【装備レビュー】利盈/T86戰鬥步槍（その4/ロワメカボ編）

2014年8月19日

ついに駆動系の概要が明らかに！？

その1 ：http://svgr.jp/my/tbevo3s/diaries/30515
その２：http://svgr.jp/my/tbevo3s/diaries/30518
その３：http://svgr.jp/my/tbevo3s/diaries/30588
の続きです。

グリップ。
独特の形状のグリップですが、グリップエンドでモーターのエンドベルを支える+ピニオン/ベベルギアのバックラッシュを調整する仕掛けは同じです。

グリップエンド。安っぽく見えますが金属製です。放熱を意識してのことでしょうか？
問題点を挙げるなら、モーターの軸をイモネジで押す構造。一緒に鉄板が入っていたので、これをモーターのエンドベルに当ててネジで押すようですが・・・組むとき面倒です。
見た感じ互換性はありそうなので、各社から発売されている電動ガン用のグリップエンドに交換するといいかもです。

モーター。なんかくっついてきました。どうもこの鉄板をエンドベルに当ててイモネジで押すようですが・・・？

モーター自体はショートタイプと互換性アリ。
軸受けは前後ベアリングです。なかなか良いものなのでは？
見るからにヤバそうな代物だったらイーグル模型のハマー1100あたりに換装するつもりでしたが、当面はこのままでいいんじゃないかと。冷却の穴から覗き込んだ感じでは中身もまともです。

M4タイプの電動ガンと同様の方法でメカボを取り出します。
マガジンキャッチはよく見かける皿ネジで固定するタイプではなくネジが生えてるタイプです。外すのがちょっと面倒。

メカボはシリンダーがないのでコンパクトですね。

裏返すとこんな感じ。
軸受けはメタルです。

＼ﾊﾟｶｯ／

出、出～海外電動銃定番緑色化物～～

・・・と思いきや、とてもきれいです。
確かに例の緑のアレですが、グリスベットリなんてことはなく丁寧にグリスアップされています。まさに適量といった感じ。

それにしても、はじめて見ました。ベベルギアの肉抜き。たしかにベベルのほうが高回転なので、セクターの肉抜きよりレスポンス的には効きそうです。
（ただの材料費の節約？確かにセクターは体積でかいけど・・・）
見た感じギア類の互換性は全くないです。壊したら取り寄せるしかないです。
オプションで強化ギヤも出ているようですが入手できるかな・・・？
精度自体は良いです。スムーズに回ります。

逆転防止ラッチが専用品だよ・・・FAMASの悪夢再び・・・
あ、でもFAMAS同様メカボの外からラッチが解除できるっぽい。
FAMASだと思って使えばメカボ自体の整備製が良い分使い勝手がいいかも。

こんなところでしょうか。シム調整済みでしたし、やることねーです。
正直開けずに箱出しで使ってよかったんじゃ・・・。

せっかく開けたことだし、試射で汚れているようなのでモリブデングリスでグリスアップしなおしておきました。最初はどうしてもグリスが汚れるので、アタリが取れたところで汚れたグリスを取ってキレイなグリスを入れてやることでスムーズに動くようになります。
モリブデングリスの弱点は汚れたのが分かりにくいことかな・・・。性能は良いんだけど。

まとめ
非常に丁寧に作りこまれています。
メカボ内部に関して言えば、逆転防止ラッチとピストンの耐久性が気になるくらいでしょうか。壊れても互換性がない以上は純正品を取り寄せるしかないところがちょっとつらいです。

追記：
この珍しい形状の長ーい逆転防止ラッチ、どうやらメカボの外からラッチを解除するためのもののようです。
分割メカボの特性上、セクターギアの向きによっては上下をくっつけることができないため、メカボを閉じてからでもギアの位置を調節できるようにするための配慮なのではないかと。
マルイはやめてしまった機能（Ver1メカボにはついてました）ですが、独自の設計で取り入れている企業もあるんですね。マルイがやめてしまった以上、互換性を捨てることになるのが痛いですが。
個人的には好感が持てます。