メインアーム: 三八式歩兵銃
KTW 三八式歩兵銃 第5ロット レビュー
レビューした装備
総合評価
日本軍をやる人は誰もが欲する(と思う)、K.T.W.製三八式歩兵銃のレビューです。
私が所有するのは第5ロットなので、2014年7月現在の最新ロット、第9ロットと仕様が異なる部分がありますのでご注意ください。
基本的な情報はK.T.W.のウェブサイトをご覧ください。
http://ktw-co.gonna.jp/arisaka_38siki.html
実銃のお話はWikipediaなどをご覧ください
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%85%AB%E5%BC%8F%E6%AD%A9%E5%85%B5%E9%8A%83
先に述べますが、購入して損はない逸品です。
動画 by ガンジニア
http://gungineer.matrix.jp/
見た目や質感について
第5ロットなのでバットプレートとチャンバーベースのみ鉄製、他はABS樹脂製です。
木製ストックが中国産胡桃から国産鬼胡桃に変わった時のものですね。
第9ロットと比較すると木製ストックは少し明るめです。外観は実銃における初期型を再現しています。
初速や集弾性について
再調整する前の初速はマルイ0.25gバイオを使って78m/sと、低い数字でした。
第5ロットは発売から6年経っていますので、パッキンや気密に問題が出ていたかもしれません。
集弾性については、K.T.W.が出荷前に行っている30m射撃の基準に合格しているだけに優秀です。
市販のエアガンで箱出しトップクラスの精度を誇ると言われるK.T.W.製ウィンチェスター M70系と同じホップパッキンを採用しているのが要因の1つですね。
よくある「VSR-10との比較」は、再調整前の状態でやったことがないのでわかりません。
剛性について
着剣部分がASB樹脂ですので、特に実物銃剣やWindlass製複製銃剣を付けると重さに耐え切れず破損します。
またリアサイトもASB樹脂なので破損しやすいです。
第9ロットでは両方メタル製になって強度が向上しています。木製ストックは中国産胡桃より硬いため、旧ロットの中国産胡桃よりBB弾の被弾などでの凹みに強いそうです。
普通にサバゲで使用する分には問題ありませんが、基本教練などで使用する際は部分的に注意が必要ですね。
ちなみに後のロットで材質が変わったパーツは(他のパーツも含み)K.T.W.から取り寄せることができます。
持ち運びやすさ(重さについて)
1,260mmという長さですので、使用できるガンケースは少々選びますね。
釣竿ケースもいいかもしれません。重さはスリングとダストカバー込みで2,800g、マルイの次世代電動ガンで例えるならAK-74MN、AK-74N、AKS-74U、AK-102、M4A1、G36C、G36Kなどに近い重さです。
最新の第9ロットでは3,200gです。
取り回しの良さ(全長について)
全長1,260mm、最近流行りのCQBを意識した構造を持つ場所では大変ですね。
リアル兵隊さんからも(もちろん冗談ですが)銃剣で刺した方が早いと言われるぐらいです。
そういうところでなくても、長さのことを考慮して移動しないと思わぬ場所でぶつけたり、引っかかってしまう場合があります。
カスタムについて
カスタムパーツと言えるものはK.T.W.純正のスコープマウントや様々なメーカーから出ているスリング、ヤフオクなどでたまに出品される銃口蓋ぐらいでしょうか。
(ロットによってはメタルパーツもカスタムパーツですね)
実銃パーツは一部無加工で取り付けられるそうですが、まだ試したことはありません。カスタムではなく調整の話になりますが、私は以下の調整を施しています。
・ホップパッキンに巻き付けてある気密用セロハンテープを外して、シールテープで気密を取り直し
・ホップパッキンとホップ調整のイモネジの間に押しゴムを追加(より効果的な長掛けホップ化)
・メインスプリングにスペーサーを入れて初速を向上(マルイ0.25gバイオで平均82m/s、よく行くフィールドの上限は85m/s)
ゲームでの使用感
上記の調整を加えた状態でマルイ0.25gバイオを使用してホップ調整、環境条件が揃えば50mの静止マンターゲットは満足に狙撃できる精度を誇ります。
左右の散りが少なく、シューティングレンジで弾道を見ていた人によると35mぐらいはフラット、そこから少しホップで浮き上がって目標に着弾という感じだったそうです。発射音は小さく、ダストカバーを外して使用すればコッキング時の特徴的な金属音もなくなりますので静かになります。
ただ、メインスプリングが「バイーン」と鳴るので、気になる場合は粘度があるシリコンオイルを接触部に塗ると抑えられると思います。
ボルトハンドルがストレートタイプなのでVSR-10などのターンタイプに慣れている方は少し戸惑うかもしれません。
コッキングの重さは軽い部類だと思います。給弾方法が独特(固定マガジン式)なので、マガジン式と比較すると素早い装填は難しいです。
また、第7ロットまでは装弾数22発を最後まで撃ち切れません。
私の個体は2、3発残ります。
マガジン以外を使用しての再装填(BBローダーなど)がルールで禁止されている場合は最初の装弾数のみとなりますので、欠点と言えば欠点ですね。第3ロット及び第5ロット以降からはトリガーセーフティーがなく(第1~第2、第4ロットはボルトを定位置から動かしておくとトリガーロックが掛かり、セーフティーとして機能します)、マガジンが実質本体固定式なこともあって、フィールドによっては何らかの規制を受ける可能性がありますので、予めフィールド運営側に確認を取る方が賢明です(セーフティーエリア内では常にマズルカバーが必須など)。
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