いいニュースとわるいニュース

2015年7月18日

まずはいいニュースから。

先日、いつもとは違うリサイクルショップへ、あまり期待せずに行ったら、ショーケースの隅に佇んでいた一挺。

24時間営業のこのリサイクルショップの主な客層からすると、まぁ、ちょっと買い手がつかないようなモデルです。ジャンク品ではなかったものの、最安値を付けられていました。。

かってきちゃったわけです。
店員さん丁寧に新聞に包んでくれたので、見た目がかなりアレです。

中身はこれ。

KSC SIG/SAUER P230 です。
JPではありません。

P230を所有するのは実は2度目。最初のは発売された初日に一目惚れして購入しました。

みてくださいこの美しいフォルム。無駄がありません。

フォルムはサイコーに良いのですが、パワー不足とホップの癖(後述)で、割とダメっ子です。

ダメっ子なのですが、なんかほっとけなくてね、、。そんな魅力のある一挺なのです、ツーサーティーは。

各所ひと通りチェックしましたが、特に問題なさそう。

このP230にはホップにちょっとした癖があって、タマが左にそれやすい傾向があります。

それもそのはず。
ホップパッキンを覗いてみると、左側に傾いてるのが見て取れます。

ホップ調整の部品を取り外すと、こんな風になってます。これをスライドさせることでホップの突き出し量が変化するんですが、力のかかる向きの都合上、左側が強くなってしまい、このような状態になるわけです。

そこで、このスライドパーツの背に、本来とは反対サイドに引っ掛けの穴をあけます。
この穴に細い六角レンチを刺してスライドさせることにより、ホップ調整できるわけです。

で、本来とは左右逆に取り付けます。
本来の穴が、バレルの中に隠れてしまうのですが、新しい穴で、調整可能になります。

わかるかな〜。
さっきは左に寄ってたホップが、左右均等に下がってくるようになりました。

これで、ダメッ子から小気味よく戦える懐刀へと変身です。

そしてわるいニュースです。

その、P230が、先程お亡くなりになりました。。。orz

経年劣化でピストンカップがグズグズ、前オーナーがダブルフィードさせたと思われるノズルの亀裂が、数発の試射で吹き飛んで大穴になってしまい、挙句に中のバルブが折れてしまっていました。。

この破損はどうにもならないわ、、、

残念だけどこの子にはしばらく枕の下の主になっててもらいます。

、、、オークションかどこかでパーツの出物を待つしか、、、
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