「今日から君もショットガンナーだ！」Vol.２

2017年6月29日

　散弾道（サンダンドウ）は険しい道です。
　しかし電動ガンを相手にショットガンで『狩る』感覚は、まさに快感。病みつきになります。
　今回はショットガンナーの心構えと、自慢話です。w

　自分の得物はベネリM3ショーティ。
（東京マルイ製／エアーコッキング）

　さて、サバゲーマーの殆どが『ショットガンよりも電動ガンの方が強い』と思い込んでいます。
　でも実際には連射性が劣るだけで、命中精度(※1)と飛距離は同等。
（※1　同時に飛んでくる三発の弾を目で見てから避けるのは困難なため、命中率upのボーナスが付きます）

　唯一劣っている連射性ですが、たいした問題ではありません。
　なぜなら敵を倒す時に必要なのは１ショットで良いのです。１秒間に何十発もの弾など不要！
　実際に自分の１ショットキル率は非常に高く、もし初弾を外しても0.5秒後の次弾で、必ず当てに行きます。

　もちろん最初っから上手かったわけではありません。
　ショットガンナーを志した当初は電動ガンに真っ向勝負を挑んで、何度もやられました。
　そう。バカ正直に真っ向勝負をしてはいけません。

　スタートダッシュで有利な位置に走り込んでから索敵。
　待ち伏せもしくは敵味方の電動ガンの音に紛れて敵に近付いて、必中の距離から１ショットキル。
　これが自分の基本的な戦い方。
　連射出来るスナイパーのようなアタッカーです。

　自分の経験から言うと、電動ガンとショットガンの両立は出来ませんでした。
　長年エアコキ・ショットガンのみで戦闘経験を重ねた自分の能力は、ショットガン用に特化しています。
　ショットガンは北勢無双（※2）でも、電動ガンを使うと、あからさまに弱くなります。
「エアコキでこれだけ強いんだから、電動ガンに持ち替えたら更に強くなるのでは」
　と思われがちですが、自分の場合そうはなりませんでした。
（※2　三重県の北勢地方……北の地方で無双。他に並ぶ者がないほど優れている事）

　そしてこれも経験からの言葉ですが、極めるつもりならば一つの武器だけを使い続ける事です。
　気分によって「今回は電動ガン」「次はショットガン」と持ち替えると、その分熟練度が下がります。つまり浮気は良くないという事。
「自分にはこの武器しかない！」
「この銃と共に強くなる！」
　と心に決めて、一緒に添い寝するくらいの勢いが必要です。

　それにしても最近のショットガンブームは良いですねぇ。最近はどこのフィールドに行っても数人はショットガンナーが居る様子。
　ショットガンはハンドガン戦等の縛りゲームでも「使用可」となるフィールドが良くあるので、プライマリーの武器を持ち替えずに済みます。
　いきなり電動ガン相手に戦うのに尻込みするショットガンナーは、この辺りから慣らしていくのも良いでしょう。

　15年ほど前は、サバゲーでショットガンを使う人なんて全くと言って良いほど居なかった。
　自分一人だけがエアコキのショットガン。他は全て電動ガン。

「え？　エアコキしか持って来てないんですか？」
「よかったら電動ガン貸しましょうか？」
　当初はよくこんな声をかけられました。おそらく親切心から出た言葉だとは思うが
「大丈夫です」
　とお断りした。

「え？　ショットガン？」　m9(^Д^)ﾌﾟｷﾞｬｰｰｰｯ

　あるときは嘲笑の対象でした。
　だが長年ショットガンのみで戦い続ける内にこうなる。

(　ﾟдﾟ) ・・・
　
(つд⊂)ｺﾞｼｺﾞｼ
　
(；ﾟдﾟ) ・・・
　
(つд⊂)ｺﾞｼｺﾞｼｺﾞｼ
　　_, ._
（；ﾟ Дﾟ） …！？　「あのショットガン、やべぇー！」

　これは自分が初めて行くフィールドで良く見られる現象である。
　散弾道（サンダンドウ）は険しいが楽しい道です。

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