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サバゲー初心者が体験ベースであーだこーだ考える「脱初心者ノウハウ」その3です。その1/その2が「××するな」というベカラズでしたので、今回はもう少し大く考えてみます。あくまで初心者なりの考察なので、熟練者の方のご意見歓迎。

<「撃つ」ことにこだわってませんか?>

さて。サバイバルゲームはもちろん「銃(エアガン)を撃ちあうゲーム」です。実際、フルオート掃射の爽快感、ヒットした瞬間の高揚感(そしてヒットされた悔しさ)は日常では味わえないもので、そこからサバゲに嵌る人は少なくありません。僕のことですが(笑)

しかし、だからこそ「銃を撃つ/ヒットする」こと、つまり銃のカスタマイズや射撃技術ばかりに拘ってしまう初心者は少なくない、という気がします。これまた僕のことですが(汗)

ところが。サバイバルゲームの技術向上(脱初心者)、という点から考えてみると、これはむしろ遠回りじゃないのだろうか、というのが今回のお話。

<探せ!(隠れろ!)>

サバイバルゲームにおけるプレイヤー行動の優先順位は?と考えてみると、おそらく、次のようになると思います。

 索敵/潜伏 > 移動/防御 >攻撃(射撃)

理由は簡単です。【索敵】つまり「捜す」ことで、もし先に対戦相手を発見できれば、まだ無防備なところを先制攻撃できるからです。この攻撃は、当然ですが高い確率で成功(ヒット)し、多くの場合、射撃技術もへったくれもありません。(僕はこれを「ごっつあんヒット」と呼んでいます)

またはその逆に、【潜伏】つまり「隠れる」ことで、「相手に見つからない」ことができれば、同じように先制攻撃ができます。つまり、サバゲは銃撃戦の前にまず「索敵(潜伏)戦」なのです。

もっとも、相手も見つけよう/見つかるまいとする訳ですから、そう上手くは行きません。そこで重要になるのが【移動】。常に場所を変えて対戦相手の【索敵】から逃れます。一度発見されてしまっても、再度【移動】して【潜伏】して仕切り直しです。

しかし、一度でも発見されれば、攻撃を受けます。また【移動】中は、むしろ発見されやすくなります。そこで必要になるのが【防御】。遮蔽物を上手く使い、被ヒットを避けます。

そして最後に【攻撃】です。射撃でヒットを狙います。ですが、もしここまでの【索敵/潜伏】【移動/防御】が完璧なら、この攻撃はほぼ必中(ごっつあんヒット)になる筈です。しかし、まあ、実際にはなかなかそうはならないので(苦笑)、ここではじめて射撃技術や銃の性能(飛距離、精度、連射速度)が問われることになります。

もちろん、撃たなければヒットできない、という意味で射撃は重要です。しかし、その手前の状況づくり【索敵】【潜伏】【移動】【防御】はもっと重要、ということですね。

<撃たないコは育つ?>

初心者は、遠くに、または遮蔽物の向こうに敵影を見つけると、これ幸いと撃ち込んでしまいがちです。僕のことですが。なんかせっかく見つけたのに撃たないと、チャンスを損してしまう気分になるんですよね(苦笑)

しかし、フルオートで BB 弾をバラ撒けば、ひょっとしたら命中するかもしれませんが…状況が整わない射撃はほぼ運頼みです。そうそう当りません。それどころか「撃つ」ことで、自分の位置を相手チームにバラすことになります(射撃音だけでなく、BB 弾は角度次第で弾道を目視できます)。結果、いきなり相手チームの【索敵】に大きなアドバンテージを与えてしまいます。

・できるだけ不確実な射撃はしない。
・自分の技量(+銃の性能)で「高確率でヒットできる距離/状況」を把握する。
・対戦相手を発見しても、ヒットが怪しければ「撃ち気」を我慢して、敵位置を把握した【索敵】アドバンテージを活かすことを考える。

これが「脱初心者」のショートカットなのではないか、と思う次第です。「撃つとき=当てるとき!」の覚悟。BB 弾の無駄撃ちが激減するので、お財布と地球に優しい、というメリットもあります(笑)

どうですかね?

その02はこちら
その04はこちら

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コメント 6

neko

neko

デビュー日にいきなり7キル取った初心者ですが、その通りだと思います。
撃っても当たらにゃ意味がない。ましてやバレてちゃ粘ってもジリ貧。

私は「どうせやられるのだから」と最初の数ゲームは走り回ってフィールドを知る事に務めてみたりしましたが、それがその後の潜伏に役立ったからこそ初心者でもヒットが取れたのだと考えます。実際「どこから撃たれたかわからなかった」という声も貰いましたし・・・

そうしてみるとサバゲーって知的ゲームですよね。行き当たりばったりで行動してたら即やられますから・・・

ブラック沢

ブラック沢

新着より失礼致します。

中々面白い考察をされていたので、熟練者…というほど上手くは無いけどサバゲ歴はそこそこ長い者からの意見です。


まず、グロッキーKさんの考察では「初心者が敵をヒットする」事が目的になってしまい、脱初心者…とは違う気がします。

見つからないように動き、存在を気取られない事を第一に…となると、自然とアンブッシュの形になると思います。
つまり受身の行動になりがちであって、味方チーム全体が攻勢に転じている時・戦線が膠着している時には何も仕事が無い状態になってしまいます。

軍事用語でいう「遊兵」という状態ですが、経験の浅いゲーマーはとにかくこの状態に陥りがちな気がします。
攻める時は大胆に攻める、引く時は背中を向けてでも一目散に仕切りなおす、沈む時は潜伏した事も気取られないように沈む、いかに遊兵でなくなるかが脱初心者のキーだと思います。


ちなみに、ベテランと言われる人達とルーキーの大きな差が「目」です。
ベテランは大きな武器として、違和感を感じ取る「目」を身に付けています。

森の中に僅かな違いとして映る迷彩服の色調
自然の木には無い僅かに飛び出たシルエット
ダットサイトやスコープのレンズの小さな反射&赤いレーザーダイオード
ブッシュの裏の微かな色調の変化
バリケードの隙間から覗く揺れる影

…そして経験から裏打ちされた「俺ならばあそこから狙う」という勘と併せて、正確な探りの射撃を叩き込んできます。
身じろぎしたり反撃したりすれば、仲間内で情報を共有して排除に動きます。


なので私は、アタッカーと呼ばれる戦線構築部隊の後ろについて走る事をお勧めします。
そして戦端が開かれたら、先人の後で控えるのではなく横に並び同じ光景を見る事を強く勧めます。
戦いは数だと言いますが、前方に火力が向く人数が1人増えるだけで味方アタッカーの損害は大きく減ります。
違和感を感じ取る「目」を育てつつ、自チームの勝利に貢献しつつ、なおかつ敵を撃つ機会も多い。。
戦線が崩壊したら、そこで粘って死兵となるかor別ルートの味方と合流して戦力を立て直すか、一瞬で判断するのもゲームのうちですね。

ゾノ

ゾノ

これホントその通りだと思います^^
自分もルーキー時代に先輩ゲーマー(自衛隊の現役士官の人でした)に
「確実に殺れない時は撃つべき時じゃない!」とさんざん叩き込まれました。

当時は、そうは言っても敵が見えたら撃たないとこっちがやられちゃうじゃん!と
反発してましたが、経験を積むうちに、自分は捕捉してるけど相手は気付いていない状況
とかをかなりの精度で判別できるようになり、ようやくその真意が理解できるように
なってきました(それまでに3年くらいかかったような気がしますw)。

そのレベルに達して初めて銃の性能がボトルネックになってくるという話も全くその通り
だと思います。それまでは別の部分にボトルネックがあるので、いくら銃の性能を上げても
ほとんど意味がないんですよね。

グロッキーK

グロッキーK

皆様、今回もアツイアドバイスをありがとうございます!あまりにも考えさせられることが多く、う〜む〜と唸っている間にコメントを付け損なってしまいました(汗

Solityさん>
ハンドガン4丁は凄い(笑)僕も左右ハンドガン(2丁)で戦うのが隙ですが、倍ですか。「鬼ごっこ+かくれんぼ+鉄砲遊び」は本質をついた喩えかもしれませんね。僕も今度使ってみよう。

nekoさん>
「サバゲーって知的ゲーム」そうですね。おかげで体力に欠ける僕のようなオジサンでもなんとかなってます(苦笑)でも筋力も体力も走力もあればもっと選択肢が増える訳で。ちょっと体鍛えなきゃなぁ…と思う今日この頃です。

ブラック沢さん>
鋭い!ご指摘の通り「なにが脱初心者なのか」ということはあまりきちんと定義していませんでした。実はそこが一番ミソなんですよね。確かに、僕の考察そのまま実践すると「芋れ」ということになってしまうかも。僕自身が攻め攻めアタッカー属性なので、その感覚がなかった(汗)「大きな状況を読む能力」や「違和感を感じる目」は僕の中では脱初心者、というよりも中級者〜熟練者レベルの課題かなーというイメージなのですが。でも、「なので私は、アタッカーと呼ばれ〜」以下は完全に同意。どこかで上達メソッドとしてまとめたいなぁと思いました。

グロッキーK

グロッキーK

ゾノさん>
プロのお墨付きキター(笑)はさておき。なまじ銃の性能(特に飛距離)がよいと、ついついそれに頼ってしまい、却って技術全般が上達しない気がするんですよね。これまた僕自身の反省なんですけど(苦笑)

ローサイクルさん>
ステイクール、ですよね。一見簡単、でも実践はすごく難しい…。状況が切迫すると、どうしてもアツくなって視野が狭くなる。前回もアドバイスいただいていますが、自分なりの「リラックスメソッド」が有効なんでしょうね。リアカンゲームには凄く興味あるのですが、もうちょっと上手くなってからかな…

つっきゃげさん>
「射撃行動が目標達成の手段として妥当か否か」なるほどなるほど、まさにコンサルタント的思考ですね。射撃は手段であり、目的ではない。もしかしたら、そのことに気づく(フにおちる)のが「脱初心者」なのかもしれません。

みっちーさん>
恐縮です。最初は撃ち合いっこでも十分楽しいんですがね。でも比較的直ぐ「もっと勝ちたい」「すぐ撃たれないようになりたい」と思うようになり、しかしどうしてよいか解らず伸び悩む初心者は少なくない…ような気がしてるんです。でも、この時点でもやっぱり目的意識がズレてますね(苦笑)まだ自分本位というか。上でつっきゃげさんが指摘されているのと同様射撃は目的達成のための手段であって、射撃自体が目的ではない」やはりこれですね。

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