スパスにダットサイトを載せよう!制作編
アップにするとアラが目立ってお恥ずかしいですが。
七面鳥は、誰でも手に入る材料で、誰でも出来る工作をモットーとしております。
ので、今回もそういった材料だけでこさえてみました。
そもそもは、最近カクヨムとアルファポリスに投稿し始めた小説の中で、サブキャラクターに「ダットサイト載せた木製ストックのSPAS-12」を持たせたのが始まりで。
文章で書くと、構造考えないで良いので簡単ですが、手元にマルイのスパスがある以上、実際にはどうやって載せようかはちょっと考えまして。
そんな折、ようつべでこんなものを見つけました。
下の画像、ちょっと切替のタイミングというか動画のフェードインが重なっててわかりづらいんですが、要するに、左側面に、恐らくはトリガアセンブリを固定するためのピンを利用してマウントを固定している、と読み取りました。
これだ!と思いましたね。
とはいえ、同じものを削り出すなんて出来る相談ではありませんから、手に入る材料で似たような事をすべく、考えてみまして。
このような展開図の部品を板から切り出して、左右のピン穴を利用して止めようと、そう決めました。
材料ですが、最初は3mm厚くらいの塩ビかABSの箱組で……と思ってたんですが。近所のホムセンでは売ってなくて、通販で取り寄せると意外に高い事が判明。
そこで、2mm位のアルミで……と思いましたが、これも意外に値が張る。1mmなら端材が手に入るのですが……結局、1mmを補強しつつ使う事に。
アルミの切断は、ネットで探せば出てきますが、カッターで両面からけがき、そこを折るように丁寧に曲げていくと、金属疲労でキレイに直線が割れます。曲線もやろうと思えばいけるらしいですが、そこまでのスキルは七面鳥にはありません。
エアガンなので気にしなくてもいいと言う話はありますが、七面鳥はやはりリアルにこだわりたいので、エジェクションポートにかぶる部分と、チャージングハンドルのスリットは切り欠きました。
なお、切り抜き切り欠きの一部、戦が入り込んでる所は金鋸を併用してます。スリットはドリルで連続して穴を空けた後に、ドリルソーと手ヤスリで繋げてます……が、ちょっと歪みました。曲線も手ヤスリで削り出します。
これを、天面幅40mmをわずかに下回るようにして、左右を曲げます。万力に挟んで曲げていきますが、どうしても途中で干渉するのでそこは頭の使いどころで。
さらに、現合で、切れっ端を利用して内側に補強を入れます。
小まめにスパスにあわせて寸法とか大丈夫なことを確認したら、補強をリベットとJBウェルドを併用して固定、天面にもレールをつける穴を開け、ここも補強材を共締めでJBウェルドで固定、さらに下の方のピン穴に相当する位置に3mmΦの穴を空けます。
この時点で全体につや消し黒を吹いて、乾いたらレールを固定。レールはアマゾンで買ったポリマーの安いの、色がカーキなんですが、あえてそのままにしてます。このやっつけ感がイイ、と思うんですがどうでしょうかね?
マウントを本体に合わせ、本体側ピン穴を2.5mmΦで穿孔、3mmタップを切り、長さ6mmの低頭皿ネジでマウントを本体に固定します……が、これだけだとどう考えても強度不足なので、マウントと本体は薄型強力両面テープで貼り付けてます。また、皿ネジはネジロックで緩み止めしてます。
マウントとしてはこれで完成ですが、調子にのってシングルショットシェルホルダーをつけてみます。
これも、小説内で「とどめに使う銀のスラッグ弾をここに一発だけ用意している」という厨二設定を作ってしまったので(笑)
とはいえ、スパスは実銃でもリロードアクションが特殊だし、マルイだし、それにレイアウト上キレイにエジェクションポートの真ん前には来ないんですが……まあ、そこは雰囲気で。
で、ホルダですが、大変参考になるやり方をミリブロにて、
https://fj20det.militaryblog.jp/e1047116.html
見つけましたので、真似させてもらいます。
黒い塩ビパイプの短いの(内径20mm)を買ってきて、
イイ感じの長さで切って、
上側を割って、シェルを差し込んでみますが、ここで問題発生。
マルゼンのカートは実包より細めなので塩ビパイプでちょうど良いらしいのですが、マルイのカートは太めなのでキツキツどころじゃなく、割れ目をこじって開かないとはまりません。
じゃあどうするか。有り難い事に、塩ビは比較的低温で軟化します。なので、ヤカンに湯をわかし、注ぎ口から吹き出すその湯気に当てて塩ビを軟化させ、最初はマイナスドライバーでこじり、最終的にはカートを入れて丁度いい感じになるように広げてみます。作業中両手使うので写真は無いですが……
最終的に、切り口のバリや端面をヤスリで処理し、紙やすりで仕上げてこんな感じ。
これを本体の適当なところに固定するわけですが、接着だけだと心許ないのでタッピングを併用します。手元の適当なのを漁ったら、こんなの出てきたので、丁度いいので使います。
ホルダ側の底面に4mmΦの穴を空け、スパス側のハンドガードのイイ位置に3mmΦの穴を空け、ホルダ側は皿ネジがキレイに埋まるように9mmドリルでザグっておきます。
ホルダの裏側にJBウェルドを塗布し、タッピングで締め上げて硬化するまで放置。
自分的にはコストも最低限で非常に気に入ってますが、どうですかね?
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コメント 5
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二式大型七面鳥
最終形態の横向き写真、記事に載らなかったので(10段落までしか載せられない)。
Nazgul
詳細ありがとうございます。みんな大喜びです。ただローディングが
難しいみたいで(笑)
私は外装を変えるのは面倒くさがりなので、代用品を探してみます。
コッキングレバーの経路を加工するのってロマンがあって良いですね。
バイパー
こんばんは。
かなり手間暇かかっていますね(;゚Д゚)
こりゃあ、愛着ありすぎるのでは(^^♪
二式大型七面鳥
>Nazgul様
喜んで頂けたら幸いです。
まあ、使い勝手は……どうでしょう、専用品にはさすがに劣るでしょうけれど。
七面鳥は、見てくれ重視なので(どうせエジェクションポートもひらかなければライブカートでもないマルイのシャッガンですから)、充分満足してますが。
それでも、タクティカルロードしてみたくはなりますね。マルゼンの銃が欲しくなる悪い影響が出そうです……
二式大型七面鳥
>バイパー様
チビチビやってたので、時間はかかってます、二週間ほどかな?
延時間にすると大したことないですけどね。
愛着は……出ちゃってますねぇ(笑)