個性的な45口径ポリマーフレームオート

レビューした装備

HK45

東京マルイ

総合評価

4点（良い）

見た目や質感について

4点（良い）

SAIカスタム、見た目は良い。エキストラクターもちゃんと稼動する。但し、高いので積極的にはオススメしない（笑）、外観の為に約３万出せる人だけ手を出して下さい。。（実は私はサイトも替えているので、両方で３万８千円かかってます…）
デメリットとしては、スライドを引く時に引っかかりがる。加えてスライドが重くなるので、気温が下がってきた時に「純正スライドならちゃんとスライドストップしたのに…」って状況になること。
プラの純正スライドは、エキストラクターも動かなかったりと多少チープだが動きもスムーズで、運用を考えるとこちらの方がいいと思う。

初速や集弾性について

4点（良い）

気温約26℃、マガジンを常温に馴らした状態で74～76m/s程度
（ピストンヘッド交換前は71～73m/s程度）

集弾性はとても素直で左右の偏りが無い。但し、多少広がる印象。7～8m程度の距離（ちゃんと測ってない）でもソフトボール１コ分ほどバラけるイメージ。
＜添付の参考画像 → 室内約5m/15発、左:HK45、右:旧モデルのM92系（カスタム有）＞

然しながら、距離が伸びると着弾が広がり射撃感覚が変わるのかと思いきや、そんな感覚はなく距離毎の差があまり感じられず安定しているのが不思議。流石のマルイクオリティー。箱出しでは近距離におけるピンホイント射撃にはそこまで向かないが、アウトドアのセカンダリーにするには十分な実射性能。
一般的な感覚では、インドアでの運用も特に問題無い。

剛性について（＋ブローバックについて）

4点（良い）

剛性は特に問題なし。

ここではブローバックの話を。リコイルはしっかり来て楽しいが、前述の通り箱出しでは重くて遅め。なのでダブルタップにはあまり向かない。ピストンヘッドを交換したことで箱出しよりシャープになった。
SAIスライドは引っかかる（個体差なのかな？）感覚があるので、そこを通過する為にエネルギーを消費しているのか、手元への反動感は箱出しより多少マイルドになっている。

持ち運びやすさ（重さについて）

4点（良い）

ハンドガンなので。
その中でも約780gと程よい重さ。

但し、こいつはスライド上部に重さがくる印象がある。その為、最初のうちは取り回しに少し違和感（なんだか安定しない感じ）があり、ワンハンドでとっさに撃った時に自分のイメージよりも上を撃ってしまう傾向にあった。
今は慣れたし、元々運用上問題があった訳ではない。個人的な好みの問題かもしれないが、同じ印象を持つ人は多少なりともいるはず。

取り回しの良さ（全長について）

5点（とても良い）

ハンドガンなので。
グリップがとても握り易い上に、バックストラップも交換可能なので手に合わせられる。またグリップは薄めなのも握り易さの要因のひとつかと。154cmの手の小さめの女性に貸したことがあるが違和感なく使えていそうだった、45口径のセミダブルカラムなのに凄いなと思った。

カスタムについて

3点（普通）

どれだけパーツが出ているのだろう？そもそもあまり弄ろうと思ってはいなかったのでよく把握していない。まぁ基本的なものは一通り揃ってるんじゃないかな？
SAIスライドにしたので把握しているが、外装パーツは相応に出ているイメージ。因みにSAIスライドについては、引く時の引っかかり感が個人的にはかなり気になる。外観的には◎だが。個人的には「３万の価値があったか？」と訊かれると…、うーん。。

実際に実験していないのに偉そうなことを言うのも難だが、放出バルブは替えない方がいいと感じた。そもそも着弾が広がるのだが、左右よりも上下の方が広がりが強い印象。ガスの放出量を増やすとマガジンが冷え易くなり、結果としてガス圧が安定しなくなることで上下の着弾の広がりが更に強くなると想像している。ただ単に弾速を上げたい人だけ交換すればいいのではなかろうか。

ゲームでの使用感（＋ホルスターの話）

4点（良い）

上記までで大体、ゲームでの使用感にも触れている感じもするが。
総じてとても満足。実射性能自体は素直で、箱出しでも万人のニーズを最大公約数的に満たしてくれると感じる。重量バランスから来る取り回しは好みが分かれるかもしれないが、相応に扱えば慣れてくる。

余談だが、レプリカの安いホルスターが無い。ネットだとUSP用がそのまま（もしくは少しの加工で）使えるようなレビューも見られるが、オススメしない。確かに入るし別に使えないことはないけど、やっぱり専用と違いシックリこない。はじめからHK45（P30）対応のものを買った方が結果としてよかった…。
（二挺目のだからとケチろうとしたが為の失敗…）