かつては自分もそうだった。
だから、あまり強く言えた立場ではないのは百も承知。
それでも、この話題を取り上げないわけにはいかない。

18歳未満の青少年は18歳未満所持・使用禁止のトイガンを
いかなる理由があれども触るべからず、所持するべからず。
保護者はその責任において、
18歳未満の青少年が容易に取り扱えない状態で保管せよ。

これが徹底できていないトイガンユーザーがあまりにも多い。
のっけから本音と結論を言ってしまうと、
「対象年齢が18歳以上になっているモノを
18歳未満が持って良い正当な理由が無い」から。
その逆で
「18歳以上対象のモノを年齢制限以下の者が
購入・所持・使用をしても良い正当な理由が無い」から。

年齢制限を設けるにはそれ相応の理由がある。
──例えば、そもそも銃とは何か。
その銃を模したモノが日本社会でどれだけの影響を及ぼすのか。
どのような影響があった結果、法律でどのように定められたのか。
それすら説明できないのなら、正直対象年齢以上の人物でも
所持するコトは控えていただきたい。
自身が今現在手にしているモノがどういうモノかを判らずに扱う事ほど
危険な状態は無い。
核ミサイルの発射スイッチを押すことがどういう事かを判っている軍人と
なんだかよくわからない新しいオモチャを与えられたサル。
前者が明確な意思を持ってスイッチを押す事と
後者が何も考えずスイッチを押してしまう事、
結果は同じでも当人とその周囲への責任や事後処理は
天と地ほどに差がある。

トイガンを扱うということ。
トイガンを買うこと。
「銃」を持つということ。
よく考えてください。

‥ゴールデンウィークが始まって早々に
近所の(非常に出来のよろしくない)子供数名が
誰のものかは知りませんが、M4系列の何かを路上で振り回し
公道上でサバゲごっこをしていたんです。
そこの親は知ってか知らずか周囲にはおらず、しばらくしないうちに
2台ほどのカブ(警察官)が来て全員その場でお説教。
その後どうなったかまでは確認していませんが、
これを通報した人や目撃した人、最悪は流れ弾に当たった人は
どう思うのでしょうか。

年齢制限に達している/いないの問題ではないのですが
仮に18歳ともなれば社会的に「何をしてよいか・悪いか」や
「犯した事に対する償い」も常識的に知っているはずでしょうし
年齢制限に満たない者の管理・監督は保護者の義務なのです。
どちらにしても「知らなかった」では許されないし
ましてや「しょうがない」「場所が無い」等は言い訳にもならない。
それが世間一般の常識であると思うのです。

仮に、これで自分の車への被弾や敷地への侵入ともなれば
当然修理費や不法侵入としての責を問うのは当然ですし
当人達が何を言った所で被弾や侵入の事実は事実として残っている以上
非が無いはずもありません。
そういうことも含めて責任を背負える最低限の年齢が
現在の社会では18歳以上と認識されているのです。

「持っているだけだから」
だから何ですか?
「格好良いから」
格好良いと何でも許されますか?
「サバゲに行くのに10歳以上だとパワー負けするから」
0.5Jでも0.3Jでも有効射程距離まで
接近・アンブッシュするという戦術は思いつきませんか?

その手に持っているモノ、何だかわかりますか?
物事の良し悪しが判りますか?
扱う事のメカニズムが解りますか?
この日記の意味、分かりますか?

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コメント 5

これ以上ありません。

斜陽のБеркут

斜陽のБеркут

横槍を入れるようなコメントを残してしまって大変恐縮ですが、私論としては条例に抵触しない形で対象年齢に満たない青少年が18禁ガンを入手することに関しては「扱う者次第」という一点に帰結するかと思います。
仰るとおり、条例の枠組みを外れても業界やショップが自主規制を設けることには意義がありますし、対象年齢未満者による所持も推奨されるべきではありません。が、それはあくまで倫理的な問題であって一概に >>18歳未満の青少年は18歳未満所持・使用禁止のトイガンを
いかなる理由があれども触るべからず、所持するべからず と決め付けてしまうべきではないと考えます。

というのも(ここでは条例解釈や入手の話は別として)、東京、神奈川、大阪といった地域におけるエアソフトガンの有害玩具指定は機種ではなく発射弾の運動エネルギーによって定められており(0.135J未満)、メーカーもこれに準じて10禁銃の威力を設定していることはご存知かと思われます。しかし、例えばその10禁ガンを所持する当人が自主的に内部に改造を施すなどして0.135Jを超えるエネルギーを持つBB弾を発射するエアソフトガンを作ってしまったりした場合は"誰が"責任を問われるべきでしょうか。単純所持の禁止を明記していない以上、反社会的でこそあれど条例違反には成り得ません。

ここで申し上げたいのは、18禁、10禁を問わず機構的に酷似しており、用法を誤れば重大な事故を及ぼしかねないエアソフトガンに威力による年齢規制を設けること自体、あまり意味のあることではないということです。
適切な管理手段に際しては両者とも本質的には相違ありません。 ローパワーの銃であれば傷害を引き起こす物理的リスクが低下するというだけで、そもそも自分としてはそういった事故を引き起こしてしまうような人間は年齢を問わず10禁も18禁も扱う資格に欠けると見做します。しかしその逆も然りです。

斜陽のБеркут

斜陽のБеркут

まぁそんな社会規則の脆弱性を論議するのはここまでとして、子供に遊戯銃の管理能力を持たせることが出来るか否かという点については教育と当人の自覚次第では可能でしょう。
エアソフトよりも遥かに高威力な競技用空気銃若しくは実銃を合法的に所持し、適切に管理している若者は世界に多くいますしね。 そして奇妙なことに、軍隊等の実銃を武器として扱う組織においては、幼少時から銃に触れてその危険性を熟知している人間の方が傾向的に銃器関連のトラブルを起こしにくいそうです。

護身用具の携行や更には軍事力の保有にも当てはまりますが、ここ日本では危険物に向き合うこと自体よりもそれらを遠ざけておくことこそ安全に繋がるという認識が蔓延しているのもこういった規則が出来上がってしまう遠因であると言えるでしょう。

理想としては業界主導で対象年齢未満の18禁ガン購入者を会員制の管理下に置くなり、必要あらばちょっとした執銃免許を取らせるといった措置講じることで若年優良ゲーマーの地位向上に努め、反面で素行の悪い所有者が事件を起こそうものなら徹底的に罰することで差別化を図るのが良さそうだと思いますが、それにはこの趣味をより広く社会に認知してもらうことが前提となりますから現状では困難でしょうね。
人格形成不十分なガキに万一問題を起こされてとばっちりを受けるのは御免だという気持ちこそありますが、それ以上に肩身の狭い想いをしながらルールやモラルを守ってサバゲーを楽しもうとしている人達がいることにも配慮を示してやりましょうよ…

長文失礼

市川 真夜

市川 真夜

>Беркут 305さん
ご意見ありがとうございます。
仰る事のいくつかについて私見を述べさせていただきますと──

>0.135Jを超えるエアソフトガンに関して
対象年齢10歳/18歳未満のトイガン・モデルガンに関わらず
「なぜ、改造をほどこすのか」から始まってしまいます。
わざわざメーカーが意図してパワーを抑えてあるには相応の理由があります。
仮に意図せずとも「規制を超えうる可能性のある行為」を施した人物が、
あるいはそれを求めた人物が罰せられるのが正当かと思うのです。
「知らなかった」「大丈夫だと思った」という認識はあってはならないのです。

>年齢制限の必要性に関して
18歳という数字は一般的に「社会に出ておかしくない年齢」、
すなわち「社会的な責任を当人が背負う年齢」と認識しています。
自動車の免許取得の年齢制限も18歳であることから、
「100km/hを超える時もある1tを上回る鉄の塊」を公道で操作し、
時にはそれで人を殺傷してしまうモノを扱う事を許可される‥
また、それ相応の責務を同時に要求されている。
エアソフトガンには相応の危険性を孕んでいるという考えでは
いかがでしょうか?
仮に「良識があれば年齢制限を設ける必要は無い」のであれば、
極論ですが良識と操縦する体格さえあれば戦闘機だろうが原潜だろうが
扱っても構わないのか、となってしまうかと思うのです。
年齢制限は一律(平均?)的に切り捨てる一つの指標かと。

↓続きます

市川 真夜

市川 真夜

>資格制度に関して
これに関しては全面的に賛成です。
昨今、何でもかんでも規制ばかりでは息が詰まる思いですが
実際にはそれだけの縛りを設けないと事件・事故ばかりで危険極まりなく、
個人的には自転車に対しても
運転免許制度と罰則を設けるべきだと考えるのです。
当然エアソフトガンやトイガンに対しても資格・免許制度は非常に有効で
いまだに燻っている違法パワー改造や日記に挙げたような迷惑行為が
相当駆逐できるかと思われます。

>若年層の配慮について
10禁エアソフトガンや電動boysがあります。
18禁トイガンやフルサイズ電動ガンを所持・使用しても良い理由にはならないかと。
白か黒かで判別しなければならない時は
「白と断定できなければ全て黒、灰色も黒とみなす」程度に厳しく判定しなければ
どこかで必ずなし崩しになり、規則や法令が形骸化されてしまうのです。
本当の配慮とは「モラルがあるから許す」のか、
それとも「法で定められている程に危険なのだから今は良くない」と指導するのか、
判断はそれこそ個人の良識と見解に左右されるでしょう。

F-03

F-03

新着より、我慢出来ず。

そもそも18歳未満である学生のうちは、サバゲーよりももっと打ち込むべきものがあるだろう・・・とか思ったりしてしまいます。主に部活とか同好会とか。

学校での部活やサークルですら責任者として顧問の先生がいるわけですし、それらの活動から得られた「モラルや協調性」があってこそ「楽しいサバゲーライフ」が送れるものだと思っております。
逆に言えば、そういう経験が無ければ例え18歳以上だろうと一緒にサバゲーしたくないですね。自分本意に立ち振る舞ってゾンビしたり暴言吐いたりしそうで。



本当にサバゲーが好きな人こそ、ルールをキチンと守るもの。
そのことを、せめて・・・せめてこのSNSに参加されている方には理解して頂きたいものですね。

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