メインアーム: H&K USP
APS ステアーカスタム その1 止まない、ギア鳴き編
さて、台風の時に軸受を高精度ステンレス7mmに交換したASP製ステアー、さくっと仕上げちゃいますよ!!
最近イジった銃はすぐ(といっても1、2時間は使う)シム調整完了しているし、余裕ですよ!!
→6時間経過
はい、アキラメロン。
どうやっても高音が消えません。ギア単独でも高速で回すと鳴きます。
つまり、軸受の固定に失敗してます。
ギア鳴きの要因としては、下記が主な要因と考えています。
1・メカボの軸穴の精度と固定状態
2・モーターハウジングやグリップの角度、相性
3・ギア自体の精度
4・ギアと軸受の相性
5・ギアとギアの相性
6・メカボのバリ
7・シム調整結果(枚数、材質)
番号が若い順に「如何ともし難い」になり、今回はベベルとセクターの軸受の穴がいかんともしがたい。
テストして軸穴あわせもしたつもりでしたが、実際にモーターつけてノングリスで回すと煩い。。。
再調整する事も不可能じゃないですが、あんまり削って調整すると失敗時のリスクも高くなります。
ではどうする?
まずはメシ食って落ち着きます。
秋葉原のラホールで日替わりおすすめBの食券を買い、「ブラック5辛大盛り」と呪文を唱えて完了。うむ、安くてうまい。
で、結論。付属のベアリングに戻す。これしかあるまい。
いや、本気であのメタル軸受はいいパーツだと思う。
分解したM4(秒30のヤツ)やBOLTのクリンコフにも使ってノートラブルです。
対して、ベアリングは故障が怖くて苦手なんですよ。PDWもM4もハイサイクル仕様でベアリング壊してますし。まあ高負荷のせいですけど。
ただ、ベアリングは軸穴に横、縦ともに若干の可動領域があるので、精度がない中華メカボにはうってつけなんですよね。
実際、最近の中華ガンのメカボ、特にベベルの軸受にはよくベアリングが標準で使われているし。
あと、ヘリカルギアとベアリングは相性がいいです。
実際、モーターハウジング完全固定+8mmベアリングのタボールではヘリカルギア使用時はかなりの静音でした。
家に帰ってベアリングに戻して、前と同じシム調整でギア+モーターのみで動作させたところ、高音がほぼ消えてMAX89.1dBAでした。
メタル軸受では115dBAぐらいだったので、タボールのときよりは煩いけどまずまずな状態。これでいきましょう。(ぶっちゃけ疲れた)
シムはスパー下0.3mm、セクター下0.5mm、ベベル上が0.1mmにしました。反対側はベベル以外は可能な限りガタがないように詰めています。
ベベル上が通常より薄いのは、LONEXのスパイラルベベルギアは最初から軸部分に厚みがあるいらん仕様だからです。。。
さて。次のパーツにいきましょう。
ピストンは手持ちでまともそうなのは上の3本。左の黒いのはステアーの標準です。が、今回は金属14枚でいきたい。
ハーフ歯は基本ハイトルクギア用ですが、他のギアと組み合わせても大きな問題はありません。が、精神的によろしくないので右側のピストンを使います。
ただ、このピストン、ちと内径が狭い。
ハイサイ系だと内径の狭さはリスク要因なので。。。
一生懸命リューターで内径を広げて(特に入り口側はテーパーをつけて)、耐水ペーパーを巻きつけたスプリングでゴシゴシ。
表面をある程度なめらかにします。
加工したピストンに、ザビエルのダンパーピストンヘッドを組み付けます。
※尚、組付け前に金属歯と本体は耐衝撃接着剤で固定してます。
中央の穴とピストンヘッドの突起のかみ合わせにガタがあったので、シールテープでガタを取り、はがせる粘着系接着剤で気持ちばかりの固定実施。
その上でガチガチにネジを止め、長さ調節用のシムを1枚抜いて「短め仕様」のダンパーにします。
(ザビエルさんの商品説明に、ハイサイ時はシムを抜け、と書いてあったので)
シリンダーはステアー標準の真鍮フルシリンダー。
Oリングは定番のG.A.W. FRUS-Oリング(電動ガン用)がやはり一番抵抗と気密の確保のバランスがよいので、交換です。
ノズルは可変式のPERUN Nozz-X 可変式ノズルを使います。
長さは標準より少し長く25mmにして、ネジ部に気密と固定力アップでシールテープを厚めに巻いてます。
尚、この商品にはOリングは細いのと太いのの2つはいってますが、自分は従来のOリング溝(ノズル側手前)に細いOリングをいれ、ネジ部の下側に太いOリングをはめ込んでWシール状態にしてます。
シリンダーヘッドのノズルとの相性次第ですが、こうしないと細いOリングだけだと気密とれないんですよね。。。
テストしたところ、気密も稼働のスムーズさも問題ないので、ノズルは完成。細かい調整が多くて疲れるなあ。それが楽しくもありますが。
※次回に続きます。
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コメント 6
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wolfein
お疲れ様です。
シム調整って時間かかりますよね。
私は結構適当にやってしまうので、きっちりやっている方を尊敬してしまいますm(__)m
同じシムでも個体差によるギアとの相性もあるし、全て同じようにはいかないのがまたしんどい…
Nazgul
こういう内容は勉強になります。
理解度はかなり低いですが・苦笑
スマイリー
todosanさん、wolfeinさん、Nazgulさん、こんばんわ。
精度が高いパーツほど、組み込み先や技術の精度が求められるパターンに見事にハマりましたね。。。
ちなみにステアーは昨日(一応)完成していて、今は余ったジャンクパーツでタボールのメカボの組み直しをしてます。
二式大型七面鳥
こんにちは。
ベアリング、そんなに壊れるものなのか……車屋としては、スラストベアリング系は摩耗して当たり前ではありますが。流石に直径が小さいと荷重に敏感なのでしょうか……
スマイリー
七面鳥さん、こんばんわ。
ベアリングは、6mmと7mmで過去にとばしてます。8mmは今のところ大丈夫ですが、まあ負荷次第かと。
体感では、6mmは秒20以上でM110、7mmは秒30以上でM110は危なそうです。
あとリコイルありやプリコックとか。
飛ぶのは大抵セクターかベベルでした。
なんで、自分は6mmは基本ベアリングは回避。7mmでも低負荷なセッティングがいいと思います。