性能に惚れる名銃

2019年9月29日

レビューした装備

CA870 チャージャー

マルゼン

総合評価

4点（良い）

まず最初に、自分は架空銃はあまり好みではなく、できればリコイルやボルトストップ、カート式など「銃っぽい機能」が強い製品が好きな人間です。

なので、ショットガンは複数弾が出てほしいし、シェルタイプがいいし、サイレンサーは微妙ですねってのが基本的な考え。

にもかかわらず、最近はチャージャーにP90のサイレンサーつけて遊んでます。一言でいえば「性能に惚れた」からです。

尚、自分が購入したのは2019年に再販流通した、NEWHOPシステム搭載バージョンです。とはいえ昔から変わってないと思います。

見た目や質感について

3点（普通）

グラスファイバー入のプラスチック素材で、カラバリは黒だけです。
チャージャーはM4ストックとグリップで、あんまりショットガンらしくないです。

かつマガジンがシェルでなく、銃口からは1本のバレルが見えるので「ショットガンらしさ」から考えると正直★★かなー。

普通のトイガンと考えるなら★★★かと。

初速や集弾性について

4点（良い）

2019年にVSRのGスペとチャージャーを買い、両方の箱出し状態を打ち比べた所感では初速はVSRGスペに軍配があがり、集弾性はチャージャーに軍配があがると思ってます。

尚、両方HOPを適切にかけているほうが初速が出るタイプです。

VSRGスペは箱出しで法定ギリの初速（0.9J）、チャージャーは0.8Jが目安で個体差はほぼないと思います。

集弾性は正確な電子ターゲット、無風での確認ではないのですが、どちらも優秀です。ただ、VSRは横チリ、チャージャーは縦チリが少し気になります。

個人としては、箱出しでサバゲーでマンターゲットに当てる場合はチャージャーのほうがいいです。

剛性について

3点（普通）

プラ製なんで普通です。外装上では、集弾に関わる場所のガタはないです。
※内部のバレルやチャンバー周辺は少しテープ補強は必要。

尚、レシーバー部分のグラスファイバー入プラは、ネジを締め込むと割れやすい性質のようです。

実は自分の所持銃はすでにネジ穴部分の裏側（グリップ上部）が一箇所割れてます。金属製フレームと同じ感覚で締め込むと危ないです。

持ち運びやすさ（重さについて）

4点（良い）

横幅は細く、軽い（約2.1kg）ので持ち運びは苦になりません。
ソードオフならさらに軽い（約1.3kg）です。

取り回しの良さ（全長について）

4点（良い）

チャージャーはCA870シリーズの中では長めなほうで、ストック縮小時で66cmでした。ストック展開時は77cm。

P90のサイレンサーをつけて、ストックを最長にすると96cmとだいぶ長くなります。それでもVSRのサイレンサーなしと互角です。

ただ、ストックがないとヤダ!って人以外はチャージャーでなくソードオフかポリスがいいと思います。ソードオフなら★★★★★ですね。

カスタムについて

3点（普通）

外装とかは、電動M4、AKとかに比べれば選択肢は少ないですが、専用品や海外製品コピーの流用（S&Tとか）ができるので、そんなに困らないかな。

内部カスタムについては、あんまりいらないです。

あと、よく「この銃は〇〇に交換すれば充分」って話、よくありますよね。
例として、「マルイのパッキンに変えれば充分」とか。

で、CA870は「ノンばいーんに変えれば充分」です。
フィールドの喫煙所の雑談で、一期一会した三名のCA870使いが、皆同じ事を言ってました。。。

ノンばいーんに変えて、パッキンをシールテープで気密取り（バレルのブレ抑制効果もあります）するだけで飛距離も集弾性もばっちりなスナイパーライフルの出来上がりです。

ま、あとはサイトですね。なんせデフォだとアイアンサイトもないので。

個人的なおすすめパーツは、下記です。

【ぜひ入れたい】
・アングス：ノンばいーん!!
※屋外使用：0.9J版、インドア使用：0.8J版

【必要なら追加】
・KM企画：CA870/M1100 逆ネジ　サイレンサーアタプター
・ARMY FORCE x SP：M870用　集光サイト
・戦民思想：マウントベースマルゼン CA870 用（に同梱されているネジ穴あけツール）

マウントレールはチャージャーにも一応あるんですが、正直ストックから近く、横幅がなく、ストックとの高さの差もあるので使いにくい。

ただ、戦民思想のマウントベース、実はVSRの純正レールのネジ穴を加工しただけのブツです。VSRの純正レールは、あんまり精度がよくなく載せたい光学機器やハイマウントベースがつかない事があるので、その場合はサードパーティのVSR用レールを使う（ネジ穴のタップ切は必要）のがよいと思います。
※タップは戦民思想のレールに同梱されているツールでなんとかなります。

ゲームでの使用感

4点（良い）

ショットガンなら、黒装備で突撃が華!!

といきたいところですが、まあスナイパーライフルですね。なんでサイレンサーつけて、遠距離から狙いすました一撃が一番よい運用だと思います。

芋るのではなく、アタッカーについていってクロスファイアを意識しつつ、ちらりと見えた遠距離の敵を仕留めるが楽しい銃です。

自分のチャージャーは、0.9Jのノンばいーん追加と、自作のエアブレーキをいれて0.28gでMAX81m/s後半になるように調整してます。HOPまわりはノーマルです。
弾道の伸びもよく、0.28弾で飛距離勝負なら大抵の電動ガンには負けません。
※チャージャーを導入してから、相手の弾が手前に落ちる距離感でも、応射して仕留められるケースが増加しました。

使用上の注意点は、マガジンにフルロードしたら1発ぬいておかないと、たまにうまくコッキングできない事があります。
また、普通のハイマンウント状態の光学機器でも、フルフェイスマスクだと頬付けしにくいです。
あとは匍匐状態でコッキングがしにくい点でしょうか。

長文となりましたが、スナイパーはボルトアクションじゃなきゃ駄目、という人以外なら、CA870系はコスパがいいお勧めの一丁です。