総合評価

5点(とても良い)

VSR-リアルショック-イメチェン完了.png

 総合評価は、入手時のコスト比で、現状楽しめる率のコストパフォーマンスから言って五点満点とします。外装チェンジも楽しめましたし。

 七面鳥はPSG-1をこよなく愛しており、実際、中古で手に入れたマルイPSG-1の首回り補強とG-HOP導入でオリジナル比若干の射程と精度の向上を見て、悦に入っております。
 ところで、じゃあ、どの程度他の銃より優れている・劣っていると考えた時、ベンチマークになる何かが当然必要になります。
 ここで、ベンチマークにすべきは、一般によく知られている銃であって、なおかつ精度の非常に良い銃がふさわしいです。
 となると。最もふさわしいと思われるのはマルイVSR-10であり、何時かは手に入れようと思っていたところ、先日、某リサイクルショップで現状7k円の中古個体を発見、即座に衝動買いした次第。
 購入したのはリアルショックバージョン、内部はわかりませんが、外装はバレルもストックも、スコープマウントまで冬季迷彩?でスプレーペイントされ、オマケにマズル端にはサイレンサ等を付ける用のマズルアダプタが装着された状態。機関が正常であることはお店で確認させていただき、決済完了。
 ここまで手を入れた銃を、前オーナーがどうして手放されたのかは知るよしもないですが、スコープとサイレンサあるいはトレーサを外して手放したことから、何か別の銃に乗り換えられたのだろうとは推測します。ですが、そんなことは正直どうでも良いことです。
 ホクホクしてお家に持ち帰り、足りない(というか絶対に必要な)スコープと、マズルアダプタを隠す為のサイレンサをオクで落札し、正直この塗装は気に入らないのでバレルと機関部はブレーキクリーナで塗装剥離、ストックはフェイクカーボンシートを貼った上からウレタンクリアでピカピカのツルツルに。先日やっとこの状態に仕上がったので、満を持してASOBIBA桜木町さんに持ち込みインドアデビューさせましたので、参考までにレビューを残したいと思います。

VSR-10リアルショック_ビフォーアフター.png

見た目や質感について

3点(普通)

 見た目と質感は、可も無く不可も無く&オリジナルが分からないので三点。
 デザインはオリジナルだそうですが、実銃の世界でも、この手の銃はレミントンM700系のスタイルに収斂してますし、外連味のない無難かつ流麗なスタイルになっていると思います。エアソフト専用なので、ボルトを引いてもエジェクションポートからチャンバ内が覗けないのはご愛敬。だったら別にエジェクションポート風の切り欠きを設けなくても……無いとリアルさが激減するのかな?
 前述の通り、七面鳥が入手した時点で既に前オーナーによる全面塗装が施されていたので、オリジナルの外見の評価はナシです。プラ製ストックの表面模様がチープとか聞きますが、価格相応じゃないのかな?とも思います。質感も同様、実銃比で圧倒的に軽いですが、それは大概のエアガンがそうなのでまあ問題無いでしょう、軽い方が助かりますし。

初速や集弾性について

4点(良い)

 初速&集弾性は、愛銃PSG-1改比で四点とします。
 初速は84m/s@0.20g弾、ASOBIBA桜木町にて。
 精度は、ゲーム開始前の調整で、15~20m程度先にあるスプレー缶に立射で8割程度命中に調整できました。
 また、以前にみん森さんで試し打ちした際には、30m先の20cm四方の看板にやはり8割程度の集弾性でした。
 0.20g弾では、遠射でばらけやすいことは解ってますから、もっと重い弾なら30m以遠でももう少し集弾するかも知れません。
 恐らく前オーナーは内部には手を付けていないと思われるので、箱出しからどの程度劣化、あるいはこなれてるか解りませんが、純正状態でこれであれば十分30m以遠でも等身大に集弾可能でしょうし、実際、ASOBIBAさんでは、20m弱程度だったと思いますが、バリから飛び出した顔にHIT取れた(はず)です。
 純正でこれなら十分文句の付け所ナシと言えるのではないでしょうか。
 あと、サイレンサが精度・初速・発射音に与える影響は、正直さっぱり解りません。多分、初速と精度にはほぼ影響無しでしょう。発射音は、銃口側から聞かないと解らないので、そのうち騒音計でも借りて調べてみたいですね。

剛性について

5点(とても良い)

 剛性は、これも手持ちのPSG-1&FA-MAS比で五点です。
 つか、比べる対象が間違っている気も……
 バレル&機関部はネジ2本&トリガ部の突起でストックと結合される構造で、機関部もバレルも軽いので、結合強度としては充分でしょう。これでバレルもって千本ノックする訳でもないし、んなことしたら実銃だって曲がります。
 

持ち運びやすさ(重さについて)

4点(良い)

 PSG-1と比較して以下略。
 長さがあるので、そこだけ星一つ減点。
 確かに長いですが困るほどではないです。重さも充分軽いし、何より細いので持ち運びは楽です。

取り回しの良さ(全長について)

3点(普通)

 PSG-1(以下略)
 いや、比べる相手が致命的に間違ってますが、あの全長と重さから比べれば、なんてこと無いのは事実。
 CQBで不利なのは事実なので三点とします……確かにCQBでは圧倒的に不利ですが、その不利を承知でインドアに挑むのが楽しいじゃありませんか。そういう特殊な趣味の人向けの銃だと思います。

カスタムについて

4点(良い)

DSC03290_1500.jpg

 基本が狙撃銃なのでカスタムの方向性は限られますが、パーツも多いので四点かと。
 前述の通り、七面鳥は現状は外装をいじっただけですが、何しろ安いので気安くいじれるのが良いところかも知れません。
 前述の通り、マルイのプロスコープ旧型と、出所不明のハンドガン用サイレンサだけ付けてますが、あまりゴテゴテさせず、シンプルにまとめるのがお似合いだと思います。如何でしょうか?
 なお、バレルのペイントを落した時、落し切れなかった分が刻印に残りましたが、これが割と逆に良い味出してて気に入ってたりもします。

追記:
パーツリストにある、以下のネジはホムセンで売ってる六角穴付キャップボルトに交換しました。
VSR-6 M5×31→M5×30
VSR-5 M5×16→M5×15
VSR-16M3×10→M3×10
VSR-5と6は、オリジナルのHEX2.5mm→4mmになるのでトルクかけやすくなります(ただし、少しネジの頭がストックからハミ出します)。
VAR-16はオリジナルが+ネジなので、HEXに交換することで舐めにくく、トルクかけやすくなります。
バレルを機関部に固定するVSR-38 M3×4ネジは、ここには力がかからない(バレルはストックに締結される)のでそのままでも問題なさそうです。
あと、購入後に気付いたのですが、トリガブロックと機関部を最後端で締結する VSR-41 M5×40皿ネジが欠品していたので、同サイズのステンの皿ネジで締めてます。このサイズの皿のHEXはホムセンで見かけないので、残念ながら+ネジです……にしても、なんでここのネジ欠品してたんだろ……

ゲームでの使用感

4点(良い)

 インドアでの使用は、ネタになるかなと思ったのですがさにあらず、射点さえ確保出来れば想像以上に使えます。
 軽いので持っていても疲れないのも良いですね。
 リアルショックは音と振動が……と良く聞きますが、どちらも全然気にならなかったですね。ま、音は撃たれる側にならないと分からないですが。インドアだと周りの音の方が大きくて自分の射撃音もあまり聞こえなかったです。振動も、中射程なら集弾性への影響は(キチンと肩付けして安定した姿勢で撃てば)感じられなかったです。アウトドアでの大射程だとまた違うのでしょうけれど……
 なにより、「撃っている感」がハンパないのが楽しすぎます。
 VSRというかボルトアクションは「この一発で勝負!」に痺れるタイプの人がハマるのが良くわかりましたが、特にリアルショックは自室で空撃ちしてニヨニヨするにも(ショックがあるので)もってこいです。実に楽しい。
 この銃、思っていた以上に楽しめますね。

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コメント 2

これ以上ありません。

やま

やま

リアルショックがカスタムには一番向いていると評価する人も居ますよ。
ポイントは、ピストン重量。
原理は良くわからないのですが、VSRシリーズは、重量ピストンの方が飛距離が伸びる傾向があるようです。

あと、ノーマルのままだとホップの押し出しが足りないので、0.25㌘弾が限界です。重量弾で低伸弾道を目指すなら、ホップ押さえに一工夫をオススメします。
一番手軽でコストが抑えられるのは、電動ガンのホップ押さえゴム(黒いゴム菅みたいなヤツです)の追加です。ホップ押さえの爪の間に挟み込むと、少しホップの押し出し量が増えて、0.28㌘弾も使える様になります。
💴1,000ちょっとでSCPというパーツを買って取り付けると、ノーマルとは格段に違う低伸弾道が味わえるのでお勧めです。

二式大型七面鳥

二式大型七面鳥

>やま様
ネット界隈の噂によると、リアルショックはピストン重量がある→バネが強力→ピストン圧縮力が高い→抜弾抵抗の大きい流速に最適!という理屈のようですね。ただ、ノーマルだと思いピストンのせいで他のバージョンのVSRより初速遅めですが。
物理現象としては飛距離≒(初速&HOP回転数)であり、ピストン重量はピストン速度に影響しますが(シリンダ出口を塞いだとして)圧縮力はバネ定数に依存しますので、重いピストンを強いバネで押すリアルショックは初速もHOP回転(≒抜弾抵抗)も有利、という事だと理解してます。
CSP、情報感謝です。左右圧の均等化と突き出し量の増加を同時に実現するもののようですね。良さそうですが、マイナー指向で天邪鬼の七面鳥はとりあえずはしばらくは純正で遊んで、ガマン出来なくなったら例によってG-HOP&自作谷押しから始めてみようと思ってます。それでも満足できない時は、サードパーティの削り出し精度に依存すると思います。

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