レビューした装備

総合評価

3点(普通)

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僕は米国居住中、実銃のH&K社製MP5は射撃場でいつも撃ってました、、、
ビデオと解説のポスト>>> http://svgr.jp/my/hirothajap/diaries/23081

Class-3指定銃器は米国でもあまりにも高価、金持ちの道楽です、そこで満を持して手に入れたのが
VFC MP5A3 GBB フルカスタム(SpecOps Concept社製 初期型スリムラインハンドガードとSEFローワー付き)です。

VFC社製のMP5GBBは、中国Norinco社製のMP5フルコピーの実銃レシーバーを流用して、今米国で流行のベンディング(プレス製銃器の製造前レシーバーを購入し、卓上プレスで曲げて自作する=安上がり+自作銃器は連邦法で定める登録義務が無い)で製作されている可能性が非常に高いことから’’ほとんど実銃’’なリアルさです。無論実銃のハンドガードやストックはもちろんローワーも普通についちゃいます。重量は実銃もそうですが、スチールプレスのためM4よりも重い重量級SMGです。仕上げも実銃とうりふたつの反光沢のある真っ黒塗装で、比較的傷がつきやすく小傷から地金がみえてきやすい点も実銃そっくりです。なにより、実銃同様の『HKスラップ』によるローディング操作が満喫できることが、代え難い魅力です。実銃もそうですが、ローラーロッキング式HK銃のタイトなチャンバー周りの構造上、ボルト封鎖状態ではマガジンがうまくセットされない(vfcでは作動しないことも)ため、『撃ち尽くしたらまずボルトを引きロックする』というHKシューターならではの癖が身に付きます。すばらしい完成度のこのGBBをさらに極めるために、外観、内部パーツ共に、発売以来たくさんのパーツが世界中からリリースされていることもVFC MP5の魅力です。

作動性能最強を目指すカスタム:

リアルさ最高峰のGBBであるこのVFCMP5は初速を求める種類の銃でもないので、できるだけリアルな激しい、迫力あるブローバック作動を求めるべきでしょう。
作動は箱出し状態でも、全金属GBBであることを考えれば、弱い日本のHFC134Aガスでも十分に楽しめる作動をみせることから『優れている』、といえます。が、JPバージョンの同封おまけで『発射側のガスをさらに早めにカットしそのぶんのガスを作動側にまわす=作動がさらに良くなる』弱いレートの不圧バルブスプリングが付属してくるので、購入したばかりのオーナーは、まずはこれから頻繁に行うことになるでしょうボルトの分解に慣れる意味合いでも、それを組み込んでみるといいでしょう。
日本のPiscon社から、弱いリコイルスプリングとVFC付属おまけのものよりさらにさらに弱い不圧バルブスプリングのセットが発売されていますが、このリコイルスプリングに関しては、組み込むとリコイルが著しく低下しますので、不圧バルブスプリングのみに使用価値があるかと。

僕の場合、Azimuth社より最近発売された、Piscon社の弱い不圧バルブスプリングよりもさらにさらにさらに弱いスプリングと、内径とガス取り込み穴のできるだけ小さなカスタム不圧バルブのセットをくみこんで、発射側のガスを極限までカットしその分を作動にまわす、現在最強の作動重視セッティングにしています。ちなみにこの不圧バルブセットはVFCGBBに共通して使用出来るすばらしい商品です。僕はMP5のほかにもUMP、Mk.18にも取り付けています。
Azimuth Reduced Flow Cylinder Bulb for ( Umarex / VFC ) G36 / HK416 / M4 / MP5 / UMP Series
# AZI-VGBB-RFCB

ちなみに、マガジンバルブの交換や加工によって、ガス流量を増やすと、気化スペースが思うようにとれないMP5の細いマガジンにおいてはクーリングダウン(温度低下)がかなり早まることになり、オーナーの予想と反して、残念な結果を産みます。マガジンバルブは純正のセッティングが最も良いようです。
Crusader社のスチールボルトキャリアーは、溶接痕などとてもリアルですが、10−13気圧の海外ガスの圧力でも重すぎ、作動性能が著しく低下する重量であり、基本的にCo2マガジンと130%のリコイルスプリングを使用して初めてその価値を得られる製品です。4−6気圧の日本のHFC134ガスを使用する前提では鑑賞用外見カスタムパーツくらいの意味しか成さないパーツです。実際、世界中のオーナー達がVFCMP5には純正ボルトキャリアー&ヘッドが一番効率良い、との結論を出しています。

リコイルスプリングの強弱やボルトグループの重量に関係も影響もさせずに、反動を大きくしさらに連射速度も早くするカスタムに、『ボルトのストロークを短くする』、という方法があります。VFCMP5の場合、特にリトラクタブルストックのA3において、必要以上のストロークが見受けられます。ストックをはずすと、実銃には無い、極太スプリング製のバッファーとそれを納めるチューブがありますが、このバッファーを、純正よりも1センチほど突出させた状態で固定することにより、その分ストロークを短くすることができます。バッファーが入っているチューブよりバッファーを引き抜き、バッファーと同じ外径、内径のパイプ(もしくはワッシャーの積載)等で『底上げ』をするのです。底上げされた状態のバッファーが、衝撃ですぐにチューブから抜け出てこないように、バッファーと底上げパイプを軽くビニールテープで巻いた上でチューブに装着します。

以上のカスタムにより、僕のものは現在考えられるなかで最も勢いと迫力のあるブローバック作動性を実現しています。13気圧の海外基準のガスを使用しても、日本国の規制値を必ず下回る初速(0.90j平均、マルイ電動M14ほど)に抑えられていながら、そのぶんブローバック作動は海外での同ガス使用ノーマルを遥かに上回る『オイシイ』ものとなっています。HFC134使用ではマルイ製18歳以上用エアコキハンドガンほどの初速(0.55j平均)ですので、インドア、CQB用として最適です。

ローディングノズルのアゴ変形問題、完全解決の方法!!!!!:

新規オーナーへ。マガジンにはおまけのパーツとして、残弾ゼロのときにローディングノズルのアゴにぶちあたることによって、作動停止させるフォロワーがついてきたと思いますが、このパーツは、VFCMP5の最大の弱点であるローディングノズルのアゴ変形を誘発しますので、下記します強化および破損防止のためのカスタムパーツ群を十分にそろえるまでは、取り付けを我慢しておいたほうが無難です。

ローディングノズルのアゴ変形は、スチールプレスのレシーバー所以の『内径のゆがみ、個体差』がもたらす『ボルトが斜めった状態で封鎖』されてくる現象によって起きます。ちなみに実銃も同様の理由でチャンバリング周りにトラブルが起きやすいので、ロッキングローラーの摩耗チェックやヘッドスペースの計測は欠かせません。
VFCMP5が発売依頼直面してきたローディングノズルのアゴ変形ですが、数々のメーカーの試行錯誤を経て、最近になってようやく完全解決できるパーツ群がそろいました。

Azimuth
Azimuth Bolt Guide Set for Umarex / VFC MP5 GBB Series
# AZI-PT-VMP5GBB-BGS
まず最も重要なパーツがこのAzimuth製 Bolt Guide Setです。ボルトキャリアー後部レールに取り付けます。内径のゆがみ個体差の激しいプレスレシーバーの中で、ボルトがつねに正しい向きになるよう矯正するもので、ジャムやローディングノズルのアゴ変形の防止に最も貢献します。

Crusader Enhanced Feeding Ramp for Umarex / VFC MP5 GBB Series
ボルト封鎖の最終段階で、さらにボルトヘッドを正しい位置にガイドする柵がついています。この柵の下部は同時に、マガジンを正しい位置にがっちり固定する機能もあるので、マガジンのぐらつきによるローディングノズルへの悪影響も防止されます。

ready fighter製、強化ナイロン製のローディングノズル
ローディングノズルのトラブル発覚当時より沢山のメーカーが出してきた’’強化ノズル’’ですが、ポリカーボネート製品などはやわらかいので断列やひびには強くとも肝心の変形には弱いですし、アルミ製のものは逆にかた過ぎで、BB弾を傷つけジャムを誘発、ボルトストップフォロワーも破損させます。なにより重すぎて作動が非常に悪くなります。以上の理由により、最適な素材のノズルは、強化ナイロン製となります。整形もよいready fighter製には、不圧バルブを除くローディングノズル系統一式のパーツがセットではいってきます、が、海外設定の不圧バルブのレディー位置(初速+。作動ー)に設定されてしまわないように、アゴのついたローディングノズルそのもののみを使用します。その他のパーツは使用しません(シリンダーは使用できますが、これを変える必要はあまりありません。)

Azimuth
Azimuth Reinforced Magazine Bolt Stop for Umarex / VFC MP5 GBB Series ( 5 pcs )
# AZI-PT-VMP5GBB-MBS
残弾ゼロの際にノズルのアゴがぶち当たってボルトを止めるVFCのおまけフォロワーですが、スペアマガジンを買うと個体によっては付属していないこともあり。上記したボルト側の対策に加えて、万が一こちら側が変形してきた時のスペアーとしてもこの5個入りポリカーボネート製フォロワーを用意しておくとさらに安心でしょう。僕の場合はさらにこれら強化フォロワーに100均ストアなどで売っている、スマートフォン用の対衝撃フィルムをノズルのアゴがぶち当たる部分の断面形状にあわせて切りとり、合成ゴム系接着剤ではりつけています。(接着層もゴム系であれば衝撃吸収に貢献するため。)

以上のパーツ群でVFCMP5最大の欠点とされてきたローディングノズルのアゴ変形問題は、完全解決します。僕のものはカスタムから200回以上はボルトストップさせていますが、ローディングノズルのアゴ、フォロワー共に、無傷、変形無しです。

質問があればなんでもどうぞ!!

KJ-Works Glock19 フルスチールリアルカスタムはこちらhttp://svgr.jp/my/hirothajap/diaries/23153

SAS CRW CT装備 通称''Black-kit'' フル装備の紹介はこちらhttp://svgr.jp/my/hirothajap/diaries/23113

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コメント 2

これ以上ありません。

江一 恵

江一 恵

HIROさんの実銃との比較をされながらのレビューは本当に勉強になります!
あの独特のローディング操作のことを「HKスラップ」というのを恥ずかしながら初めて知りました。
(う〜ん…もっと勉強しないと……)

あのVFCのおまけフォロワーは最近のものには付属してこないようですね。
(自分はある程度の対策はしていますが、念のために取り付けてません)

HIROさんは初期型ハンドガード&ローワー+テレスコピックストックが好みなんですね。
自分は新型ハンドガード&ローワー+フィクスドストックが好きです。
MP5はM4などと比べて拡張性が低い分、人それぞれの好みがハッキリしますね。

HIRO THA JAP

HIRO THA JAP

参考にしてもらって嬉しいです。
記載したとおりAzimuth Bolt guideがキーアイテムとなり、ローディングノズル問題は解決します。せっかくInokatsuM4等と同様『ほとんど実銃』のクラスの銃のオーナーなんですから、『最終弾で作動停止』を当然のように楽しめるように改良してあげてくださいね。ちなみにMP5Kからは純正でこのボルトガイドが付いてきます。日本の島国的企業体質と違って、より良いものなら小規模パーツメーカーのものでもすぐに受け入れ取り入れるという、リベラルな姿勢が、海外メーカーにはあります。
SEFローワーは現在でも特殊部隊員の中で人気なアイテムですので問い合わせが多く、30年以上経った今でもHKはスペアパーツ扱いでまだ生産しているという特異なアイテムです。アンビデクシャスの現行ローワーと比べ確実ににぎりやすく操作しやすいのがその理由です。実銃の操作ではどんな環境でも必要な分撃ったらすぐセイフティーをかけることが最低のルールですから。同じアンビのローワーでもG36やUMPのものは格段に良くなっています。
僕はローワーはいつもSEFで、SAS装備をする時にはライト付きハンドガードをつけます。銃だけもってゲームに出るときはもっぱらスリムラインハンドガードで、『電動みたいなオモチャとは違うんだよ感』をこれでもかと演出してますねlol 本物はアルミかなんかのキャストでできていて、手袋がないとすぐ火傷するんで使えないそうです。

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