正しい力学的知識を元に低コストで効率的なチューニングをおこなう一助となることを目的とする本連載、先立ってエアソフトガンの法律規制を確認しておきましょう。

6mm真球弾体に限定してまとめると、銃口直後の弾速上限(※1)は以下のとおりになります。
0.15g → 114.83 m/s
0.18g → 104.82 m/s
0.20g → 99.44 m/s
0.23g → 92.73 m/s
0.25g → 88.94 m/s
0.28g → 84.04 m/s
0.30g → 81.19 m/s
これらの数値の根拠は、改正銃刀法条文 http://www.d-stagegunnet.com/dstage_009.htm
最大エネルギー(ジュール)の計算については次が参考になります。http://www.village-one.org/page020.html

補足(そして今後の連載について上記事項より重要な)事項ですが、
- 運動エネルギーによる規制といいながら、弾の回転エネルギーは考えなくてよいらしい。
(どれだけ回転がかかっていようが関係ない)
- 弱ホップ時に規制をクリアしていても、ホップ量などの状態を変えた際に規制オーバーする場合は法律違反となることに注意。
- 工具不要の任意のセッティング変更(工具不要のパーツ交換も含む)で規制オーバーするものはアウト。
- 気温・湿度の状態(※2)によって初速が変わって規制オーバーしても言い訳できない。

ということで、初速設定については余裕を持っておきましょう。
チューニング後の速度計測は、ホップ量を変えても規制オーバーしないかどうかまで確認する必要があります。怠ると逮捕されるかも。

次回以降、この規制内で効率的なチューニングをおこなう助けになるような、
弾体の力学についてまとめていきます。

(※1)厳密には、水平射撃時に銃口から0.75メートル地点および1.25メートル地点での弾速の平均速度上限。しかも室内の気温20度~35度の間で繰り返し計測したときに1度でも超えるとアウト
(※2)ガスガンはもちろんのこと、電動ガンでも気温が上がると初速が上がることがあるそうです。

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