SIG552使用感
レビューした装備
総合評価
個人的な電動ガンデビューの一品。お気に入りです。
SIG552という名前で実際にこのようなカービンモデルは存在し、SEALsもテストしています。
実銃は、精度と信頼性の高さで有名なSIG社製だけあって絶大な信頼を得ています。
ただし、SIG550シリーズは量産コストの関係上自衛隊の89式レベル、またはそれ以上に高いとも言われたりします。
値段のせいもあって、世界的な普及はイマイチな模様。
実銃の現在販売されているモデルは、改良型の553モデルにモデルチェンジしているとの事。
見た目や質感について
外装は、プラ割合の多い金属併用。フロント及びリアサイト周辺、トリガー周辺以外はプラ製で、チープな感じはしません。
金属に塗装されている箇所は当然ながら塗装が剥げやすいですが、本物の写真を見る限り、同じ感じで剥げてるのでリアル嗜好な人でも満足いただけるかと。標準装備のレールはプラ製ですが剛性は感じられます。
※後付けレールは金属製。個人的にはスイスの質実剛健さが感じられ好きなビジュアル。
安全キャップはM-16/G3の物の流用なようです。
初速や集弾性について
いわゆる、安定のマルイ製って所ですね。サイトのゼロインは各自でやるとして、そのまま使っても全く問題ないです。
こだわる人は各自でって所ですかね。命中精度も高く飛距離も全く問題ありませんが、マガジンは電動ガンとしては断トツで少ないです。実質43発でしょうかね。
装弾数の少なさは実銃基準で考えている人達ならば全く問題ないでしょうが、電動ガン基準ではちょっと物足りなさを感じるかもしれません。
装弾数の少なさ故に、特殊部隊の様に実質セミオートオンリーでの使用をした方が良さそうです。命中精度が高いので、そのような運用でも全く問題は無さそうです。追記:
XCORTECH X3200Mk.3を使用した実測値では、CYCの6mm、0.2gプラスチック弾使用で弾速が約86m/s前後、フルオート射撃が847rpm前後という数値が出ました。
連射速度に関しては実銃(公称780rpm)より早い数値が出ていて、この速度はベースとなったSIG550(600or900rpm)に近い物になっています。
剛性及び耐久性について
結構しっかりしていて、妙なガタつきはほぼ無いです。ストックもしっかりしていて安定感抜群。
よっぽど荒く使わなければ問題ないかと。本体の剛性に問題は無いのだが、いかんせんバッテリースペースがキチキチ&本体側の配線が悪いので、正しい配線であってもバッテリー側の配線根本に結構な負荷がかかってるんじゃないかと思える角度になるんで、そこがちょっと不安。配線が悪いとカバーに干渉してふたが閉まらないし。
バッテリーが心配な人は、自己融着テープで最も負荷のかかるバッテリー側根本を補強しておくといいかもしれません。ちなみに、バッテリーケース固定の為のピンは結構な大きさですが、うっかりするとすぐどこか行きます。一応、抜け落ち防止用のバネがピンには付いてますが。
ピンが抜けて来ても引っかけないように、右利きなら右側から入れた方が良さそう。マガジンですが、ノーマルマガジンは耐久性に問題ありません。ただ、チャンバーの構造上の問題で最後の3発で給弾不良を起こす模様。
SIG系統ARマガジン共通の問題ですが、マガジン装着時はマガジン前部にある爪を本体に引っかけてから固定する形ですが、荒く使うとこの爪が折れます。220連マガジンは、あの手のギアタイプあるあるの故障例がいくつも報告されています。なので、パンパンまで弾を入れない方が良さそう。故障しても、自分で修理可能ではありますが。
ジャラジャラ音と最後の20発位使えないのは、構造上の問題なので諦めるしか。
ちなみに、220連マガジンのギアは、1回マックスまで巻くとノーマルマガジン相当分位までは巻かずに使える模様。なので、フル充填した状態だと弾切れまで約4回巻く作業が必要。100連マガジンは、アマゾンでは東京マルイのSIG用などと書かれていましたが、実際は中華ガン用の模様。
社外品故に、耐久性は落ちます。なので、本物の弾倉みたいにテープグルグル巻きにするのをおススメします。俺は、ビニールハウス用の補修テープを巻いて使用しています。
あと、100連となっていますが、実質入れても80連発ですかね。裏蓋を取ると中から出てくる白い謎の棒を抜けば、100発近く入りますが。
持ち運びやすさ(重さについて)
SIG550シリーズ最短モデルなので、当然ながら電動ARとしては軽い部類です。
2kg弱との事なので、ずっしりは来ますけども取り回しはしやすい感じ。
アクセサリにもよりますが、ノーマル状態だと若干フロントヘビーなのかな。
電動ARユーザーなら、重さによる難点は特に感じないかと。
取り回しの良さ(全長について)
これも、SIG550シリーズ最短モデルだけあって非常にコンパクトで良いです。
ストックを畳んだ本体の大きさはMP5と殆ど一緒ですので、そのコンパクトさが分かるかと。ストックを展開しても、アサルトライフルであるという事を考慮に入れれば十分にコンパクトなモデルだと実感できます。何でも屋であり屋内戦闘も多いSEALsが導入テストをして値段以外はM4を遥かに上回る成績を出したほどの銃なので、屋内での使用感も悪くないのは当然かと。
カスタムについて
メジャー所であるM4(M16)、AKと比べれば結構なマイナーリーグの銃なので、オフィシャルで出ている物を除くと専用の物はほぼ無いと思って差し支えは無いです。
デフォルトで付いているレールと別売のマウントベースに20mmレール対応オプションを付ける位と思っていいかと。
そもそも、M4みたいにカスタムして使う銃って感じではなさそうですが。
総評
安定のマルイ製で安心して購入できるモデルです。バッテリー関係は別売ですが、それを考えても値段が安いので電動ガン入門には良いかと。
『カスタムはレール使用位で良いか』程度で考えている人にはお勧めできます。不満点は、まずはやっぱり220連マガジンのギア問題。これは同じ系統のシステムを採用している物全てに言えますが、何とかしてよと。
次が、バッテリースペースの狭さ問題。これは結構深刻で、心配になる余裕の無さは正直どうよと。確かに、バッテリーがガタつくことは無いんですがね。追記:
バッテリーケース問題を解決するために外付けバッテリーポーチを採用し、本体のバッテリーカバーも多少加工して使う事にしました。(※写真参考)
これで、バッテリー断線も怖くない。
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コメント 2
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うぃろー
552いいですね。
プラ多様ですが、M4と違い首などないので剛性も高い。
そしてなにより!!安い!!軽い!!当たる!!!
マガジンの玉が少ないくらいでかなりいい銃ですよね!
タツコマ
バッテリーケースと装弾数の少なさを別とすれば完璧ですね。SIG自体が不人気故に泥棒率が低いらしいですし。