修をしたのか。
作業内容をまとめておきます。
※お気づきかもしれませんが、七面鳥は最近意図的に「改造」という単語を避けてます。ガンプラとか改造する分にはさして問題ないですが、車だのエアガンだの、法規制が絡んでくる分野ですと、「改造」にはイリーガルでネガティブな印象が付きがちなので、置き換えられるならその他の単語にしたいという、あくまで個人の感想です。
まず、純正バレルのHOP穴を拡張します。
これは簡単で、バレルを万力に固定して、手持ちのヤスリ(一応、工具屋で買った、細身の精密加工ヤスリ)でバレル方向に2mm強、穴を広げます。大体5分くらいゴシゴシすればOK。真鍮は柔らかいものですが、これはその中でも柔らかい方かも。あとは細切りした1500番の耐水ペーパーで丁寧にバリをとって、バレル内に落ちた切り子も除去して、念のため、どの程度効果があるか不明ですがバレル側の端面を面取りし、さらにHOPのスピンシートの反対側、BB弾が逆回転で滑るであろう部分をコンパウンドで磨いておきます。
次にスピンシート施工。これはG-HOPの教科書通りのやり方で、貼っているシートは0.5mm厚のCNRゴムシートという、「CR(クロロプレンゴム)とNBR(ニトリルゴム)が一つになった画期的な新素材」だそうで、耐久性耐候性耐摩耗性に優れることを期待してモノタロウで購入したものです。ちなみに硬度は64だそうです。
さらに切り出して余った同素材で先日の5mmG-HOP同様にバレルの切欠きを埋め、初速の回復を図ります(このへんの写真撮り忘れました)。
なお、チャンバパーツ側は最初から長手方向7mm強の穴なので加工無しです。その状態でバレルとチャンバを組み合わせるとこんな感じ。
チャンバパッキンは、純正の突起を切り欠いて使うことを考えてましたが、先日たまたま相模原に行く用事があり、その際にタムタムで「宮川ゴム」のパッキンセットを購入(純正一個買うより三個入り買う方がお得だと感じたので)。硬度50度品の、突起なしストレートタイプを使用します。残りの純正同様品と独自突起品は、いずれ使うこともあるかと思って保管します。
押しゴムですが、今回は思うところあって今までのプラやアルミの加工をやめ、外形2mm内径1mmのシリコンパイプを長さ7mmに切断、これを2本並べて使用してみました。もともとは純正の押しゴムの互換品にならないかと思って購入しておいたものですが、これによって柔軟かつ長手方向に二列で押せる押しゴムとできるのではないか、という期待をしました。ただ、これだけだと高さが足りなかったのでさらに1mmのゴムシートを7mm×3.6mmに切り出して上に載せてます。
押しアームは純正押しゴム抑えの突起を削り落とします。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、今回は、HOP周りを可能な限り柔らかくすることを重視しました。
せっかくの長押しHOPですから、「やわらかく、長く」を実現したかったのです。
ですが、それがどうやら裏目に出ているようなのは、項を改めまして。
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コメント 2
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Nazgul
シリコンチューブの長さが違いますね。これも散りの要因に入ると思います。
というのは、長押しをカットする場合、斜めにカットするとHOP圧が
高くなると弾道がばらけた事があったので。
BB弾の位置がばらついたのは、こういった事かと思っていました。
もう一つはHOPアーム自身の横ブレで保持位置がふらつくから?かと
思ってました。
ドラム式だと片側に寄るので、ブレに対して規制がないと癖が出ます。
二式大型七面鳥
>Nazgul様
シリコンチューブ、これでも相当気をつけて切ってるんですが、老眼にはキツいっす、つか多分画面で見るのの半分以下ですからね、実際の寸法。
柔らかものは切るの大変です。
ただ、そこは主原因ではなさそうで、しかしながら、アームのブレですか、それはあり得るかも。アーム自体の剛性というか、先端の突起とそれに噛み合うダイヤル(ドラム)の位置精度というかガタというか、その辺も規制を考えるべきかも知れませんね……構造上外部からのエレベータHOP化が不可能(チャーハンやエジェクションポートのギミックは死守なので)な以上いっそ毎回バレル抜いて調整するか……?