王者の貫禄

2017年4月30日

先月のサバゲのあと、一緒に参加した知り合いから調整というか、オーバーホウルの依頼が舞い込んでいました。
マルイのMP5A5。ただし、ホップなしの時代の超古いものでした。モーターもズングリした560モーター。

その人は、M4系列は何丁か持ってはいるのですが、狭い室内用とか、午後の疲れた時用にMP5を使いたいとのこと。先輩から譲ってもらったものなんだそうです。
これを「まあとりあえず撃てるようにしてくれればいい」とのことだったんですが、このままグリースアップだけだと未来がない(チャンバーやモーターはもう替えがメーカーにもない)ので、ここはあえて大規模にオーバーホウルして、現行型に近くすることにしました。

この作業のために揃えたのは、オークションで見つけてきた、ジャンクの外装一式とホップチャンバー&バレル、セーフティレバーが欠落してたので左右のレバー、700/1000モーターを入れるためのグリップ底板など。あとは我が家に余っていたジャンクの部品類です。

作業そのものは、古いものから新しいものへ交換するだけ。切ったり貼ったり削ったりは特にしません。もちろんメカボックスの中も綺麗に整備します。

作業開始から2時間半ほどで出来上がり。外装一式を交換してしまったので、事実上の別個体に成ってしまいましたが、ホップもついたし、700モーターになったしで、現行品のMP5と遜色なくなったかと思いました。

で、先日。
荷物の積み込みの時に怪我してしまい、挙句雨のため予定のサバゲが中止になったため、ふてくされてたのですが、午後から気晴らしにと、荷物載せたままでちょっと別件の買い出し。その荷物の中に、依頼のMP5も含まれていたのですが、夕方立ち寄った鉄砲屋で依頼主とバッタリと。彼も同じゲームに参加の予定も中止になりそのまま出歩いてたそうです。
せっかく鉄砲持ってきてるので、店のシューティングレンジを借りて試射と引き渡しをすることに。

初速は83〜4で安定していて、、サイクルも700モーターなりの速さ、秒間15発ほどでした。それよりも、20m先の20センチフライパンに全弾当たる命中率。依頼主も驚いていて、曰く「M4より当たる」。喜んでもらって何よりです。

MP5は、設計が90年代頭、初期も初期のラインナップの一つで、今となっては古くさい上にモナカ構造がー700モーターがーと色々プゲラされがちですが、それでもなおバージョンアップを経ていて、FA-MAS同様第1期からのレギュラーメンバーとして25年経った今でも売られ続けているのは、この機種が製品として完成されている証左といえます。

我が家にもMP5が二挺入ってきてるので、暇を見つけて良く整備して性能を取り戻したいなと。

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