DoubleEagle Magpul Pro700　’２１　2/4更新

2020年12月20日

レビューした装備

M700

KJワークス

総合評価

4点（良い）

タナカになっていますがDoubleEagle製です。

初のレフティ対応！組み換えが分解経験が無い人だと大変かも知れません。

2点難があって
折りたたみストックはボルトハンドルが下がていると干渉して完全に
たためません！※
ボルトハンドルを上げれば大丈夫です。非常に残念(笑)
※補足
傷を入れる覚悟があればどうぞ。ボルトハンドルが擦れてストック
開口部にも広めに幅が広い擦れ傷が入ってでしたら、たためます。
鑑賞も兼ねてる人ならやめたほうが良いです。

上記のようにボルトハンドル上げて、たたんだほうが良いと思います
けどね・・・

もう1点
ストックの折り畳み部に擦り合わせが必要な個体があります。
スチールで頑丈なのは良いですが、擦り合わせが結構大変です。
※ストックをたたまない人は、そのままで問題ありません

更に1点
フロントＭ-Ｌｏｋ部分のパーツに若干歪みがあり、アウターバレルを
押してしまい、結果弾道が曲がっていた個体がありました。
一番前側のストックとレシーバー締結部にワッシャーを入れて浮かすと
改善します。削るのは効果が薄いのと大変なのでおすすめしません。

この3点がなければ☆５ですけど

また個体差だと思いますがレシーバー内部の装弾構造の組付け不良で
ネジの六角がなめていたところがありました。（締め付けは問題なし）
何挺か調整しましたが、たまたまですね。全部ではありませんでした。

弾道が反れる個体はHOPパッキンが適切に組み付いていない場合が
ありました。組み直すだけで直ります。
・確認方法
①フロントレイル外す　②グリップをスライドさせレシーバーと分離
③給弾パーツを外す。※ストッパーの動くパーツの下のネジは横着しないで
斜めに工具を挿さない。組付け時にネジ山がすでに痛んでいる物が
ありました。
④シリンダーを外す⑤チャンバーのBB弾ストッパーを上げてHOPパッキン
を確認しましょう。
曲っていたら分解続行、組み直しましょう。
分解方法はマルイM40同様です。
※インナーバレルをこじると曲がります。
アウターバレルから、ハイダーとマズルキャップ、ストックに
固定するブラケットを外して
プラスチックの棒で
マズル側から押すなり丁寧に真っすぐ押し出しましょう。

チャンバーとアウターバレル周りは
マルイM40と互換性ありません。
カスタムパーツを買い揃えないように。

基本この銃は現物を見て買いましょう。

・レシーバーのレイルが綺麗に削られていないか
・ストックの前側が歪んでアウターバレルに干渉してるか

この2点は絶対確認すること！

見た目や質感について

3点（普通）

コッキングインジケータ―が出てくるのはＡＷ以来。追加ではなく
シリンダーと連動してるでＡＷのようなダミーが落ちてからの発射の
ような2段階になりません。
コッキングインジケータ―・セフティの色入れと仕事が細かいです。

ストックはＡＲＥＳやタナカのように歪み等なく、未塗装でマルイ同等。
とても中華に見えません(笑)
レシーバ―の若干の塗料ムラは見受けられますが、それ以外はマルイ同等
以上です。

パッケージが運搬用のグリップを付けてガンケースになります。
発泡スチロールなので、車の内装に傷が入らないし！軽いし！
スコープ装着してもちゃんと入ります。
おもてなし感で開けた時の興奮の後は段ボールリサイクルに難儀するか
地味でもゴミにならす便利なパッケージか・・・・私は後者で良いです。
両方だと嬉しいですけど
（そうなると￥8000くらいＵＰ・・ＶＦＣと一緒・・・か）

レシーバ―のレイルがきちんと削られていな個体がいくつか確認したので
☆を減らしました。

初速や集弾性について

4点（良い）

VSRのようにHOPを強めると弾道が反れることはありませんが
無理やり飛ばしても最後上昇のS字弾道になります。
（飛ばすだけなら50ｍは越えられますが・・・）
2本爪押しの宿命です。

ＢＢ弾は0.25ｇがベストです。ボトム弾道で50ｍに届きます。
４～５Ｍｉｌ下がって着弾（0.3ｇでは40ｍほどがベスト）
集弾性はマルイＭ４０Ａ５同等
癖がない弾道なので弾はケチらないほうが良いです。
ＢＢ弾は0.25ｇ　PRECISION MAXやＧＡＬＯＰ、マルゼン推奨

私の個体は　平均91ｍ/ｓ　±0.8ｍ/ｓ　（0.2ｇ・通関記録通り）
＋3ｍ/ｓ高めの個体もありました
ＨＯＰパッキンはシリコンで50°相当。冬は良いかも。
3挺見ましたが、インナーバレルの曲がりはありません。
Ｓ＆Ｔ・ＳＷ系より質は良いです。

シリンダーヘッドにソルボを貼るだけでも50ｍ時に5ｃｍ以上まとまりが
良くなります。

0.2ｇはPRECISION MAXがおすすめです。圧倒的にマルイより散らない

マルイベアリング弾　0.2ｇ・0.25ｇは論外。
何って、気泡が多いし凸がある！散らすには最良のショットガン用です。

ＨＯＰを爪から面押しにするとアウターバレル後方のポセイドンバレルの
ようなエアー通路の効果がＢＢ弾0.25ｇ以上で出てきます。
バレルに押しつけ回転維持という考え方だと思いますが、パッキンとの
組み合わせにより5％～10％射程が伸びます。
面HOP化で0.25g以上のBB弾との組み合わせなら
ヘッドショット射程は50M確保出来ます。
個体により更に数M伸びます。

剛性について

5点（とても良い）

この金額帯では文句無しの剛性です。
ポリマーストックではＡＷに次いでの剛性だと思います。
インナーシャーシがマルイ製より長くストックM-LOK基部にも繋がっています。
前側はマガジン前部より先に伸びています。

ストック可動部は金属及び　スチール製なので、重量級ではないにしても
ASWのようにボキっと折れる事は無さそうです。

持ち運びやすさ（重さについて）

3点（普通）

ストック折り畳み部に擦り合わせが要りますが、QDポイントが多く
スリング装着時は重量軽減に効きます。
小柄な人はＭ-Ｌｏｋスロットを上手く使って手前にQDポイントを
増設しましょう。

ストックをたためるのでゲーム中やフィールドまで行くにも運びやすいです。
アルミシャーシが長く、その分重さはありますが平均的な重さで
女子でもゲーム投入可能です。（スリング併用で負荷分散）

スリングありきです。

取り回しの良さ（全長について）

5点（とても良い）

一般的なスナイパーライフルの長さなので特に問題ありません。
ストックをたたんでの移動は軽量クラスのスナイパーライフルでは
唯一の存在なので行動速度が上がる分、今までとは違ったゲーム展開に
対応出来ます。

グリップとバックプレートは後方にスライドできるので好みでポジションを
変えれます。
レフティ用のコッキングレバーがあるのでレフティ対応が箱出しで可能
ですが、ボルトエンドのネジが恐ろしく硬く、外すのにはマイナス
ドライバーでエンドスクリューを叩いて緩める必要がある場合も。
シリンダーヘッドを先に外し、大きなマイナスドライバーで一気にではなく
中くらいので穴の片側ずつ、かまぼこ板等の上で叩きましょう。
※緩めるのに無理するとネジはアルミなので山が壊れますので慎重に。

チークピースも上下昇降、左右入れ替え可能。
ストックのたたみ方向も反転可能。

レシーバ―固定はアウターバレル下・マガジンポート内・グリップ
全部の3か所で、ネジが脱落しない構造です。内1本はグリップ底部を緩めて
スライドさせるとアクセスする穴があります。
※前面・サイドパネル外さなくても良いです。

マガジンを抜く時に、ちょっと引っ掛かりがあります。そのうち
馴染むかな？マガジンは全て樹脂で凄く軽いです。

カスタムについて

4点（良い）

Ｍ-Ｌｏｋスロットで高い拡張性があります。
バイポッド・モノポッド装着にはレイル追加が必要です。

レシーバ―は、給弾ルートとアウターバレル内部の一部以外は
マルイM40準拠です。しかし部品の互換性はありません。

スプリングは内径10ｍｍ外径13ｍｍの物が使えます。スプリングガイドを
加工できる人ならＰＤＩ製を流用できます。
ピストンはテーパーシアーなので90°ではありませんが
ＶＳＲよりもシアーのかかりの感触は良いです。

シリンダー周りは特殊でコッキングインジケータがあります。
シリンダーアッセンブリは専用です。
シリンダーヘッドにソルボ貼り付けでバレル共振をかなり低減できます。

インナーバレルはVSRタイプパッキン、スリット位置は電動ガンなので
T-NT、メイプルリーフ以外は要加工です。

T-NT403ｍｍ、メイプルＭＲ60°、爪カットでネコ撫で追加、
シリンダー再メンテ（銃滑剤ＰＴＦＥ系に変更・シリコングリス未使用）、
アウターバレルシールテープ＋アルミテープ補強仕様で
ＢＢ弾0.25ｇ時0.85Ｊ
通常戦闘55～60ｍ、最大射程7Mil仰角で最大射程68ｍ結構化けます。
0.3g使用時は最大射程が70mを超えます。
※スプリングガイドを加工してます。

バレルからシリンダー周りはカスタマイズできます。

ゲームでの使用感

5点（とても良い）

剛性が高いので安心してゲームに集中できます。コッキングも軽く操作系も
節度があります。ＶＳＲのようなクタクタ感はないのでヘヴィーに使っても
ヤレないです。

画像ではフロントレイル外してますが、被弾防止レンズのマウントに
使えますね。

スリングで背面に背負い、PDWやハンドガンで射撃ポイントまで速攻で移動、
ストックを展開して攻撃開始！というアクティブな行動が可能です。

M40A5と対決したくなるのは言うまでもありません(笑)

マガジンが軽く負担になりません。操作系がアンビなので着脱も楽々です。