皆さま、謹んで新年のお慶びを申し上げます。いきなり色々と、中東方面やら、保釈ブッチ密出国やらキナ臭いですが……
 さて。そんな世界情勢とは全く関係なく、VSR-10の持病の一つ、「トリガーストップが削れてボルトの溝に落ちてボルトが動かなくなる」の修理と、対策になるかどうかの小細工であります。
 まず、削れちまったトリガーストップですが、こんな感じです。

KC4D1252_1024.png

 横からですが、削れてるのがわかります。
 修理としては、本筋は部品交換ですが、とりあえず後日他の部品と一緒にマルイに発注するとして、対処療法を考えてみます。
 要は、ボルトの溝に落ちなければ良いので、削れてるところを太らせ、さらに部品の位置を溝から離す事を考えます。

 とはいえ、削れちゃった部品を太らすのはほぼ不可能なので、しょうがないので細くなった先端部分を水平に削り、元の太さの部分が先端になるようにします。これは、ホンのわずかであれば、トリガーストップの長さが短くなっても機能上問題無い事が確認出来た為です。
 同時に、ボルトの溝にトリガーストップが落ちる原因を予防する事を考えます。
 トリガーアセンブリをいじくり回してみると、トリガーストップは左右方向にかなりガタがある事が分かります。
 なので、機能上問題ない範囲で、トリガーストップがトリガーアセンブリの左一杯の位置に、ガタ無しで安定するようにすれば、少しはマシになるのではないかと考えました。
 手段としては、もう完璧なやっつけ仕事で、飲料のアルミ缶を斬りだした切片を、1stシアのトリガーストップ側の窪みに2枚、逆側に1枚、瞬着で貼ってみました。

KC4D1256_1024.png

 その状態で組み上げた状態(右)を、元の状態(左)と比較するとこんな感じ。

KC4D1258_1024.png

 トリガーストップの高さは減ってますが、幅は大体復活してます。それと、1stシアおよびトリガーストップとトリガーハウジングの隙間が、元はかなりスキスキなのが、小細工によってかなりタイトになっている事がわかります。
 これで、どの程度効果があるか、その効果がどれくらい持続出来るかは全くの未知数ですが、とりあえず組んだ時点では、恐らく箱出し状態のスカッとボルトが戻る状態に戻ってます。今回、前回の修理から都合100発程度でトリガーストップが再び溝に落ちた勘定になるので、さて、どれくらい保つでしょうか?

 なお、トリガーアセンブリをバラしたついでにトリガーと1stシアの接触面を軽く磨いてみました。

KC4D1257_1024.png

 左上がオリジナル、右が磨き後。シアの光ってるところから見て、やはり接触は一部だった模様。まあ、劇的に改善されるとは思ってませんが……(亜鉛合金の柔らかさから考えれば、鋼鉄のシャキシャキ感は得られないでしょう)トリガ側も、本当ならもう少し鏡面まで磨けるのでしょう(ダイキャストの金型のパーティングラインがまだ残っている)けれど、鏡面過ぎても逆効果と聞くのでとりあえずこのくらいで。
 トリガプルの調整も、今は実はテキトーに「とりあえずこれでいっか」でしか合わせてないので、これから少し突き詰めてみたいと思います。
 いずれシリンダーリリースレバーの溝(こっちも対策しないと多分ダメ)も、トリガーストップの削れも限界に達するでしょうけれど、それぞれ純正が300円と200円のパーツなので、消耗品と割り切って、限界に達するまでもう少しこのまま遊ばせてもらおうと思います。

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コメント 2

これ以上ありません。

todosan

todosan

こんばんわw

修理調整ご苦労様です
削っても機能するとは・・・・
この辺が余裕をもって組みあがってるマルイ製品って感じですね。
余裕があるから壊れにくい的な・・・・

経過報告期待しておりますw


でわでわw


追伸
散財してしまった・・・・・
初売りの勢いは怖いわ~

二式大型七面鳥

二式大型七面鳥

>todosan様
こういう、消耗品扱いになるパーツって、エンジンオイルの「高いのを入れて長く使う」or「安いのを頻繁に交換する」的な話になりますね。
とりあえず七面鳥は「安いものを限界まで使う」派です(笑)。
空き缶の廃材も、色々なところに使い勝手が良いので割と重宝してます(爆)。

>散財してしまった・・・・・
ショップさんへのお年玉っすね。

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