大満足の撃ち味　WA　mini UZI

レビューした装備

mini UZI

ウエスタンアームズ

総合評価

3点（普通）

見た目や質感について

3点（普通）

本体は金属とABSである。アウターバレルやボルトカバー、ストック等は金属製であるため安っぽく感じることは無い。
強いて言うならトリガーとトリガーガード周りの質感にもう少し気を使ってほしかったとは思う。

折りたたみ式のストックは華奢な印象を受けるが実際はしっかりしているため、グラグラしたりクニャクニャ撓んだりすることは無い。

各所でフル、セミ、セーフティのセレクターの動きが渋いと報告が上がっていたが、それほど固くは感じなかった。
セーフティ状態から前に押し出す形でセミ、フルと切り替えができるので突然の射撃も問題なくできそうだ。

グリップセーフティはライブで、しっかりと握りこまないとトリガーが引けないように作られている。

ちなみに本体重量は2キロくらいである。そのうち300g～500ｇくらいはマガジンが占めているようだ。（本体重量はメーカ公称、マガジン重量は大雑把な体感値）

初速や集弾性について

3点（普通）

冬季なので、マガジンを暖房器具で温めてから測定したところ、90m/s程の初速が出た。実際に使用しているとマガジンは冷えてくるので、ゲームでは80ｍ/ｓ前後でのフルオート射撃することになると思う。

各所で評判の1stロットの鬼HOPについてですが、GUN道場レビューに対策が書いてあるので初期ロットの方はそれを参考にすると簡単に直すことができる。
私の個体も1stロットであると前オーナーから聞いていたので覚悟をしていたが、実際に分解してみるとどうやら2ndロットであったようで対策済みであった。
しかし、対策済みのものは逆にHOPが弱いという不具合があるので中量弾～重量弾では飛距離が伸びにくいようだ。
この2ndロット以降の弱HOP対策として「HOPをかけているプラ製のパーツに熱収縮チューブを付けて太くすることで改善できる」という情報を掲示板で目にしたので今度やってみたいと思う。

セミオートでの集弾性は、ゲームで使えるラインをクリアしている。
しかし、大きなボルトがガチャガチャ動くのでフルオートの集弾性はかなり悪い。が、サプレッサーを取り付けることによってフルオートでの集弾性が相当上がるのが体感できる。
取り回しの良さと集弾性の良さのどちらをとるかは射手次第である。

ちなみに、セミオートであっても2発発射されることがあるのはご愛敬。

持ち運びやすさ

3点（普通）

プラ製のケースが付属しているのでフィールドに持って行くのにはとても便利である。
しかし当然ではあるが、ケースに入れるにはサプレッサーをはずす必要がある。サプレッサーの取り外しによってHOP調整がリセットされてしまうので、そういう面では面倒くさく感じるはずだ。
サプレッサーを付けた上で使用する予定なら、他のケースを用意した方がストレスは少ない。

取り回しの良さ

3点（普通）

すこぶる良い。ストックを折りたたむと30cmくらいである。
ストックを延ばして、サプレッサーを付けても70~80cmくらいではないかと思う。

ゲームで使うにあたって、本体は非常に取り回しやすいのだが予備マガジンが重たい上に燃費は悪く、恐らくはガス缶を持っていくハメになるので、気がつくと重装備化やすい。
不便さに対してある程度の覚悟が必要だ。

撃ち味について

3点（普通）

私の知っているSMGサイズのGBBの中では最も反動が強い。この"反動"についてだが、まっすぐ後ろに来る反動を想像している人も多いと思うがそれは少し違うように思う。
このmini UZIは大質量のボルトが前後に動くので、前に後ろに銃が振られる反動というのが正しいのではないだろうか。

ちなみに金属製のストックに頬付けしてフルオート射撃をすると振動で頬が痛くなるくらいである。
マガジンに空撃ちモードも付いているので、部屋のなかで手軽に撃って楽しむことができる。この銃を初めて撃った人なら、楽しさのあまり絶対に顔がニヤけてしまうはずだ。

最後に

3点（普通）

mini UZIは絶対にお勧めの銃である。
集弾性や安定性はマルイ電動ガンに遠く及ばないが、"撃つ楽しさ"と"射撃性能"を高い次元で両立していると思う。

拙いたとえになってしまうが、マルイのコンパクト電動ガンをトヨタのプリウスとするならばmini UZIはクライスラーのジープ・ラングラーのようである。

もしあなたが購入するか迷っているなら、是非買う事をお勧めする。

3点（普通）