スイスの名銃の血統

レビューした装備

SIG SG552

東京マルイ

総合評価

4点（良い）

見た目 いいね。

3点（普通）

プラフレームですがKTL防錆塗装再現して、とてもプラフレームとは思えないです。しかし使い込んでいくとハイダー部、セレクトレバー、サイト等の金属部の塗装がハゲて、プラ部だけ綺麗で残念な感じになってしまいます。

初速や集弾性について

3点（普通）

ノーマルは0.2gで85前後と十分使えます。
弾道は後述のインナーフレームのおかげで安定。

今とは違う、剛性の出し方

3点（普通）

この銃、いわゆる「アウターバレル」がありません。インナーフレームにインナーバレルを乗せて保持してます。コイツがかなり強固。首周りに相当する部分は硬いです。
中の骨をメタルで剛性だして、ガワはプラのままで軽量。
短い、薄い、そして軽い!!これが552最大の強みです。

重さ

4点（良い）

もうこの銃の存在意義そのもの。
軽い、このサイズの電動ライフルでこの重量は凄い。
軽めのドットサイトとリポで2.5キロ切ります。

弱点

3点（普通）

×プラフレームのクラック
見た目の問題だけです。予防策はフレーム裏側に瞬間接着剤を流しておくと長持ちします。
よく割れるのはイジェクションポート部周辺、ストック固定用マイナスネジ穴部左右(ネジ締めすぎ)、アッパーレシーバーリアサイト付け根部(踏む、転ぶ等、折れるような力)、チャンバー固定ネジ穴より2センチ前の+ネジ穴(締めすぎ注意)。

×装弾数
マガジンの装弾数の少なさは最下位を争える。

×フロントヘビー
バッテリー搭載位置から来るフロントヘビー。

×モーターがミドルサイズ
ミドルサイズなんて今どきPSG-1とSIG552くらいですよ。

カスタムについて

1点（とても悪い）

↑AKモーターホルダー無理付け

専用カスタムパーツはほぼ全滅。
ハリケーンのメタルフレは絶版。社外のメタルハンドガードは少ないですがオクで時々見かけます。

外装はハイダー軽めのに換えて、ハンドガード内のバッテリーホルダー取っ払って大きめリポ積めるようにするくらいです。

メカボ関係はver.3ですのでギアはどうにでもなります。心配な方はV3持病のセレクタープレートの接点をキャンセルしておけば間違いない。

で、問題のモーター。タワー部を再使用でロングから加工しかありません。
あまりオススメしませんが、頻繁に分解カスタムする方にはAK用のモーターホルダーを鬼加工してショートモーター化が一応出来ます。
モーターホルダー、グリップ内側、底蓋を超削る必要があります。とくにグリップ内はギリギリまで削らないと入らないので、親の仇を討つぐらいの気合いがないと挫折します。

マガジン
海外製でロングサイズのノマグ、多弾マグあります。
G&Gの多弾は公称370連ですが、実測重量計算で420発ぐらい入ります。
全く無加工で使えました。

ゲームでの使用感

4点（良い）

軽さと短さを生かして動く、超バリバリのアタッカー。

M4のような首周りの弱さは無し。初速も80半ばと十分。
メカボ関係はver.3。ギアのパーツはいくらでもあります。
セレクターもアンビで左利きもOK.。HOPチャンバーは狂いにくいドラムタイプ、よく見りゃストレートトリガー風でセミも撃ち易い。これが20年前、色々先取りしてますね。

軽めのハイダーにリポ使えばフロントヘビーも解消。
マガジンの装弾数も社外品使えばOK。
今さらですが時代が552に追いついてついてきました。
そう、今なら使わない手は無いです。

古い？古くても良い物は良いとしか言えません。
さすがはスイスの名銃の血統。

既に552をお持ちの諸兄。
持ってない方はお店の飾ってある552の声を聞いてくれ。
片隅にひっそりと置かれた、その名銃は貴方にこう語りかける。

「オレを戦わせてくれ、オレはまだ戦える。」