【装備レビュー】利盈/T86戰鬥步槍

2014年8月16日

関税で随分長く止められるトラブルがありましたが、無事到着しました。

日本ではあまり知られていない銃なので、まずこの銃の概要。

T86戰鬥步槍是中華民國聯勤205廠第一款成熟量產的卡賓槍，也通過了泥沙、海水等試驗，並於1997年（民國86年）正式定型；現行換裝的T91戰鬥步槍也承襲其成熟設計。

T86從1990年（民國79年）初開始研發，是為了取代國軍老舊T65突擊步槍系列開發的，曾有5種設計構型，在開發過程中也大量延用T65突擊步槍系列的零組件，已達到最大通用化目的。因為T86計劃造成當時兩款T65卡賓槍胎死腹中，而後來的T86也確實吸收了兩款T65卡賓槍的特點。 T86在定型前有5把不同設計的測試樣槍，但是聯勤人員追求風險最小的選擇，延用T65突擊步槍的設計方案，從T86開始就不用AR-18的瓦斯復進系統。
（Wikipediaより転載）

がんばって読んでください（横暴）
「泥とか海水とかに漬かっても壊れないようテストされた」とか「現行のT91へのモデルチェンジでもその洗練されたデザインが継承された」とかそんな感じ。

中華民国では1911年（覚えやすい！）を起点とする暦が使われていて、86年に正式採用となったので86式なわけです。日本でも西暦ではなく皇紀で名前がつけられていた時期がありましたね。（例：九九式歩兵銃（皇紀2599年＝西暦1939年））
「T86外型與美國的M4卡賓槍類似（Wikipediaより転載）」って書かれているようにAR-15っぽいデザインのこのシリーズですが、内部的にはAR-18の方が近いです。

採用から5年ほどでキャリハンが着脱できてレールになっているT91に移行がはじまったためこの銃自体の配備は少数で終わったわけですが、レールゴテゴテのﾀｸﾃｨｺｰ銃はやはり時代の流れなんでしょうかね。固定キャリハンのほうが好きなのでこっちを選びましたが。
T91はハンドガード（というかFサイト）にアンダーレールもついていて、ライト等をマウントすることがあるようです。

さて、レビューです。

利盈（LY）社のT86戰鬥步槍です。
箱はどっかで見たことのあるデザインですね。。。
ところどころ破けているのは伝票をうまく剥がせなかったからであり、元の箱自体は印刷を含めキレイです

パッケージの中身。本体のほかに取説、マガジン1本、BB弾、クリーニングロッド、アーレンキー1本（ピニオンギアのバックラッシュ調整用）が入っていました。
箱の下半分もダンボールで、（似たようなパッケージデザイン・・・というか本家様より）リサイクル性に配慮した仕様。
（本家様も最近は発泡スチロールではなくダンボールになったようですが）

見慣れたAR-15系との違いで一番わかりやすい部分、フロントサイト。
金属製でしっかりしたつくりになっています。これならスリングつけても安心。
バヨネットラグは対応するゴムナイフでも売ってるのかな・・・？

余談ですが、マルイ89式はバヨネットラグの形状を実銃と変えてあるらしいですね。万一流出しても使えないようにするためだとか。いやわざわざエアガンにつけて刺しに行く奴なんているのか？

ハンドガード。おにぎり型でとても握りやすいです。
ザラザラした表面処理になっていてグリップ感も良いです。
一応ここにバッテリーが入ることになっていますが・・・狭くない？
20Aの平型ヒューズ入りです。
車いじりをしている身としては、こっちの方が在庫が豊富なのでありがたい限り。
ケーブルはめっちゃ硬いし細いし心配になりますが・・・マルイもこんなもんだしこんなもんなのかも。極太銀ケーブル信者としてはもうちょっと太くてやわらかい配線のほうが良いと思うのですが。

ハイダー周り。実銃どおり二分割です。SRCから出ているT91と違い、薄いナットが使われているあたり再現度はこちらが上です。
ちなみに逆ネジでした。

ストック。三段階で伸縮します。
パイプは金属製。たぶんアルミです

フレーム周り。刻印入りです。上下メタル。
AR系フレームに漢字刻印が入ってるっていいよね。
SRCから出ているT91はM4フレームの金型を流用しているらしく細部が異なりますが、こちらはしっかり再現されています。

マガジンも特徴的な突起が再現されています。実物同様、STANAGも使えますので各社から発売されているM16系AEG用が使用できます。つまりこの辺はマルイ互換。

PTSのPMAG使えました。ちゃんと給弾されているようなので問題なさそうです。

リアサイト周り。
AR-18に近い内部構造を持つため、AR-15系よりこの辺がスッキリしています。
チャーハンは動きますが動くだけで特に何も連動していないようです。
リアサイトは上下左右に調整できます。金属製。
緩過ぎずきつ過ぎず、いい感じ。クリック感あります。
上下の調整ダイヤルには目安の目盛りがついています。

写真が上限の10枚になっちゃったので次の記事に続きます