エアガンは気流の制御で
同じJ・押し量のHOPでも遠くに飛ばす事が可能です

但し
インナーバレルマズル部を含み
渦を発生させられる形状があること
テーパーが”ただ付いていればいい”わけではありません
角度によっては初速が下がります

クレイジージェット・T-N.Tじゃなくても
インナーバレルのマズル処理が適切であれば
アウターバレル(またはスリーブ)の組み合わせで飛ばせます

インナーバレルマズル部付近まで
バレル内圧が一定量以上かかっている場合に限ります

原理は
バレル内側の膨張・前進する空気の通路に
角度を付けた形状を設ける事で
渦を発生させます

f1.jpg

この渦の回転がバレル外周に発生すると
バレル外側の空気が引き込まれます

空気は継続して流れてくるので

f2.jpg

外側に空気が流れますが
渦の影響で
バレル内側外周の空気の流速が上がります

徐々に
それよりも内側の空気の流れも
流速が速い方に引き込まれます

こうなることで
BB弾の前側の空気の圧力が
バレル外周の流速に引き込まれて下がります
即ち
箱出しバレルと違い2段階目のバレル内加速が始まります

これが本当の流速です

B店のは高圧エア発生バレルぶったぎりルーズバレルで
”流”は皆無DEATH
だから漢字ではなくリューソクと呼んでいるのです
F店は分かっているのかリューソクなんて言い方はしません

f3.jpg

BB弾が形状にさしかかると
更に圧力が高い空気はバレル外周へ一気に流れ込み

f41.jpg

BB弾が形状を抜ける時には
弾の前にある圧力が更に下がっているので
圧縮エアはBB弾を効率よく前進させます

f5.JPG

流速が高速化し加速が最大になります

?となっている人の為に
違う例えで説明します
ダイソンの無羽扇風機ありますよね?
あれは開口部の内側に高速の空気を流す事で内側の形状と合わせて
大気中の開口部の内側に流速を発生させます
すると開口部の圧力が下がるので
空気が流れて風になります

高速の空気をモーターで作るか
マズル付近に自力で作るかが
違うだけで
マズル付近の圧力を下げる効果と変わりません

BB弾が押す空気は減った状態で
マズル付近では完全に箱出しバレル形状より速く押し飛ばされます

MWSではHOPとの組み合わせの影響もありますが
箱出し0.2g 73m/sの初速は 83m/sまで上がります 25℃で
夏はアウトなのでローディングノズルに詰め物してます

エアコッキングでも5m/s以上 上がるのでスプリングの自由長だけで
秋や春96m/sとか高めに調整していたらオモチャシリコングリスだと
夏は規制値超えますよ

フロンガスガンはかなりマージンをとらないと
特にGBBでは作動温度ギリギリの時と
気温38℃では圧力が雲泥の差なので注意しましょう

当然の如く
このチューニングは有効な回転をBB弾に与えていれば
タイトバレルのままでも
ルーズバレル以上に
低J/低圧で飛ばせます

そして
安定した気流で飛ばす弾は中ります

r8c.jpg

リボルバーでGBB?
正面で勝てますよ(笑)

補足
流速では他にもバレル自身で加速させる方法が
あるそうですが
内径部で流速を上げられる構造部が数か所あるものは
初速の上がり方が尋常じゃないとの事なので
取り扱い注意だそうです

シリンダーヘッドノズル・ローディングノズル内部形状でも
流速による初速を上げることが
可能です

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コメント 4

これ以上ありません。

ki_chan

ki_chan

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こんばんは
丁度投稿のタイミングが被りましたw

まさに書かれている通りですが、
僕はシリンダーヘッドの加工で流速を作っています。
(リューターで削りました)
以前チャンバーを抜けずに困っていた時
Wスプリングを使わずにチャンバーを高速で通す方法はそれしか思いつきませんでした。

ご指摘の通り、初速が上がりすぎる問題があり
一般的なスプリングは全く使えませんので
基本的にはスプリングカットとなりますが
クレイジージェットを使っているので
流速効果を重ねる難しさに直面しました。

とは言え、GBBのように飛ばす楽しさがあるので、沼に落ちて良かったなと思いますw

todosan

todosan

こんばんわ~

ああ~
そういうことか・・・・・

とても分かりやすい説明ありがとうございます。

なるほどなるほど・・・・・
来年は色々試してみたいものですね~
とりあえず、4月あたりからサバゲ再開予定なので、ベースのエアガンの選定始めないとな~

でわでわw



追伸
来年はいいエアガンの出会いがありますように・・・・・

Nazgul

Nazgul

ki_chanさん

流速は分かるまでのチューニングは”?”かも知れませんが、知見ができると
初速が低い低いと言われているMWSでもリボルバーでも50m、60m
といった射程をガスの吐出量を一切さわることことなく可能にします。
沼率はかなり低いです。

エアコッキングはシリンダーエア量の影響の割合がとても大きいので
ハマるまでは”射程が伸びない”のですが、ハマればJ落としても飛んで
いくようになります。
そこまでに何この初速の上がり方!?となれば”方法は合っている”のです。
沼率は高めですね。
電動の方がバレル長でシリンダーが分かれるので沼率は低いですが
初速増加には要注意です。
0.85Jあれば面射程70m以上いけます。

Nazgul

Nazgul

todosanさん

こんばんは

選定は福袋を開けてから、するのでしょう?(笑)

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